[ 01.diary ] 2012年02月03日
この頃
異様に仕事に集中できている。
先週の土曜日から、昨日までの6日間で、
洋服の絵を93型描き上げた。
これはmerph3シーズン分に相当する。
そのうち86型はシュレッダーに食わせたり、破いて捨てたりした。
いつも使っているクロッキーブックがもうすぐ終わってしまう。
烏丸丸太町まで買いに行かなくちゃ行けない。
まだまだ描けそうだから、明日、買いに行こうと思う。

昨日の周年、特に知らせもしていなかったのに、
友人のバーから洒落た贈り物がマグナムサイズで届いた。
先日飲みに行った時にぽろっとつぶやいただけだが、
それを気に留めてくれていたんだ。
そういうところ、見習おうと思う。

その後、いつも旨いビステッカを食べさせてもらっている、
お向かいの『イル カント デル マッジョ』の田村さんがご夫婦で来てくれたり、
昔のバンド仲間の晶が一緒に創っている曲の打ち合わせに来たり。
静かながら、今の心境にばっちり合った創立記念日を過ごせた。
店番をするたびに、
22坪の広い店をまるで自分の部屋の様に占領し、
ギターを弾いて珈琲飲んで、
顧客さん、一見さん、友人、社員ごちゃ混ぜでゆっくり過ごさせてもらっている。
今日も店番。
朝一番から好みの生地のサンプルが届き、機嫌もいい。
昨日の様な吹雪もない。
大好きな冬の陽射しがもう入らなくなってしまったのは悲しいが、
iTune から久しぶりに the ARROWS のインディー時代のアルバムをかけている。
『ブリブラ』を聴いて、
名古屋から東京の僕の部屋に弟が自転車でやって来た日の事を思い出している。
あれからもう10年以上経つ。
『理屈っぽい和製ギャラガー兄弟』と呼ばれたのが懐かしい。
今、あいつはアルバムを創っている最中らしい。
来週東京で会えたらいいが、忙しいだろうか。
連絡してみる事にする。
[ 01.diary ] 2012年02月02日
7回目の創立記念日
本日、2月2日、
有限会社Sanctumは7周年を迎えた。
2005年2月2日に始まった手探りの制作と不安だらけの会社運営。
上手く行く方法を勉強してから始めるのではなく、
問題にとりあえずぶち当たってから、
自分でどうして行くかを考えて、
がむしゃらにやって来た7年間だった。
始めたときは18坪の事務所にたった一人で閉じこもり、
ただひたすらに洋服をデザインして、
店頭で必死に自分の服をプレゼンした。
現在、我が社には2人に社員が居て、
一人でやっていた頃の仕事の大半を二人がやってくれている。
最後まで問題だった店頭の運営も、
ようやく大方手放しで問題なく廻る様になって来た。
そうなれば、僕を含め、この3人でこれからどうして行くか、
その答えは簡単で、おそらく、全員が同じ答えを出していたと思う。
年末から、そのために会社は慌ただしくなって来ている。
個人的な事だが、
僕の人生で最も関わりの深い数字が2と8である。
誕生に関する数字はすべて2が絡む。
会社、店、家族、スタッフ、そのすべての誕生日に2がついている。
そして、僕が最も活躍する時、8が絡んで来る。
今まで背負った背番号はすべて8。
今年は8年目。
それならば、誕生に関わる2を創り出せば、大きな成功を導くのかも。。
しれない。
そうあってほしいと思う。
今日は記念すべきはじまりの日。
だから、一日を僕にとって一番重要な仕事をしていたいと思った。
つまり、今日は、店番。
雪が舞う極寒の京都市中京区堀之上町。
陽射しの具合と店に並ぶ作品だけは既に春真っ盛り。
心地の良い空間で先ほど1杯目の珈琲を飲み終えた。
でも7年間の思い出に浸る暇など無い。
頭の中はこれからの野望で満ちていて、
油断をすると酷く鋭い目つきで一点をにらんでいたりする。
その成果、最近僕の店番の日に来客が少ない。。
書き始めに降っていた雪は今はやんでいる。
大事な1日目。
楽しんで過ごしたい。
[ 01.diary ] 2012年02月01日
第8期 始めます
本日より、有限会社Sanctum、第8期の開始となります。
関係各位、顧客様方にはこれまで、多大なご協力を頂きました。
本年度も、我々有限会社Sanctumを宜しくお願い致します。
そして、明日は会社の創立記念日です。
7周年を迎える我が社は、今、大きな挑戦に向かっております。
洋服のメーカーが通常目指す方向に背を向けて、
商売のセオリーに背を向けて、
向かい風に真正面からぶつかって、
それでいながら、『風が気持ちいい』とつぶやいています。
3人の小さな会社ですが、
魅力的な行動でまわりの方々の厚意に応えて行きたいと、
そう、考えています。
わたくし、個人としましても、
ここ最近、大きな心境の変化があり、
毎日、自然に仕事に集中できる状態になりました。
フワフワとしていた部分が形を成し、
しっかりと有るべきところに落ち着いたような気がします。
こうなると、次々とアイデアが浮かび、
毎日ひたすら絵を描き続ける事が出来ます。
今、非常に楽しく穏やかに仕事をしています。
merphと共に始まった弊社の第8期、
ここをご覧になる皆様に、
厳しくも温かく見守って頂き、
我々の活動が、一瞬でも皆様に楽しい瞬間を創り事が出来たら。
そう思います。
本年度もどうぞ、宜しくお願い致します。
[ 01.diary ] 2012年01月25日
依然、迷宮の中

昨日から続く、生地ラビリンス。
全然ピンと来ないまま今日も午後がやって来た。
優しい陽射しのこぼれる事務所で、
一人、悶々と机に向かっている。
秋冬の生地はどれも魅力的で、
春夏と迷う原因が逆になる。
加工をあまり好まない僕にとって、織り、編み、糸のポテンシャルが重要となる。
それをどのデザインに当てはめて行くか。
最初にある程度の目星をつけてからデザインはするのだが、
描き上がり、頭の中にそのCGが上がると、
たいてい当初の生地から変わってしまう。
今夏もその心変わりにより、迷宮に深く迷い込む結果となった。
それでも、楽しいのは秋冬だからだ。
今日は、じっくり考えてみる。
そして、そして、ようやく店が春の装いとなって来たが、
皆さん、ご来店いただけただろうか。
今年の春は少し明るい色使いも増やした。
コーディネートもしやすい様にパンツのカラーや、
中に使えるカットソーの色合いもコートに合わせている。
そのせいか、お客さん達が店頭でいろいろ着替えているのを見かける。
これからもっと選択肢が増え、楽しんでもらえるとうれしい。
迷子
生地を悩んでいる。
まだ見つかっていないもの有るが、
結構いい物が揃っているから、何とかなると思ったのだが。
甘くはない。
デザインはほぼ上がっている。
merphに関して。
animaはこれからだ。
秋冬はやはり気合いが入る。
merphとしての初めての秋冬。
どうしても肩に力が入ってしまう。
おかげで肩こりも半端なものではない。
今日もひたすら生地を睨みつけ、
時々デザインの正書を描き上げ、
気が変わり、気が迷い。
結局、今まで決めていた生地を取り下げただけ。
生地未定が2品番増えてしまった。
家に帰っても、ソファに座り、今(2:23)まで悩んではみたものの、
やはりだめなものはだめ。
そろそろ息子の隣に潜り込んで、眠る事にする。
あと5時間もするといつもの暴行が始まり起こされる。
そしたら新しいアイデアも浮かぶかもしれないし。
おやすみなさい。
[ 01.diary ] 2012年01月18日
MR3003
チノパンを創った。
極、普通の何の変哲も無い着用シルウェットの。
生地もドンズバ、何の変哲も無いチノクロスを使って。
ただし、何もかもが変哲の、異常な方法によって。



このMR3003、本来有るはずのモノが、無い。
写真の2枚目と3枚目を良くご覧頂きたい。
バックセンターとサイドに、裁断が、無い。
つまり、このパンツは股の一部を除いて、1枚のパーツで創られている。
ポケットもダーツを利用している。
腰裏の身返しも、折り紙の様に織って作っている。
148cm幅のダブル反にめいいっぱい広がった銀杏の葉っぱの様なパーツを、
ロールして、折り紙の様に折り返してこのパンツは出来ている。
その上で、着用姿は、ただのチノパンなのだ。
それを無駄だと言う人も居るだろう。
でも、僕らにはこれを創る技術と、発想と、遊び心が有る。
なんせ、これを創っていて、猛烈に楽しかった。
merphはこう言う事もやる。
それを楽しんでいる。
それが誰にも求められないのなら、
僕は洋服を創るのをやめれば良いだけだ。
ただ、今は、これを楽しんでくれる人が、
僕が洋服を創り続けて行くのに、十分なだけ、まわりに居る。
[ 01.diary ] 2012年01月13日
眠気を切り裂け
打ち合わせと接客を繰り返す怒濤の1週間が終わろうとしている。
今週は、すごかった。。
正月の怠けた眠気眼を刺激的な出来事が切り裂いた。
どんどん進む野望計画。
当初描き上げた計画書とは、もう似ても似つかない壮大な物になっている。
僕がやる気になっただけではなく、
関係各所の担当者様達皆様が、僕のギラギラに汚染されて、
この停滞感しか漂わない世の中のナニガシを、
なんとか突き動かそうとしてくれている。
野心の伝染は、凄まじく速い。
今後も次から次へと感染させて行く。
さて、暫く新作の話しもせず、飲んだくれておりましたが、
いきましょう新作発表。
店頭と一部の卸先で絶好調。
merph 3way totebag
詳しくは吉川店長のweblogを。

このどでかいトートバッグがトランスフォーム。

こうなります。
他にもショルダーになったりしちゃう。
どうぞ、ご覧あれ。
[ 01.diary ] 2012年01月12日
寒暖激しいこの頃

こうも寒くなったり、暖かくなったりされると、
ギターのチューニングも狂いっぱなし。
今日の仕事はまず、ギターのチューニングから始まった。
整ったところでredioheadを弾いて珈琲を飲んでいる。
それにしても、気持ちがいいこの空間。
いっそ喫茶店にでもしてしまおうか。
そう思うほどだ。
おいしい珈琲と名物のナポリタン。
それだけ有れば、僕なら週に3回は通う。
儲かりはしないだろうが、
僕にしか出来ない事をいつかやりたいと思っている。
寒暖の影響は僕の鼻にも問題を起こしている。
昨日の夜から親子揃って鼻をずるずる鳴らしている。
熱など出す分けにはいかない超多忙期間。
今夜は温かい物を。
皆様も風邪にはご注意を。
[ 01.diary ] 2012年01月11日
office cassowary
吉川店長は『実家に帰らして頂きます』と、
言い残し、9日から神奈川へ。
その間、cassowaryは僕が店番。
土曜日に戻るそうだが、
それまでにいい子が見つかったら再び吉川がここに立つ事は無いだろう。
嘘。多分。

僕がcassowaryに居ると、どうしてもこうなる。
今日も次から次へと関係各所から資料が届き、
それを見ながらほんわかしている頭の中のアイデアを、
ビシバシと具体的にして、関係各所に電話する繰り返し。
混乱を避けるために、それを文章なり、資料に起こして行くのだが、
一つ終わらぬ間に次のアイデアが浮かんで全部が中途半端な状態。
要するにいつもの調子で制作の準備を進めている。
この時期の制作はややこしい。
2月に開催する夏の展示会用のサンプルと、
4月の大一番、秋冬のサンプルを同時進行しなくちゃ行けない。
だから、麻のスワッチとカシミヤのスワッチがぐちゃぐちゃに置いてあり、
絵型も気をつけないとどれがどれだか分からなくなる。
夏展に向けた打ち合わせが急務だが、
どうしてもそれを夜飲みながらと考える悪い癖が出てしまい、
『夕方以降でお願いします。それで、その後、いつもの、あそこへ。。』
と、こうなる。
新年会と称して既に何度も急遽飲みに行っているから、
最近は少し気をつけている。
飲む量は控えめ。
とはいえ、僕にしてはという枕詞がつくのだが。
とりあえず、まとめると、すごく楽しくやれていると言う事だ。
今日は今のところ静かなcassowary。
そろそろ春物への模様替えをしなくちゃいけないようだ。
お客さんからは早くしろという鋭い眼光をちょうだいしているし、
ちょっと売り場の整理をして、
取り急ぎ、届いているもので上手く飾ってみようと思う。
吉川店長の留守は今日を入れてあと3日。
ボスがご帰還されてお褒めいただける様、
いつもボスがやらないストックの整理、売り場とトイレの掃除、
それからレイアウトのチェンジをやっておこうと思う。
副店長は大変である。
[ 01.diary ] 2012年01月10日
打ち合わせの火曜日
1月10日。
周りで商売繁盛を祈願しに行く声が聞こえるが、
僕は人ごみが嫌いだから、いかない。
否、いけない。
今日も店番をしながら、朝から様々な打ち合わせと週明け業務に励んでいる。
最も大きな面談を先ほど終え、進撃の大号令を聞いた。
いよいよ加速する2012年の大改革。
まずは、段取りを組んで行かなくちゃならん。
2月、展示会も有れば自分自身を含め、社員個人個人も非常に忙しい時期に入る。
この時期に大事をするならば、そのXデーの前に準備を細かくしなくちゃいけない。
それから、自転車だ。
ぼろぼろのルイガノ、そろそろ吉川に譲って、
新しく友人に作ってもらおうかと思う。
真っ黒の戦車みたいなのを希望している。
来月から有限会社Sanctumは第8期に入る。
8は僕の重要な数字だ。
人生で今まで背負った背番号は、
野球、サッカー、バレーすべて8。
去年、totoBIGを8口買いにしてから3回も当選した。
総額、12,000円ですが。
根拠の無い数字の勝負は必ず8を選ぶ。
そして勝負に出るなら、やはり、8年目だ。
いろいろなものが揃った気がする。
5年でやろうと思っていたのは甘かった。
あれからもう3年がんばってみて思う。
今がその時だと。
無茶な挑戦ではなく、発展への重要な一手である。
今まで確実だと思っていた事はすべて不安定で、
そして、その原因は僕が思っていた通りのもので、
だから、僕はこれからの事を真剣に考えて、悩んで、
結論、未完成の吉川の修練に時間を費やした。
去年の秋、一度は崩壊するかと思ったその積み重ねが、
ギリギリのところで踏みとどまり、
厳しい冬を常夏の様に明るく過ごして、
挑戦の進撃の決意を僕に固めさせてくれた。
僕のやっている事はだいたい世の中の成功論の真逆を行く。
ところがいざやってみると、それは奇策ではなく、正攻法だった。
基盤は道徳と努力。
世の中の当たり前は差別と手抜き。
口では僕を理解していると言う人々のほとんどが、そのつもりなだけ。
本当に理解している人間は、誰か、とうの昔に分かっている。
その数が少ないのは、大した問題じゃない。
1月10日、神様に商売繁盛を頼むよりも、
いつもより1時間早く店を開けて、
cassowaryで大事な仲間とお客さんを待つ事にした。
弟の親友の名古屋の老舗うなぎは、
土用の丑の日、店を閉め、うなぎの供養にお参りするそうだ。
それ、かっこいいじゃないか。
僕の成功の守り神は回りに沢山要るから、
神様にはまた別の事を祈る事にした。
『神様、先日のあの件、どうぞ、よろしく。』
[ 01.diary ] 2012年01月09日
merph

長らく、多くの方にご着用いただいて参りましたlaluの制作が、
昨シーズンを持って終了致しました。
そして、今シーズンより、merphと冠した新しい制作を始めます。
この名前はインドヨーロパ語族の言語の源となる、
印欧祖語の中から探し出し、付けた名前です。
7年間に渡るlaluの制作結果、自分が何に一番拘っているかを考え、
それがフォルムである事を確認し、
フォルム、つまり、形を作る事を最重要、最優先する洋服創りを目指そうと思い、
印欧祖語で『形を成す』という言葉の源となったmerphを冠しました。
この世のすべての物体に付加されている形。
僕には、そこに理由のあるものはやはり美しく、
その美しいものをただ模したものは歪に見えます。
僕の洋服創りは己の頭の中に浮かんだ美しい形を具現化する作業です。
と、いろいろ言っては見ましたが、
実のところ、どうでもいい事です。
一番大事な事は、それがかっこいいと思ってもらえるかどうか。
レーベルの名前など、取引する上で呼び名が無いと困るから付けているだけです。
本当は名前など付けたくないのですが、そうも行かないから。
僕が創った服である事より、それを買った人が着る服である事が重要だと思います。
レーベルの名前や、それを創った人の経歴や活動をクローズアップしてもしょうがない。
僕は洋服をこだわりを持って創る。
お客さんはこだわりを持って自分の服を探す。
その接点が加熱するか冷却されるか。
ただ、それだけだと思います。
新レーベル"merph"そんなスタンスでこれからやって行きます。
お時間有れば、見つめに来てください。
現状、8品番、揃っています。
[ 01.diary ] 2012年01月08日
2つの打ち合わせ
比較的暖かかった昨日に比べ、
今日は、冷える。
最低気温が−1℃だったとか。
膝がじりじりと痛む。

その、比較的暖かかった昨日、
僕は2つの打ち合わせをして来た。
まずは、吉川とHPのリニューアルに関するもの。
この打ち合わせ、吉川が我が社に入って、初めてのまともな、彼発信の打ち合わせだ。
何にもできず、毎日叱責されるだけだった彼も2年半経ち、
こんなまともな打ち合わせが出来る様になった。
僕は、思う。
人間諦めずに日々、地道に何かを続ければ、必ず、それが出来る様になる。
吉川を見て、東北の復興を確信した。

そして、その後、とある業者と車でとある場所へ向かった。
そこで見たのはくっきり、はっきりと空にかかる虹。
まるで僕がそこを訪れるのを歓迎してくれているかのようだと、
都合良く、極前向きにとらえ、気持ちはほぼ固まった。
世は三連休。
もうすぐ新成人の倍スコアになる元青年は、
今年の野望をものすごいスピードで進撃させている。
まだまだ乗り越えるべき課題がたくさんあるが、
なんとか、年末から使える脳細胞のほとんどへ伝達してしまったこの野望を、
妄想から構想に変え、暴走から好走に変えて行きたい。
さくらのつぼみがほのかに膨らみ始める頃、
僕の野望が公表できる様に。
日々、ただ、出来る限りの事をやって行く。
眠る間を惜しんで、眼球がぐりぐりと痛むのを我慢して、
資料を創り、新作を創り、
打ち合わせに西へ飛び、展示会に東へ飛ぶ。
体力には自信が無い。
機動力にも自信が無い。
でも、妄想力と構成力には絶対的な自信を持っている。
そんな自分のやるべき事は、
どっしりと構えて、
自分たちを守る環境を作り上げる事だと思う。
これから10年先、今と同じく好き勝手やっていられる様に、
何もしてくれない世の中に愚痴をたれる前に、
どうにかしていける、小さな世の中を自分で作り上げる。
しんどいが、こんなに楽しい遊びは、無い。
[ 01.diary ] 2012年01月06日
運気
2、3年前に一度あったかな。
いきなり何もかもが上手く行き出して、
毎日が興奮と悦楽にみちて、朝が待ち遠しくなった事が。
2012年、暇人の間では人類滅亡説が騒がれる中、
来年やその向こうの夢を見ている僕がここに居る。
どっちが不毛か、そのうち、分かる。
良い知らせばかり届く2012年1月6日。
今日も僕は店番だ。
昨日はいろいろなところからなつかし顔がのぞいてくれて、
極めつけは神戸の年の離れた従姉妹が突然彼氏と店にやって来た。
店番じゃなかったら飯に連れて行けたのに残念だ。
そんな昨日の反動か、今日は静かだ。
今、一通り興奮からさめ、珈琲を入れたところ。
4時を過ぎたし、ここからいつも来客が続く。
それまで少し休憩だ。
軽く二日酔いの内蔵に、珈琲が染み渡る。
最近、本当に楽しい。
今月で有限会社Sanctumの第7期が終了する。
7年間の積み重ね、吉川と取り組んだcassowaryの構築、
いろいろな事が突如かみ合い始めたと感じる。
昨年の9月くらいからか、ずっと聞こえていた歪んだ音が小さくなり、
11月その音は気にならないくらい小さくなり、
12月、遂にその音が消えた。
そして迎えた2012年。
驚くほど滑らかに歯車が廻り出した。
16年前、憧れの人の下で働き始め、
洋服の世界の様々な物語を見て来た。
どん底も見たし、雲の上にも行って来た。
そのなかで、自分がやりたい事がようやく出来る様になって来たと感じる。
おそらく、多くの人には強がりに聞こえる様な事かもしれないが、
僕の服の制作に関わらない人、
それを着ない人に何を言われよが、もう、気にならない。
ずいぶん気持ちは晴れやかで、
心は何かに守られている様に感じられる。
こうなれば、こっちのもんだ。
しっかりとじっくりと。
迷わず勇気を持って。
失敗も糧。
さぁ、今年は、やってやるぞ。
[ 01.diary ] 2012年01月05日
店番初め

いい天気だ。
時々雪がちらつくが、陽射しは長く、まぶしくて、
慌ただしかった年末年始の心の疲れが少しだけ和らいだ。

この長い影も、これから次第に短くなって行く。
大嫌いな春が来て、憎き夏がやって来る。
夏が無ければ春を嫌いにもならなかっただろうが、
夏が来る事を日々憂鬱に思ううちに、春まで嫌いになった。
ただし、仕事はこれから楽しくなる。
4月の展示会に向けて続々とサンプルが上がり、
一年で最も興奮する期間に入る。
今年も前年を超える興奮を連発できる事を願う。
今日から関係各所も動き始めたようで、
朝からメールが沢山来ている。
店にも開店直後から来客が続き、
あっという間に2時になった。
明日も店番。
今日明日、吉川店長に怒られない売上をしっかりあげなくてはならない。
がんばろう。
[ 01.diary ] 2012年01月04日
初詣

今日は一人、会社の繁栄を祈願しに、
我が京都の守り神、上賀茂神社へ初詣。
大学時代はここからスクールバスが出ていた。
何にかを願うためではなく、時間をつぶすためにくぐっていた大鳥居。
いろいろな思い出が吹き出す呼び水の様なランドマーク。

今年は辰年。
ドラゴンズの年。
辰年は過去何度も景気を回復して来たらしい。
会社、家、友人の安産、そして不運が人の形をした吉川の八方厄除のお守りを買い、
毎年恒例のおみくじをひいてみた。
結果は。
『大吉』
転居よし、事業隆昌、恋愛成就に待ち人来て勝負に勝つ。
この上ない運気にのり、人生が一気に開けて行くそうな。
これをよりどころに、今年は勝負に出ると、会社の会議で決まった。

その後もう一つの初詣。
我が聖地フォーンヴィエット。

上賀茂は猛吹雪、ちょっと軽装で行ってしまったため、
体の心から冷えたので、まず、フォーからスタート。
優しいスープで体温を取り戻し、
そこからはいつもの黒ラベルを次から次へと。
今年もこの店には相当にお世話になる事だろう。
明日からは私が2日間店番。
今年初のcassowary副店長業務。
土佐鶴を振る舞いながら、ゆっくり、じっくり、行きましょう。
お待ちしています。
2012年 始動
本日より、有限会社Sanctum、本格始動です。
関係各位、本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、本年の私の目標を3つの四字熟語で表してみました。
不羈奔放
何者にも縛られず、自由な洋服創りを目指します。
cassowaryの力が次第に、その態度を強くさせてくれる事と思います。
世の中の風潮や流行、景気に惑わされず、
我が頭の中に浮かぶ洋服を、好き勝手に制作して行きたいと思います。
士魂商才
その昔百貨店で教え込まれたへりくだる商売根性ではなく、
義を通す武士の心を持ちながら、
その上で、独自の商売の才覚を展開して行きたいと思います。
現状徐々にそれが完成しつつ有ります。
このスタンスは、誠実に関わる人々が誰も不幸になりません。
ただし、よこしまに関わる人は我々を悪く言うでしょう。
願ったり叶ったりです。
敵を増やしてもかまいません。
それ以上に味方が増えますので。
改過自新
そうは言えど、私もその大事な味方に多大な迷惑をかけてきました。
そのほとんどが自分の注意不足、
そして、準備不足が故。
これを改め、自分の糧にして行きます。
それにより、周りに居る味方に少しでも幸福を味わって頂ける様にと。
以上の3つの灯火を常にこの小さな事務所に灯し、
2012年を突き進んで参ります。
その進む方向は北方。
具体的な行動目的として、
北方進撃を掲げ、今年を実りの年として、
明くる2013年を豊かな果実の収穫の年とします。
無理をして、誰にでも都合の良い存在になる気はございません。
ただし!
我々を大事に思ってくれる方々、
我々の洋服を必要としてくれる方々に対し、
全力で応えて行きたいと、そう思っております。
本年もどうぞ、宜しくお願い致します。
[ 01.diary ] 2012年01月03日
描き初め

明日からのつもりだったんのだが、
気分が乗って来たので、
一人事務所にこもり、絵を描き始めた。
打ち合わせはしたのに、まだ描いていないのが一つあったから、
明日からの周りの始動に先手を打とうと思い、自宅を飛び出した。
寒い冬の空気が非常に心地よく、
正月である事も忘れる様な日常の風景を通り過ぎて、
珈琲を入れ、少しギターを弾いてから、机に向かった。
その間、いろいろと連絡が入り、仕事が中断。

やって来たのは書家の川尾朋子。
こいつももう親戚みたいなもんだから、
正月は会っとかなきゃならん。
そこを自分から出向いてくれて手間が省けた。
それに粋なつまみを下げて来たとなれば、
冷蔵庫の黒ラベルと、
散々並び並んだ日本酒のストックで飲み会の始まりだ。
でも、これぞ正月だ。
静かな事務所が少しにぎやかになり、
今年もまた多くのお仲間様のご加護のもと、
僕は不羈奔放よろしく、好き勝手に洋服を創って行く。
どんなときでも、我々に魅力が有れば人は集まるはず。
逆に言えば、どんな状況でも、人が集まらないのはすべて自分のせい。
それを時代や地域、気候のせいにするのは武士の末裔のする行為に有らずだ。
そんな事したら実家の物置で錆びている銘刀村正が泣いて更に錆びる。
どうせ錆びるなら潔く己の腹を切った血しぶきで。
そのくらいの覚悟で、今年も図太く、目立たず突っ走りましょう。
初売り
本日(1月2日)からcassowaryは営業再開。
私は本日、正月行事に奔走。
店頭に顔が出せなかったが、
早速たくさんのなじみのお名前が日報で報告があり、
うれしい初日を迎える事ができた。
今年もよろしくどうぞ。

今年の正月は良い出汁がとれた。
京都では雑煮は白みそなのだが、
一度食べて完全に体がうけつけず、
我が家では名古屋の実家スタイルで。
本当は名古屋コーチンの出汁をプラスするところだが、
今回はカツオだしのみで。
初売りから上々の滑り出し、
雑煮も良い出汁、がとれたので、今年もきっと良い年になるだろうと、信じる。
店頭にはこっそり春物、つまり、merphが届き始めている。
うれしい事に、既に何人にも問い合わせを頂き、
全く持って心強い限りである。
今月はmerphの入荷ラッシュ。
ご期待いただきたい。
明日(1月3日)は少し店頭に顔を出せるかと思う。
お時間ございますれば、ぜひ。
[ 01.diary ] 2012年01月01日
恭賀新年2012
皆様、明けましておめでとうございます。
2011年は大きな災害に伴い、
少なからず、僕らもその影響を受けました。
それでも、被災もしていない僕らが、ただ体裁ばかりの行動を起こすよりも、
自分たちの日常を、今まで以上に本気で過ごす事が一番の行動と思い、
洋服を一生懸命制作し、
店頭を訪れてくれる人々に真剣に向かい合う様にして参りました。
そうやって全力で過ごした2011年は、
僕らが思っても見ない大きな成果を上げました。
僕らは洋服を創る会社をしています。
それ以上の事は出来ないし、それ以下の事もしてはいけません。
それをしっかりと受け止めさせられた一年でした。
そして迎えた2012年、僕らはその根本をしっかりと意識しつつ、
より楽しく、より厳しく、一日一日を過ごして行こうと思います。
やるべき事は、毎日を全力で楽しみ、全力で苦しむ事だと思っています。
口だけで何かを成し遂げたり、
何かを動かしたりしているつもりの人間ほどみっともないものは有りません。
それなら、当たって砕けて地面を這いつくばる方がよほど誇らしい。
僕らはそういう信念の元、本年を来年の昨日、
つまり、今年の大晦日にまたしても大きなガッツポーズで迎えたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。
新年は1月2日より営業致します。
皆様のご来店、心より、お待ち申し上げます。
[ 01.diary ] 2011年12月30日
盛大に、2011年を忘れてやりました。
いよいよ、本日で表向きには有限会社Sanctumも営業を終了。
昨日は今年、本当にいろいろと世話になった福松と共に、
合同忘年会を開催。
昨年の忘年会もそうだったが、
今年で2年連続、僕と福松の近松君コンビでのキッチンサンクタム開業。

13:57に職場を放棄した私は、錦市場、大丸、ヤマヤと駆け巡り、
食材を手配して、福松になだれ込んだ。
この日は洋食を。という約束のもと、
僕は次から次へとパスタを制作。

これが一番人気のカルボナーラ。
クリームを使わず、2種類のハードチーズをけずり、
卵黄と黒こしょうとベーコンで仕上げる、原始カルボナーラ。
これならクリームの嫌いな僕でも、いける。
旨かった。

こちらは福松の女将さん、ユリちゃんからのリクエスト、アラビアータ。
ペンネの在庫が薄かったので、スパゲッティーにて制作。
これも上出来。
他には海老の頭を蜂蜜で炒めて作ったアメリケーヌソースのパスタに、
水ダコとトマトとバジルの冷製フェデリーニも上出来。
その他チキンのトマト煮込み、胸肉のミラノカツレツにオムライス。
楽しすぎた。

集まった仲間も両店舗の家族の様な連中ばかり。
こたつも設置し、お酒はずんずん進み、
和やかな、あたたかな忘年会となった。
まさに、『プレミアム』

来年もまた、最後に笑っていられる様に、
野望と責任をしっかりと達成して行きたい。
今年弊社Sanctum、そして、牙城、cassowaryに関わってくれたすべての人に、
大きな感謝を伝えたい。
洋服業界が苦痛に顔をしかめるこの時代に、
直営店でガッツポーズを毎日出来る事は、普通じゃない。
きれいごとは言いたくないが、
それに報いるにはより楽しい洋服を創って行く事だと思っている。
来年も、その次も、またその次も。
ずっと洋服を創って行く事と、
それを創る僕らの周りに、すばらしい環境が作り上げられる事を祈っている。
2012年は明後日だ。
どうぞ、来年も宜しくお願いします。
楽しい一年にしましょう。
そして、良い年の瀬をお過ごし下さい。
皆さん、有り難うございました。
有限会社Sanctum 坂井真吾
[ 01.diary ] 2011年12月28日
撃ち初めにして撃ち納め

昨日は、テニス経験者を集めて今年初にして、最後のテニス。
集めたと言っても、3人。
15:00〜17:00の2時間はなかなか過ぎず、
最初に音を上げたのは15:37。
少し休んで再びコートに戻る時にはからだは既にバッキバキ。
運動不足。。
それでも張り切ってサーブを撃ちまくって、
本日は、右腕が使いものにならず。
久しぶりだったが、サーブがやたらと入って楽しかった。
自慢の推定180km/hのフラットサーブも決まり、
清々しく今年最後のテニスを堪能した。
しかし、ここからが悪い癖だ。
久しぶりのカロリー大量消費を反古にする大量ビール摂取。
近くに最近見つけた絶品おでん屋が有るから仕方がない。
最近、彼氏かと思うほど一緒に居るベトナム大将を呼び出し、
嫁と蒼麻も合流して、楽しく忘年会を過ごしてしまった。
来年からは、月に5、6回ペースで続けたいと思う。

ちなみに、昨日、テニスする際、これを着た。
ストレッチ防水撥水透湿素材の新型ストームブレイカー。
運動を妨げないパターンと軽い着用感、スポーツに最適。
そして、そのまま飲みに行っても差し支え無し。
事務所には届いておりますが、まだ店頭には出しておりませんので、
興味を持って頂きましたら、お声がけください。
本日は休肝日。
明日は福松との合同忘年会。
今年の年末暴飲宴も明日で最後。
明後日からは自宅で年末年始を迎える準備。
今年のおせちはもちろん、福松。
楽しみだ。
cassowaryは30日までは確実に営業します。
31日は未定。
ありがたい事に、年末年始は帰省のついでにご来店を希望される方が多く、
出来る限り、ご希望にお応えしたいと考えています。
本当は29日で仕事納めにする予定でしたが、
求められる事に喜びを感じ、30日は開ける事にしました。
31日もご希望が有れば迷わず、開けます。
どちらにしろ、昼から飲んでいるだけの大晦日。
家で飲んでも、店で飲んでも一緒。
ご連絡、お待ちしてます。
[ 01.diary ] 2011年12月27日
有限会社Sanctum2011年反省会
今年はトスカーナに縁がある。
ゴージャスなムートンもしっとりしたレザーライダースも、
共にトスカーナからやって来た。
どちらもとんでもなく極上の仕上がりだった。
ものすごく満足している。
そして、事務所のお向かいにもトスカーナ。

OSTERIA IL CANTO DEL MAGGIO。
500gのビステッカ。
迫力満点である。
僕は霜降りの肉が嫌いだ。
脂っこいし、やたら高いし。
マグロもとろは好きじゃない。
刺身は青い物が好きだ。
そんな僕にとってこの赤身の肉はたまらない。
奥歯でがしがし噛みながら、ワインを流し込む。
男は赤身。
ちなみ吉川はこれを一人で平らげる。
昨夜は他にもいろいろ頼んだので、3人で500gだったが、
ヤツは言った『これくらいなら一人でいけますよ。』
本当に良く食らう。
それでも太らないのだ、あいつは。
毎度思う。
吉川は食った物と僕が教えた仕事がまったく身に付かない。
すぐにどこかに消えてしまうのだ。
昨夜も独自の解釈で会話に参加していた。
これも我が社の恒例だ。
来年、そんな吉川君の活躍が我が社の命運をにぎる。
だから、昨夜は肉を食わせて、それを約束させた。
2011年、出だしに試練が降り掛かったが、
終わってみれば秋冬の大躍進で昨年に追いついた。
この調子で来年、力を発揮できれば、
会社全体が幸福になる。
がんばろう、Sanctum。
これからも好き勝手洋服を創って行ける環境に居続けられる様に。
来年は毎月、このビステッカを食らえる様に。
[ 01.diary ] 2011年12月25日
独り立ち
最近、お店が僕の手を離れ始めている。
昔は僕が出勤しないと、なかなか売上も上がらなかったのだが、
ここのところ、僕は必要とされていないのではないかと感じる。
要するに、吉川がようやく、お客さんに受け入れてもらえる様になったという事か。
認めたくないが、そういう事なのかもしれない。
3つもレーベルをやって、
制作にかける時間が以前の倍以上になったせいで、
なかなか店番に廻れなかったここ数ヶ月。
その間にいろんなミスを繰り返し、
僕の怒号をさらりと受け流し、
一応、あんな素っ頓狂でも成長したんだなぁと、昨日ふと、そう思った。
吉川がこの店を完全にまかなえる様になったなら、
僕は次の手が打てる。
今まで、それを打ちたくても、店を任せられる人間がいなかったから、
結局僕がやるしかなくて、何年も野望は停滞していた。
今月、狙い通りの結果を出して、来月、同じくガッツポーズが出来たなら、
そうなれば、来年は楽しく忙しい1年になるだろう。
今日は12/25。
今年も今日を入れてあと7日。
気合いが溢れる吉川店長から、
30日も2〜7時まで店を開けましょう宣言も飛び出した事ですし、
年末の営業は12月30日までとさせて頂きます。
31日も、もしかすると2〜6時あたりで開けるかもしれませんが、
それは土壇場まで保留。
後日正式に発表致しますが、
とりあえず、30日の2〜7時までは吉川店長が皆様のご来店をお待ちしています。
ただし、前日、福松との合同忘年会なので、
先の12月1日の大阪怪獣&滋賀魔人、京都奇人に囲まれた宴会の翌日の様に、
体中の毛穴からアルコール臭を放ちながらの営業となりますので、ご勘弁を。
年末の帰省でご来店をご検討の顧客様、
お気軽にご来店の予告をメールなどで送ってください。
それ次第で、吉川と僕は店を開けます。
土佐鶴に菊水、カルヴァドス、ラガブーリン、メタクサ、
そしてお清めの黒ラベルを用意して、ご来訪をお待ち申し上げます。
ギターを弾いて、つまみを食いながら、一緒に飲みましょう。
ついでに、気に入った服がございますれば、どうぞ、お買い上げ下さいませ。
それでは、本日も張り切って、cassowaryで仕事します。
[ 01.diary ] 2011年12月23日
底冷えの部屋
強烈な底冷えがコンクリートの地面から突き上げて来る。
一年で一番太陽が低くなるこの時期から、
中京区堀之上町のcassowaryは、過酷な環境に突入する。
それでも、夏の蒸し暑さよりはずいぶんましだが。

そんな低くなった太陽からは、気温を奪う代償に、
氷の様なコンクリートに、このきれいな虹を突き刺して来る。
これをじっと見つめているだけで、少しだけ時間を忘れられる。
年末の雰囲気がまして来た街角は、
明日の下世話なイベントに向け、少し色めき立っている。
嫁からも、『蒼麻にクリスマスケーキを買って来てや!』
と、昨夜から強く要求されている。
息子は生後10ヶ月。もちろんキルフェボンのタルトなど、食えない。
ただ、僕は文句を言わず、明日、キルフェボンに並ぶ。
まるで、到底、そこには似つかわしくない、
黒ずくめの、メルヘンのかけらも持ち合わせない大男が、
番号札を渡され、少し暖房の暑さにしかめっ面をしながら、
自分の番号が呼ばれるのを、じっと、仁王立ちで待ち続けている事だろう。
それで、年末の忘年会に、笑顔で送り出して頂けるならば、
酒と料理の返り血を浴びて、
プラズマクラスターもお手上げの匂いを放ちながらこっそりベッドに入っても、
多少の苦情で済むならば、
買いましょう、キルフェボン。
並びましょう、キルフェボン。
あれ、予約しないと、無理か?ひょっとして。。。
という訳で、今から、リサーチ開始。
[ 01.diary ] 2011年12月22日
2012年の青写真。
冬至にして、我が父上、坂井義澄の誕生日。
そして、嫁の友達に今日、第2子が生まれる。
めでたい。
12月も残すところあとわずか。
店頭もかなり風通しが良くなって来た。
相変わらず完売品番の報告が鳴り止まない。
トスカーナの高級レザーのジャケット11114と11120が今週完売した。
ここに来てシャツやパンツも消え始めている。
8月以降、本当に店が好調だ。
最近、店長の吉川さんと副店長わたくしの間で、
にわかに熱を帯びて来た野望が有る。
『2ヶ月連続歴代最高月間売上達成』
これは中日のリーグ2連覇に匹敵する偉業である。
更に更に、こうも調子がいいと欲ばりにもなる。
今月、もしかしたら、新記録とともに、この店がオープンして以来、
ずっと夢見て来た大台に売上が乗るかもしれない。。。
俄然やる気がみなぎるのは仕方ない。
今日明日、店長がお休みなので、わたくし、勢いを殺さぬ様に、
2日間、全力で店番をする所存。
それにしても、皆さんのおかげで、この店は本当に良くなった。
このところ、来年の事業計画書を制作しているのだが、
7期にわたる店舗売上の経歴を見て、
我ながら本当に良くここまで成長できたと感心した。
何も考えず、突然独立した1期目の年間売上など、お恥ずかしい限りだ。
それを今では3倍までにした訳だから、
少しぐらいうぬぼれても罰は当たらないかと。
そうなるいよいよ次の一手が打ちたくなる性分。
困った性格だ。
今年、やろうとしていたいろいろな野望は、
3月の大災害で頓挫した。
不謹慎だが、そのおかげで足場をしっかり固める事も出来た。
僕らの足場は、やはり、ここcassowaryである事は間違いない。
ここさえ有れば、何でも出来る。
じゃあ、もし、ここが、もう一つあったら。。。。
やりたい事はたくさんあるが、やっぱり、
一番やりたい事を真っ先にやらないと気が済まない。
出来るかどうかは別として、本気でやろうとして動く事が大切だ。
その結果、駄目なら、またゼロから挑戦するだけ。
机上の空論、何もしないのに他人の批評ばかりしているようでは、
きっと人生は恐ろしく味気なくて不格好になってしまう。
困難はなんとか乗り越えれば良い。
動かず困難の前で立ち尽くす理由はないと、思う。
2011年、本当にいろいろな事が有った。
cassowaryのオープン記念日に息子が生まれ、
その1ヶ月後東北の大震災。
生地が流れ、展示会は開催さえ危ぶまれた。
それでも半年もしないうちに活気を取り戻せたのは、
この店に通ってくれているすべての人のおかげだ。
3月からの3ヶ月間、前年比75%まで落ち込んだ売上も、
秋冬がはじまればすかさず回復し、その後6ヶ月は前年を上回り、
今月ようやく前年に追いついた。
あの試練を克服してのこの結果、お客さんに感謝するとともに、
うちの社員達を褒めてやりたい。
ただし、一人はすぐ調子にのって手抜きをするので、
飴一つ与えたら鎖鎌で14回ダメージを与えないといけないが。。。
この調子でいけば、良い。
今年の力が本物ならば、来年、大きく勝負に出て良いと思う。
それにはまず、今月来月、気の遠くなる様な予算をクリアする必要が有る。
そして、今月に関しては、その予算を更に超えて、未踏の領域へ挑戦できる状況にある。
最近、本当に楽しい。
数年前に願った環境が、少しずつ、少しずつ、僕の周りに完成して来ている。
頭は冷静に、下半身は攻撃的に。
2012年、今年よりもっと楽しい1年にする準備。
それを今、しっかりやる事が大事だ。
[ 01.diary ] 2011年12月19日
プレミアム
寒さが俄然やる気を起こさせる。
企画はズビズビ進み、悪巧みはモクモク膨らむ。
夏に心が折れる自分としては、ここでやれるだけの事をやっておかなくてはならん。
毎日が楽しみで、寝るのが憂鬱である。

やる気が出るとどうしても、飲みにも出る。
昨夜はフォーンヴィエットからの福松。
所謂、黒ラベルクルーズ。
少しアテをお願いして、黒ラベルを少々たしなみ、
続々とやって来る友達と楽しく過ごした。

そして、昨夜のアイドル。
プレミアムよしまさ。
通称『プレ』。
元来、もみあげに由来する『プレスリー』からついたあだ名だったが、
僕は彼の抜群の愛らしさに、『プレミアム』の称号を授けた。
あの愛嬌、吉川君にも分けてほしい。
忘年会も落ち着き、
最近はこじんまり、静かに飲んでいる。
来週はベトナム大将とおでんデート。
ぬる燗でがんも、ごぼ天、卵に大根。
迫り来る年の瀬、その前にゆっくりと気心の知れた仲間で、おでん。
素敵で、ある。
[ 01.diary ] 2011年12月17日
怒濤

12月は休めない。
いつもそうだ。
だから、店で休む。
最近毎日の様に、店に居る。
きれいな光と、静かな時間と、自信作に囲まれて。
今月もにぎわいを継続しているcassowary。
吉川からの売上報告に完売品番の報告が増えて来ている。
今日も3品番。
今シーズンもコートの店頭販売数が150着を突破した。
今年の制作も合格ではなかろうか。
こうなると、来年のコートにプレッシャーがかかって来る。
それが、楽しい。
今年のコートも全力だったが、来年はこれを更に超えて行く。
そうじゃなきゃ、いかん。
既に事務所には来年の秋冬の新作のサンプルが3着届いている。
パターンも既に続々と進行している。
僕はつくづく思う。
本当にコートを創るのが好きなんだと。
もっと、創りたい。
まだまだ創りたい。
ずっと創っていた。
そのためには、一つ一つのコートが魅力的でなくてはならん。
だから、今日も夜中までコートを描く。
明日も暇有りゃ、コートを描く。
2012年、どんと来い。
[ 01.diary ] 2011年12月16日
今月最強の二日酔い


昨夜は12月の中間打ち上げ。
おなじみ福松にて。
昨夜はお調子者と飲んでいたので、
こちらもお調子にのり、日本酒『不老泉』を次々と流し込み、
ビールと合わせると、おそらく10杯は飲んだだろうか。
うまい食い物に箸も止まらず、ずいぶんと沢山食ってしまった。
本当に福松にはお世話になりっぱなし。
今月もまだ何度か伺う事になると思う。
昨夜は本当に絶好調。
肝臓に酒呑童子が乗り移ったか、
呑み足らず、福松の近松真樹とともに我々の聖地へ向かった。

たどり着いた聖地フォーンヴィエットには、
やはり、見慣れた先客が。
大将と4人で、ギターを弾きながら、ハイボールをがんがん煽る。
四十プラスマイナス5の4人のおっさんのテンションは上がる一方。
勢い余って深夜に電話をかけてしまった皆様に、謝罪。
どうも、すみませんでした。
おっさんどももこの通り、反省しておりました。

[ 01.diary ] 2011年12月15日
暖のもどり

今日は少し温かい。
愛する冬の雰囲気が壊されて、少し、不機嫌だ。
でも、光はしっかり美しく冬支度。
この長く入り込む光と影を見ながら、
今日は店でRADIOHEADを大音量。
Two jumps in a week , I bet you think that's pretty clever don't you boy.
歌い出しからぐっと来る。
3コードで圧倒的に征服された。
素敵だ。
静かな店だが、今週も絶好調。
夕方くらいからばたばたするので、それまでの時間はゆっくり過ごす。
例年の在庫不足を反省し、今年はしっかりコートを積んでおいた。
どの品番も20本はストックしたが、軒並み底が見えて来た。
おかげ様様で今年も良い年末の酒が飲めている。
感謝。
もうすぐ2時。
3時を過ぎると、お気に入りの陽射しがお向かいのビルに遮られる。
それから店内は少しひんやりし始めるが、来客は勢いを増して来る。
本日はわたくしが皆様のご来店をお待ちしています。
ムードのあるロックミュージックを聴きながら、
ゆっくり洋服を見て行って頂きたい。
ご来店、お待ちしております。
[ 01.diary ] 2011年12月14日
訪問者

夕方、高鈴の彰久がやって来た。
16時半。
まだ、どこもあいてない。
少しcassowaryで時間をつぶす。
それでもまだ17時過ぎ。
しびれが切れた。
ビールが飲みたい。
だから、先輩の店に電話した。
18時オープンのベトナム料理店。
そして、17時半に押し掛けて、
枝豆食いながら、宴会スタート。
20時からの彰久の打ち合わせまでの、
短い忘年会。
今宵の彰久の名言。
『間を挟むと、薄まっちまう』
僕も彰久も、今、凄く楽しくやれている。
数年前、お互い、どす黒い中間汚染に苦しめられたが、
その汚染除去を勇気を持って成し遂げたから、
冷めないうちに、温かい物を食卓に並べる事が出来ている。
ストレスがないと、良い仕事をする種族である。
さてと、明日は店番。
この時期のcassowary、おすすめは12時から15時。
凄くきれいな虹がかかる。
陽射しの足が長くなり、店の奥まで入り込む光に照らされて、
珈琲を飲みながらギターを弾くには、あまりにも気持ちがいい。
お試し、あれ。
[ 01.diary ] 2011年12月13日
衝動買い

先日、姐御の店にちょいと息子の冬服を調達に伺ったところ、
ばっちり、僕の制作の嗜好に寄り添う子供服を発見した。
即購入。

これはわたくしの作品。
最近良く穿いている。
自分で創っておきながら、去年はまったく穿かなかったのに、
今年は毎日の様に、色かえ、生地かえ、穿いている。
このパンツは、楽しい。
ここ3日、いよいよ寒くなって来た。
今日は始めて、もう7年は来ているお気に入りのコードメルトンのコートを着た。
楽しいね〜。冬は。
着る服を選ぶのが楽しい。
黒く行くか、アースカラーで行くか。
ブーツはどれにするか、マフラーはどれにするか。
毎年思う。
一年中冬だといい、と。
そう思う。
[ 01.diary ] 2011年12月11日
Flavorich 始めました

nil admirari同様、cassowaryの古いお客さんから、
再開を熱望されていたのが、Flavorih。
merphの制作でもお世話になっている、瀬川君の美しい洋服達。
来春夏からの再スタートが決まっていたところだが、
cassowaryの11月以降の大爆発に伴い、
今シーズンから再開を打診。
瀬川君のご快諾をいただき、
昨日から店頭の片隅に、美しい洋服が並ぶ事となった。
見習うべき点が無数にある彼の服は、僕らも見ていて楽しい。
お客さんにも早速好評。
数年前までKAMMERで取り扱っていたが、
今のcassowaryの方がよくなじむ気がした。
春からは別注のセットアップが届く。
非常に楽しみにしている。
さて、12月のcassowary。
先月の歴代最高月間売上更新の勢いそのままに、
今月も絶好調である。
ようやく届いたinkとELATEの新作に、
laluの最終納品のフィールドコートが飛ぶ様に売れている。
すべて¥70,000前後。
世の中でコートが売れないと嘆きの声が聞こえる中、
僕らの店ではそんな噂、どこ吹く風だ。
金曜日には1日の売上額、歴代最高を記録。
この調子で先月の記録を早速更新してやろうと、吉川と息巻いている。
全力で仕事して、良い締めくくりを遂げたい。
[ 01.diary ] 2011年12月05日
出番到来


わたくしは、11121を購入。
昨日、寒い中、北の方へとり鍋を食しに行く際、ついにおろした。
ラクーンのボリュームは、
2軒目、3軒目で行ったバー、共に一声かけられた。
迫力と、上品さに、ちょっと鼻が高くなった。
このコートは資材の手配や、
パターンパーツの多さ、ボタンの多さ、
諸々の要因で、着工前の予想を遥かに超える工期を必要とした。
苦労しただけあって、納得の佇まい。
lalu、animaともに、お待ちいただいた方々にも、うれしいお言葉を頂いた。
命を捧げてくれた無数のラクーン達も成仏してくれたと思う。
ところで、12月、皆様も忘年会など、数多くされる事でしょう。
わたくし、今日までに、2つの忘年会を完了。
1度目は吉川が伝説を残した焼き肉からの祇園クルーズ。
2度目は友人と鶏料理からの渋めのバーへの大人クルーズ。
今日、明日を休養にあて、
7日から3連ちゃん。
週明けを無事に迎える事が出来ますように。
肝臓が、膵臓が、無事に年末を迎えますように。
皆様も楽しく、しかし、安全に素敵な12月を。
[ 01.diary ] 2011年12月02日
忘年会 2011 vol.1
先ほど、吉川からメールが有り、無事を確認。
昨夜の吉川は、面白かった。
昨年、おかまバーでペガサス吉川になって以来のリミットブレイク。
一緒に飲んだ大阪怪獣も滋賀魔人も、
昨夜の吉川には合格点をくれると思う。

1軒めは友人から情報を得て、ちょっと穴場の焼肉屋へ。
大阪怪獣はタンユッケを絶賛していた。
滋賀魔人はツラミを絶賛。
昨夜のヒーローはなぜか、イカをべた褒め。
わたくしは、ハラミが気に入った。
ビールはそれぞれ3〜5杯。
この後に向け、全員がセーブをしているのが明らかだった。
2軒目はいつもの祇園のバー。
ここで吉川は僕から離れようと、
僕の隣を必死に避けたのだが、
結果、怪獣と魔人に挟まれるという、最悪の環境に身を投じ、
右からも左からもいじめられるはめになる。
この辺りから、吉川の何かがはじけ、
彼は出がけにワインを3杯、一気に流し込んだ。

そして、3軒目。
フラッシュライトを浴びながらガッチガチの上半身をくねらせ、
チューチュートレインを歌う上機嫌の先輩。
崩壊寸前の吉川が
イエローモンキーの聞いた事も無い歌を果敢にも絶叫し、歌い続けた。
僕と滋賀魔人は冷静にソファの片隅に腰掛けたまま、
お互い一度はミュージシャンを志したものらしく、
歌を歌う事に専念した。
腹も酔いも満たされ、家路につこうとする大阪怪獣に、
執拗に吉川が、『お送りします!一緒に帰りましょう。。』と、
おぼつかない下半身で歩み寄り、タクシーに便乗しようと必死になったが、
きっぱりと断られ、会えなくMKタクシーに一人で放り込まれ、
この日、最も活躍した者に贈られたMVPの賞金、¥1,000を大事に握りしめ、
五条大橋の彼方へ消えて行った。
男4人の忘年会から始まった今年の年末酒連戦。
今日は自宅で肝臓と心の休養をとりながら、
引き続き模様替えに励んでいる。
新しく靴や洋服を収納するラックが届き、
今から組み立てて行く。
明日はお昼から打ち合わせ。
その後、4日からはまた忘年会が続く。
今年も楽しい師走になりそうだ。
[ 01.diary ] 2011年12月01日
12月1日

御池通りの並木も、紅葉を通り過ぎ、命をからしてしまったようだ。
寒くなったり、また戻ったり。
そりゃ、広葉樹も自律神経崩壊するわな。
今日も、12月という、幼い頃からのイメージとはほど遠い穏やかな一日。
冬が好きな僕にとっては、なんだか毎日損をしている気分だ。
さあ、そして、今日から12月。
11月、歴代最高の売上を叩き、
意気揚々と帰っていた吉川店長の残り香も香しいcassowary。
12月のスタートを僕が切る事となった。
さながら、落合の後を任された髙木守道の心境か。
いくら11月が爆発したからと言って、
12月がさざ波では話しにならない。
荒れ狂う日本海のごとく雄々しい売上を今月も叩かなくては。
それにはやはり、初日、1日が肝心。
今日は朝から週末に送る入荷情報の写真を、
トルソーではなく人間に着せて、
コーディネートもしっかりと、計8ポーズ、撮影をした。
明日にでも吉川が皆様のアドレスへとお送りするので、
lalu、ink、ELATE、それぞれの渾身の作品をぜひ、ご覧頂きたい。
さて、今日は事情が有り、cassowary19:00までの営業となりますが、
お近くにいらっしゃいましたら、お立ち寄り下さい。
[ 01.diary ] 2011年11月30日
11月の歓喜
今月は、非常に多くのお客様にご来店いただきました。
その結果、我々は、会社史上、最高の売上を記録しました。
ただ、調子に乗って予算をもっと上に設定していたので、
何か、しこりの残る記録更新では有ります。
これはこれからも精進せよとの何らかの導きと、
肝の命じて明日からまた新しい積み重ねを開始します。
今月は、ムートンやフィールドコート、
cassowaryでしか売らないつもりで創った作品が非常によく売れました。
これからも、オーダーや誰かの評価に左右されず、
自分自身が納得するものを生産して、店に並べて行きます。
そうする事が、やはり、一番自然で、結果も伴う訳ですから、
臆する事は、もう、有りません。
明日、12/1は事情があって、
19:00までの営業とさせてもらいます。
いつも、お仕事終わりのご来店が多い平日なのに、申し訳有りません。
あさって12/2からは年末の営業終了までしっかり20:00まで営業します。
お時間有れば、ご来店下さい。
さぁ、12月、今月も最終日に、『12月の歓喜』と出してここに書ける様に。
我々、全力で日々を過ごして行こうと思います。
[ 01.diary ] 2011年11月28日
大きくなりました。

本日は、来季のテキスタイルデザインの打ち合わせ。
巨匠は次から次へと紙を破り捨て、
納得がいくまで描き続ける。
そして、遂に書き上げられた一枚。
『テーマは?』と僕が尋ねる。
巨匠は答える。
『トミカプラレール』
すばらしい。感動した。
彼です。
ユウトです。
ずっとここを訪問してくれている方なら覚えている事でしょう。
大きくなりました。
もうすぐ3歳。
早いもんです。
お母さんのあかねちゃんがうちで働いてくれていたのがついこないだ。
ある日、『赤ちゃんで来ました!』とあっけらかんと発表されて、
みるみるおなかが大きくなり、ポコッと生まれた坊主が、
もう、ぺらぺら喋りながら事務所に遊びに来るんだから。。
うちのくそ坊主も油断すればあっという間に。。。
今日は、友達が次々と来てくれて、楽しい一日だった。
比較的平和な日々がすごせるのが11月〜12月。
いろんな奴らとゆっくり食事や酒を飲みながら、
なんだかんだと話しして、ゆっくり英気を養って、
年明けからのハードなスケジュールを生き抜いて行こう。
[ 01.diary ] 2011年11月26日
最近の休日
出かける事も無く、
かれこれ、1月半、続く大レイアウトチェンジ。
息子を寝かせながら、檻の中に隔離しながら、
収納家具を組み立て、物置部屋の整理整頓。
ここに住んで5年だか、6年だか。
奥の方から覚えの無い箱や、覚えの無い袋が続々と現れる。

中から現れるのは、なつかしい洋服達。
買って、着ないまま収納していた新品ばかり。
作業が止まる。
遠くで息子の雄叫び。
作業が止まる。
腹が減る。
作業が止まる。
気分転換も兼ねて、キッチンに立つ

昼食は完璧。
腹ごしらえ完了。
いよいよ、本腰を入れて整理整頓開始。
2時、ちょっと珈琲を飲もうとソファに腰掛け、
何気なくテレビをつける。
小川のコーナーキックにケネディー、ドンピシャ。
グランパス、先制!
作業、再び止まる。
要するに、今日も、作業は道半ば。。。
来週も、がんばります。
[ 01.diary ] 2011年11月24日
11/24、cassowary

この時期の店番は、本当に気分がいい。
入り口からさす光が作る影絵を見ながら、
珈琲をすすり、資料の制作をして、
夕方の打ち合わせのご来社をお待ちしている。

先週から始まったnil admirariの展開。
非常に好評で、在庫が次々と売り場から消えている。
開始から毎日売れて、最初どうやって全部置くか困っていたウォールシェルフも、
今や、一度は下げていたdothebagを復帰させる状況になっている。
無理なお願いを聞いてくれたnil admirariの主任の恩義に報いるためにも、
どんどん買い手を捜して、
やがて、このラックに靴が一つもない状況にしたいと思っている。
慌ただしい売り場での毎日を過ごしているうちに、
気が付けば11月もあと1週間。
やって来るのは12月。
一年でもっとも好きで、もっとも過酷な月。
忘年会は12/1から週2〜3回のペースで大晦日まで続く。
楽しい夜と苦しい朝が繰り返される試練の日々。
それを乗り越えてこその新年。
皆様、がんばりましょう。
[ 01.diary ] 2011年11月23日
2011 autumn & winter 回顧録_1


no:11118。
これ、欲しかった。
しかし、迷う間もなく、size3は即、完売。
残念だが、諦めるしか無い。
今年の秋冬、非常に達成感の溢れる制作だった。
今回のラインナップは、laluとしての修練の最終試験。
つまり、merphへと移行する上で、成し遂げておかなくてはいけない、
技術や段取りのリハーサルでもあった。
今までよりも多くの新しい人間が制作に関わり、
幅も広がったと主観的に感じている。
それも来年から始まるmerphへの布石なのだが、
やりたい事をすんなりやれる環境が整ったと思う。
すっきりとした洋服に隠された意表をつくアイデア。
複雑なパーツ組みなのに落ち着いて見える出来上がり。
僕のやりたい事とは、世の中に僕の思った通りの洋服を存在させる事。
既にあるものはそれを買えばいいが、
細かいところまで、僕にとって、僕の思うままのものが存在する事はむずかしい。
誰もやっていないアイデアを出すという意味ではなく、
自分が思い描く形をそこに創り出す事だ。
儲けるために、有名になるために洋服を創る事は僕には出来なかった。
試しては見た。
その方が、周りは喜ぶし、生活も豊かになる。
でも、僕は喜べなかったし、心が貧しくなった。
だから、自分のやりたい様に、僕だけの服を創る事に傾いた。
このno:11118はmerphの開始に向けて、
美しいフォルムを創るという、
大根底の技術を達成できるかを試すポディションにある。
そして、その目的を、完全にクリアした大満足の作品。
何も言わず店頭に解き放って、次々と売れていったのを見て、感動した。
このライダースの成功は来年、また新しい挑戦の大きな礎になる。
シーズンごとにころころと作る服が変わるブランドが沢山有る。
僕はそんなに器用じゃない。
ずっと積み重ねて、少しずつ分かる事が増えて、
それを自分の服に注ぎ込んで行く。
そうして行くと、ずっと同じ方向を向いていても、
やりたい事は次から次へと溢れ出て来る。
[ 01.diary ] 2011年11月21日
有り難う、落合監督
最終戦。
自宅でしかと見届けた。
改めて思った。
これだけ打てないチームが、よくぞここまで来たものだと。
何かの魔法でもかからないと、こうはならなかっただろうと。
こんなチームのファンでいた事を誇りに思った。
来年、新しくなる中日ドラゴンズ。
続々と組閣が決まり、
僕が小さい頃に憧れた選手達が続々と名を読み上げられている。
髙木監督は本当になんとか白紙に戻してもらえないかと思うが、
コーチ陣の名前にすこしだけ、うれしい気持ちになっている。
ヘッドコーチは僕をプロに誘ってくれた権藤博だし。
お歳が心配だが、どうにか、良い方向に僕らを裏切ってほしい。
それにしても、ホークス、強かった。
おめでとう、ホークス、そしてホークスファン。
痛快なほどのに悔しい日本シリーズだった。
だから、また、秋山監督のホークスと日本シリーズで戦いたいと思っている。
来年、髙木監督が早々と解任され、然るべき人が監督になり、
また今年の様に龍が昇り始めたら、中日を応援しようと思う。
取り急ぎ、権藤さんが監督の方が良いのではないか、、、と思うのだが。。
で、ヘッドコーチに宇野さん。
ま、いずれ、近しい状況になると思うから、それを待とう。
何より、落合監督に感謝。
8年間、ずっと強かった中日は、僕の支えでした。
中日の様に、強く、負けない会社になろうと思います。
話しは、変わりまして、nil admirari。
絶好調。
次々と売れて行きます。
偏り無く、いろいろなものが売れて行きます。
12/18までと言ってはおりますが、大方がその前に消滅する事でしょう。
なかなか、見応えが有るはずなので、お時間有れば。
ますます大人の服屋になって来た最近のcassowary、気に入っています。
[ 01.diary ] 2011年11月20日
nil admirari はじまってます。
名古屋からハイテンションばばあ。
つまりわたくしの母親が孫と遊びに我が家を訪れている。
旨いものを食いに行こうと誘っても、
『どっちでもいいわ』とつぶやく。
どうやら、ずっと孫と遊んでいたい様なので、
食事で一目を気にしてハイテンションを維持できないのが嫌なようだ。
そういう事ならと、ここぞとばかりに子守りを押し付けて、
昨日はずっと組み立てられずにいた家具を組み立て、
一日中、大幅な模様替えに励んだ。
おかげで、今日は体中にさまざまな問題が発生している。


nil admirari展、早速、好評。
昨日も続々と買い手がつき、サイズ切れ多数の模様。
なので、今日も急いで2足紹介。
上の写真のオイルドベロアの変わった靴。
制作者達からこれに対する自信を聞いている。
なるほど、数々の問題をクリアして来た努力が垣間見える。
明らかに、履き心地に不安を覚えるが、
履いてみて驚くノンストレス。
インパクトのある形にはストレスがつきもの。
それを『デザインが重要』と無責任に言い逃れるのはみっともない。
しっかりと着心地、履き心地までコントロールされて始めて、
作品として人に手渡されるモノになる。
僕もその辺りは肝に命じて仕事をしているつもりだ。
もう一つはムートンブーツ。
ヒート◯ックなど、半ばおまじないであったかく感じるだけ。
これは、本気であったかい。
履き口をベルトで締めると独特の面になる。
ソールも僕の大好きなタンクソール。
面白い。
女性にも好評だ。
nil admirariの販売は期間限定。
12/18(sun)までの1ヶ月。
それにはあまりにも在庫が少ないので、
靴のリクエストを頂いておりました皆様には、
お早めのご来店をおすすめします。
11/20。
今日はティータイムくらいに店頭へおもむきます。
夜は少し早く帰らないといけないですが、
僕もブーツが見たいので。
お客さんに言われて急遽開始した靴の取扱。
なるほど、靴があると洋服を合わせるイメージもサッと広がります。
店頭でのお客さんの楽しそうな姿を見て、
期末での投入、迷いましたが、やって良かったと思ってます。
少しずつですが、こう言った品揃えを、
再びcassowaryでやって行こうと思います。
お楽しみに。
[ 01.diary ] 2011年11月19日
nil admirari はじまりました。


これも、いい。
レースアップを嫌がる人も居るが、
やはり、紐があるとぐっと靴面が引き締まって見える。
個人的に、このブラウンが気に入った。
ありきたりじゃないブラウン、ムラのある表情。
相当に使い回せる色とフォルム。
とにかく、自分自身が欲しいと思う物が目白押し。
昨日からはじまったnil admirari、是非に。
11月もいつの間にか半分過ぎていた。
そろそろ、忘年会のお誘いがちらりほらり。
この歳にもなると、いや、僕の場合、若い頃からそうだが、
大勢で集まって大騒ぎというのは無理なので、
少人数で静かに旨いものを食って、しっかりゆっくり話しして、
2011年を見送りたいと、思っている。
ただし、その回数は、1度や2度にはおさまらないと思うが。
明日は、もう、20日。
今月は非常に店頭が忙しい。
おそらく、歴代最高の売上を更新する事、間違い無しの勢い。
2011年、慌ただしく、強烈な1年だったこと、しっかりと噛み締めて、
来年を発展の一年にするため、
この残りの1月半をしっかりと楽しんで、過ごして行こうと思う。
[ 01.diary ] 2011年11月18日
nil admirari はじめました
本日より、店頭では、久しぶりにnil admirariの作品が並んでおります。
期中、突然の展開となったので、この際、ありったけの在庫を送ってもらいました。
そのなかから、少しずつ紹介しようかとおもいます。


これ、わたくし、早速購入させてもらいました。
在庫を一つ減らしてしまった事を、申し訳なくおもいますが、
あまりにも素敵でしたので、思わず。
おかげさまで、ずっと足りなかった黒の男前ブーツが、
わたくしの黒いコーディネートに突破口を開けてくれました。
まだ、在庫ございます。
このツラにピンと着たら075-777-2723。
もしくは最寄りのcassowaryまで。
昨日,今日と店頭の当番。
並んだコート類はどれもすばらしい出来映え。
売る立場として、これだけのメンツが揃っているのは非常に心強い。
気分はソフトバンクホークスの先発投手と言ったところだ。
ほんとに、もう。。。。。。。
嫌な事は忘れて、秋を楽しもう。
京都はいよいよ紅葉の始まり。
ちょっと空の開けた場所に出ると、比叡山が少し色づいていた。
紅葉が始まってからの京都は急激に寒くなる。
そうなるとコートの出番。
cassowaryで今年ご購入いただいたコートを、
今週ついに着たという知らせを、
何人ものお客さんや友人からもらった。
こう言うの、たまらなくうれしいんです。
どんどん教えて頂きたい。
僕の創ったコートが、皆さんの生活に関わる事が、
創った本人として、何よりの達成感を得られる出来事なので。
これからの創る洋服は、今まで作った洋服の、
間違いなく、その先に有るものとなります。
それを、やはり、間近に感じたい、そう思うので、
僕は店に立つのをやめられない。
今日も所用で遅れますが、2〜3時より、cassowaryに向かいます。
[ 01.diary ] 2011年11月17日
cassowaryより 11/17

展示会で発表しなかったフィールドコート、11121と11122がようやく揃った。
とはいえ、まだanimaの分とlaluのsize3が届いていない状況。
昨晩も、工場の兄貴と酒を飲みながら話したが、
『パーツ多過ぎ!釦、多過ぎ!』
と、ニコニコ叱られた。
その苦難を乗り越えて上がって来た数十着のcassowary専用コールドアーマー。
絶品と自ら宣言させて頂こうとおもう。
チャコールのカシミヤ混のウールヘリンボーンと、
カーキのピーチ起毛されたアーミークロス。
カーキに関しては、昨日でsize1と2が完売。
申し訳ない。
チャコールも既に相当数がcassowaryのストックから旅立った。
本当に、この店はコートが売れる。

そして、一部の、決して少なくないcassowayの共同債務者(顧客様)から、
熱烈なリクエストという名の命令により、
弊社とは何かと深い関わりのある、シューズレーベル、
『nil admirari』の取扱を、この冬から開始する。
春からの展開で予定していたのだが、
nil admirariの主任様のご協力により、この冬からの緊急入荷が実現。
本日、店頭に届き、明日から店頭奥のウォールシェルフにずらりと並べる。
写真は、わたくしが早速個人買いさせて頂いたエンジニアブーツ。
以前と木型も変わったのでしょうか、
非常に大人っぽく男らしく、僕の好きな面構えをしている。
ので、辛抱たまらず、即購入。
一つ在庫を減らして、本当に申し訳ないとおもう。
でも、それだけ、自信を持ってのおすすめ。
お試しいただきたい。
急に寒くなり、着る洋服も一気に秋めいて来た。
もうすこしで、渾身のコート軍を着る事が出来る。
まずは11116から、いけるだろうか。
今年は、しっかり自分の分も買えたし、寒くなるのが楽しみだ。
[ 01.diary ] 2011年11月15日
創りたい物を、創る。

嘘じゃない。
今日も、売れた。
これで残るは2着。
本気で見えて来た完売。
創りたい物があって、オーダーがつかなくても、
僕には、cassowaryがある。
ここでは、オーダーがつくかつかないかは、
売れるか売れないかに全く影響しない。
それより、僕自身が本当にそれを創りたかったか、
そうでないかで売れ行きが左右される。
それを僕がお客さんに伝えなくとも、
ここでは、それを見抜かれる。
実に、厄介だ。
だけど、それが、いい。
付加価値をつけて洋服を売るなんて、つまらない。
正々堂々とありのままで勝負。
それに勝てれば、工場の最小ロットは、ここでクリアできる。
僕は、merphは、ものすごい武器を手に入れたのだと、
つくづく、思い知る。
来年の秋冬の制作を進行している今、
この事実は、僕の筆を滑らかに、大胆にしてくれる。
自由に創りたい物を創るなら、まず、この環境を手に入れる事が大事だ。
7年間、苦労した僕の特権だ。

そのユグドラシルを手に入れた僕らが、
来シーズンからやりたい放題しでかすのが『merph』だ。
基礎パターンパーツが2つのチノパンに3つのバルマカーン。
工場の兄さんをしかめっ面にするのが特技のひねくれ者。
今日、その下げ札が上がって来た。
洋服に反して、シンプル。
だが、ちょっと長くしてみた。
手触りもマットで品格が有る。
なかなか気に入った。
この下げ札をつけて、来月にはmerphが店頭に並ぶ。
会社の設立、店舗の開店、新レーベルのリリース。
何でも始まりは、それはもう特別な瞬間だ。
これから始まる『merph』の歩みが、
また、きっと、僕を成長させてくれると思う。
だから、一つ一つ、大事に創りあげていきたい。
防寒着本番
本日、ちょっと気になって数えてみたところ、
cassowaryの今秋冬のアウターの販売数が、
本日、ちょうど100着を突破した。
我々の納期遅れの影響で、
昨年よりずいぶん遅い到達だが、物さえ揃えば、気候の左右など受けないのが誇りだ。
そして、その記念すべき100着目が、これだったのも運命か。

渾身の一撃であるこのムートンが100着目というのは、
すこし身震いがする出来事だ。
先日の福岡ドーム2連勝並みに、足が震えていた。
このムートン、6着の生産だが、既に2着に買い手がついた。
そして、まだ数名、購入を検討してくれている。
展示会オーダーは0。
買い手も決まらぬまま、
意地と根性で買い込んだ500スクエアフィートで取りきった6着。
僕には、これを売る自信があった。
否、買ってもらえる自信があった。
ここ数日、自ら店頭で接客してみて、
『完売』の光を遥か遠くに、
かすかだが、確かにこの目で見つけた。
無謀だと言われた。
どうせ売れないと言われた。
それでも決して逃げ出さず、この大物を縫い上げてもらって、
僕はこの店に迎え入れた。
『一緒にがんばろう』そう、6着のムートンにつぶやいて。
入荷からまだ半月だが、思っていた以上の結果が見えて来た。
自慢の6着の元羊達は、もしかしたら、迷わずにすむかもしれない。
残るはsize2x2、size3x1。
そう、実は僕も1着購入する。
だから、size3は-1。
さあ、あと3人。
どんな人がこの羊のオーナーになるのか。
楽しみに待っている。
[ 01.diary ] 2011年11月14日
広島出張

animaのパターンの打ち合わせに、広島まで。
パターンの発注は、何より、意思疎通。
だから、酒を飲まないと、始まらない。
今回は2泊で話しを詰めながら絵を描こうと、
筆記用具をdothebagに忍ばせて、
一晩目、何が出来るかを探り、
翌朝、朝からホテルでせっせとお絵描き。

偶然、あくまでも、偶然日本シリーズがデーゲームだったので、
ホテルのテレビで観戦しながら、
しっかりと約束の2型を描き上げて、
ちょっと広島の卸先さんへ立ち寄り、
若い子達とお茶(ビール)を飲みながら座談して、
8時からパターンナーさんおすすめの有名なおでん屋のカウンターで打ち合わせ。
そこ、凄く、旨かった。
お出汁と味噌の2つのおでん鍋があって、
好きな方を選べるのだが、
お出汁を頼むと、味噌タレを少し皿に出してくれるので、
今回は出汁の方で注文してみた。
五目きんちゃく、絶品。
前回の出張から、どうも広島の街が僕の肌に合うと思ったら、
どこへ行っても黒ラベルだったからだと気が付いたのは5杯目を飲んだあと。
不思議なつながりで、広島に増え始めた友人。
京都でも、広島出身の友達が沢山居る。
僕は特にどこか土地に対して興味を持つ事は無い。
海外に行きたいと思わないのも、そういう性質から。
でも、そこに会いたい人がいるかどうか。
その後その土地が好きになる。
旨いものも教えてもらえるし、面白い店も教えてもらえる。

例えば、こんなトイレが有る店とか。
普通にトイレに立ち向かったら、横に先客がいた。
次回はお好み焼きの本当に旨いところへ連れて行ってもらおうと約束して、
昨日、京都へ帰って来た。
他にも、来年はマツダスタジアムへ行こうだとか、
釣りに行こうだとか、いろいろと約束をして来た。
何の縁もなかった人と、洋服の仕事を通して知り合って、
商売の線を越えて友人になって行くのは、凄くうれしい事。
まだ行った事の無い土地がたくさんある。
なんとか時間を作ってどんどん足を運びたいと思う。
さ、次はどこへいこうか。。。
卸先の皆様、どうかいやがらずお相手下さいませ。
黒ラベルを飲ませておけばご機嫌なので、宜しくお願い致します。
[ 01.diary ] 2011年11月10日
世の中、金よ。

曇り空の下、清々しい気分で久しぶりの店番。
さて、珈琲でも入れて、ゆっくりやるかと思ったのもつかの間、
そこに現れたのはイオンで買ったダウンコートを着た老婦人。
散々喋りまくってご機嫌で帰って行った彼女だが、
その間ずっと、『世の中、金よ』と何度も僕に言い聞かせた。
なかなかあそこまで潔いのも、立派だと、そう感じた一日の始まりだった。

外からのぞく店内は、もはや、僕の部屋だ。
ソファーに珈琲を用意して、
パソコンでメールのやり取りと資料の制作。
そして、飽きたらギターを弾いて一休み。
いつの間にかギターが本題になり、仕事で一休みの状況になる頃、
お客さんが来てくれて、自慢の作品を来てもらって一人恍惚。
そうしている間に日は沈み、
売上日報に書き込まれた金額は吉川君の3日分。
またしても格の違いを見せつけて、明日から広島へ出張。
仕事をした気がせず、仕事をこなす充実感。
今夜も息子を抱きながら旨い黒ラベルが飲めそうである。
そうなのだ、明日から、広島へ、animaの打ち合わせ。
息つく間も無く僕は2012年の秋冬の制作を始めている。
次は何を創ろうか。
秋冬の制作は何のストレスも無く、
ただただ、楽しい。
コートが売れないと愚痴られようとも、
僕はコートを創りまくる。
高くても尾州の美しい生地を使い続ける。
そして、cassowaryでそれを飾り、大勢の人々にそれを買って頂く。
自分が納得できる物を創らなくちゃ、お金をもらって人にその服を渡せない。
世の中、金よ。
今日の老婦人が言っていた通り、金は大切な物だ。
それを僕は自分の制作した服の評価として頂く訳だ。
全力で、然るべき。
[ 01.diary ] 2011年11月07日
本当の日本シリーズ
『ブログ、読んでます。』
よく、お客さんや友人から言われる。
『ただし、中日ネタの時は飛ばしますけど。。』
よく、女性からそういわれる。
でも、かまわない。
今日は、これしか無い。

バットを振らないのに監督に指図するおっさんども、
デッドボールを食らった事の無いのに監督を批判する老人ども、
見ろ、この写真に笑っていない人間が居るか?
選手とファンは一つだ。
客が減ったのは落合のせいじゃない。
まさに経営陣の営業努力不足だ。
落合も、選手も、ドアラも彼らに出来る事をやっている。
その成果が、この胴上げだ。
何もしなかったのに、己の無力を人のせいにして、
ただ自己顕示欲だけで発言する薄汚い大人には、
この笑顔は出せないのだよ。
来年から地獄を見るといい、中日ドラゴンズ経営陣よ。
落合も、ネルソンも、ブランコも、僕も、
君たちの中日から手を引かせてもらう。
ドラゴンズの、ドラゴンズファンの本当の敵は福岡にいない。
名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル内にあり。
そこに居る代表取締役が、僕と同じ姓である事が、
何とも、悔しい。
さぁ、本当の日本シリーズのはじまりだ。
クライマックス制度以来、もやもやしたシリーズを何度か経験したが、
今回がドラゴンズにとって本当の日本シリーズ。
現日本球界最強のソフトバンクホークス。
相手に、これ以上のチームはない。
こんなに楽しいシリーズは、ない。
中日ファンである事を、幸せに思う。
そして、誇りに思う。
これでホークスに勝てば、落合博満の、ドラゴンズナインの、
そして、我々本当のドラゴンズファンの完全勝利だ。
思う存分、応援する。
そして、来年、
本質を忘れたドラゴンズ経営陣に見切りをつけ、
グランパスの応援に専念する。
[ 01.diary ] 2011年11月06日
おだやかに11月
10月、毎日が慌ただしく、
10月1日と10月31日を確認した以外は、
あとはどれが何日なのか、記憶を辿るのが難しい日々を過ごした。
それに対し、11月“じわり”とはじまり、
僕に暇ができるのを狙っていたかの様に、
日本中、いや、世界各国から友人が京都をたずねてきて、
うまい飯屋に連れて行けとせがむ日々が続いている。
こんなとき、フォーンヴィエットや福松のおかげで、僕は手柄を立てるのだ。
11月になり、僕らの店は非常に混雑している。
今日も先日のムートンに続き、
かなりお待ちいただいていた方も多い、迷彩のフィールドコートが入荷。
またしても僕の在庫はあっという間に吉川に売られてしまい、
今年も一番欲しかったコートが手に入らない事になった。
オーダーを断ってまで残したジャケットは売り逃すくせに、
いつも、僕がオーダーしておいた在庫はきっちり売り払う。
これは、おそらく、日頃の圧力に対する、
彼のささやかなレジスタンス活動だと認識している。
彼には早く本当の敵に気づいてほしい。。
吉川君、君の本当の敵は僕ではない。
すぐに手を抜こうとする、君のその精神だ。
捨てると言った段ボールは、その日に捨てなさい。
吉川君への苦情はこのくらいにして、
フィナーレに向かう我がlaluのラストシーズン。
cassowaryへの入荷も、残すところあと1型となった。
7年間、納品し続けた500品番近いlaluの作品の最後を飾るのは、
展示会未発表のno:11121とno:11122。
昨年のモッズコートを更にランクアップさせた渾身の作品。
納品予定は11/15前後。
既にアーミークロスを使用したカーキのno:11122はsize1,2が予約完売。
もう一つのカシミヤ混ツイルツイードのno:11121も、
size1,2は残りわずか。
両品番ともsize3はゆとりがあるが、
総在庫数を上回る問い合わせ状況ゆえ、
ご心配な方は僕の天敵、吉川へお問い合わせを。
11月、毎年、コートの在庫が底をつき、
12月には売る物が無いという状況が続いていたので、
今年は昨年より、更に勇気を振り絞って、しっかりとコートの在庫を積んでおいた。
その総数はinkとELATE、animaも合わせるとおよそ250着。
今年は、欲しいと思ってくれる人々に、しっかりとご希望の作品を渡せそうだ。
明日、否、もう既に、本日か。
今日もcassowaryで楽しく、自分たちの作品を自慢させて頂く。
どうぞ、お立寄を。
[ 01.diary ] 2011年11月01日
dothebag届きました。
名古屋にコンランショップが出来たのは、2005年。
もう、6年も前。
帰省した際にふらりと立ち寄ったそのコンランショップで、
運命の出会いをする。
2階の左奥にあったバッグの浮き島。
そこを何気なく見たとき、一つのバッグに釘付けになった。
巨大なラグビーボールの様なその鞄、
名を"dothebag"と言った。
微塵の戸惑いも無く、レジに連れ去り、
併設されているカフェに入り、アイスコーヒーを頼み、
その日持っていた荷物をその大きな新品に詰め替えた。
京都に帰り、そのバッグを毎日の様に持っていると、
友人から知らないご夫人まで、とにかく、『それどこで買った?』と詰め寄られた。
『名古屋のコンランショップで』
答えるのがめんどくさくなる程聞かれた。
そう、めんどくさいから、自分の店で売る事にした。
現在、売れっ子である。
たった3品番に、今年、cassowaryでは200万円以上のオーダーをした。


そのなかでも、このバックパックの人気は凄まじい。
本日8個入荷したが、早速3個売れた。
またしても小心者の自分を悔やむ。
各色8個の16個くらいオーダーすべきだったか。。
残り5個となったが、記憶に定かなだけでも、その倍の問い合わせをもらっている。
確かに、これ、非常にすばらしいアイデアから形を成し、
ぐっと来る佇まいをしている。
こういう無言の説得力は、デザインをする人間として、見習いたいと思う。
お値段は¥39,900(税込)とちょっぴりお高いが、
その金額にケチを付ける人が、いない。
さ、次回の納品は夏になりそう。
お待ちいただいていた皆様、お早めに,宜しくお願いします。
[ 01.diary ] 2011年10月31日
礼儀と習慣
察しの通り、菅野問題である。
日本ハムの突然の菅野指名に、巨人も菅野の父親も憤慨したそうな。
『事前に挨拶もなかった』と。
では、聞くが、指名した全選手に、巨人は挨拶をしていたのか?
もともと、ドラフトはくじ引きすらあり得る不確定の選択による。
つまり、挨拶してもとれるかどうか分からない。
そのシステムに挨拶を盛り込んでいるのは、
単なる習慣だろうて。
つまり、日本ハムは何も無礼ではない。
むしろ、自由競争のドラフトに、『相思相愛』と事前に公に発表し、
『お前ら、よけいなことするなよ』と圧力をかける巨人と菅野の行為こそ、無礼である。
長年、それを平然と繰り返し、のうのうと球界の盟主を気取る勘違い球団。
よそのチームにまるで国家君主でもあるかの様に振る舞うのも、いい加減にしてほしい。
巨人は今、チームとしてしっかり強く、魅力的だ。
それを汚す行為はファンへの冒涜。
くわえて、外れ1位と呼ばれる選手の気持ちも考えるべきだ。
それに、その外れ1位の坂本のおかげで巨人はずいぶん強くなった。
マスコミの責任もあるだろうが、選手達はみんな必死にそこまで来たのは間違いない。
それを軽率な行動や言葉で扱うな。
口だけ動かすフロントやマスコミが、
命がけで150kmのボールに立ち向かう選手をあーだこーだいう資格など無い。
[ 01.diary ] 2011年10月30日
規制だらけ
今、京都は日替りであちこち規制、規制、規制。
皇太子さまがお越しだそうで。
あっちも通行止め、こっちも立ち入り禁止。
狭い京都で1本でも道が塞がれば、
たちまち裏の小道は大渋滞。
それも今日までの様子。
平和な日常と、本格的な秋がやって来るのがまちどおしい。
皇太子さまつながりで一つ。
皆さんは、おじやを食べた事があるだろうか。
僕は、生まれてこのかた、おじやを食べた事が無い。
そして、この先、食べる事は無い。
ちなみに、僕は雑炊が好物である。
鍋をしたら、雑炊を作るとき、誰も邪魔させない。
そして、驚くほど、踊り狂うほど、旨い雑炊を仕上げてみせる。
さて、おじやと雑炊、この違い、皆さんご存知か?
この質問をすると、こんな答えが返って来る。
『水分が少ないのがおじやで、サラサラなのが雑炊。』
それは音から来る勝手なイメージだと思う。
『水炊きのあとが雑炊で、寄せ鍋のあとがおじや。』
それも味から来る勝手なイメージ。
さて、では、おじやと雑炊は何が違うのか。。。
答えは、『同じ』である。
でも、僕は雑炊を食べるが、おじやは一生食べる事が出来ない。
そう、僕は、食べる事が出来ない。
いや、僕が食べると雑炊であり、ある人々が食べるとおじやなのだ。
おじやを辞書でひいてみると、『敬語』と記してある。
皇族が食べる雑炊を、おじやと称するのだ。
だから、周りで、『夕べのおじやおいしかった〜』
などとつぶやく人がいれば、あなたはその人に容易く語りかけてはいけないのである。
[ 01.diary ] 2011年10月29日
開眼
いろんな人のいろんな意見が、
今の世の中、やたらと簡単に流れ込んで来る。
だから、何が正しくて、何が間違っているのかなんて議論が軽々しく湧いて出る。
そもそも、そんなに、はっきりとさせる事が必要じゃない事まで裁かれる。
みんなもっともらしく語り散らすが、
厳密に自分が言っている内容を理解していない。
だいたい、雰囲気で発言しているだけにしか、見えない。
落合監督の発言や行動に『オレ流』という冠がつく。
それじゃたずねるが、『オレ流』じゃないあなたは『ダレ流』なのか。。
そこにも答えはある。
つまり、みんな人のせいの人任せ、な訳だ。
本当の事をズバズバ言うと嫌われるのは、
世の中、嘘つきが沢山居るからだ。
久しくこの方向の内容を書いていなかったから、
また、これ読んで幾人かの優しい友人とおせっかいな母親が連絡をくれるかもしれない。
ところが、別に何かがあった訳ではない。
至って楽しく最近は過ごしている。
ちょっと秋風に当てられた程度だと思って頂きたい。
自分の店の売上が上がらない原因をお客さんや立地のせいにして、
自らが洋服に対し、あまりに無知である事を棚に上げる人を沢山見て来た。
油断すると、自分の店のスタッフもそういう発言をする事がある。
僕がこの世界に飛び込むきっかけをくれた紳士は、
所謂、地方の個人経営のセレクトショップオーナーだった。
何でも知っていた。何でも教えてくれた。
その後、そのショップで取り扱うブランドの社員になった僕は、
いつも、接客の基準に彼を思い浮かべていた。
今の僕の店での振る舞いのいくつかの由来も、彼である。
ビールを飲むのは彼の教えだ。
真似しなかったのは、カウンターで山ほどタバコを吸うこと。
一度、僕の店を彼に見てほしかった。
でも、その願いは、彼の心臓が数年前、突然止まってしまったから、もう叶わない。
長年、洋服を制作し、それを売る生活を続けて来て、
最近、そう、ここ3年で僕は真理と言っては大げさかもしれないが、
おそらく、ささやかな僕のこの仕事、生活においては、
そう呼んでいい物にたどり着いたと感じている。
運良く、今ある洋服社会の創造の立役者の下でスタートした僕のキャリア。
贅沢なほどに見せてもらったイロハ。
その後、自らの力でその社会に自立する挑戦を続けて見つけた突破口。
洋服はもっと自由であるべきだという当たり前の大前提。
洋服の仕事に関わる人々が口にする話しは、
洋服に関わる人々の中でしか理解されていない。
それも、曖昧に、だらしなく、言伝えの様な、
そう、UFO目撃談や心霊現象のような、幼稚な物ばかり。
『うちはよその店とは違う』と誰もが言うが、その違いは、その本人にしか見えていない。
『意味の事実』、まさに、心霊現象そのもの。
そこに、事象があるのではなく、当人の脳に映像化されただけの事実。
当人には見えているので、嘘ではないが、
それを客観的な事実として大声で触れ回るべき事ではない。
僕は自分の洋服や店にキャッチコピーをつけたくない。
それは先に述べた事と同じ自己満足的な行為だと考えているからである。
僕の服も、店も、見た人が個々に定義すればいいと考えている。
よその店と違うかどうかは、来る人が決めればいい。
僕らは個々が自分の店である事を誇ればいい。
人と人の間に入り込み、青を赤とする仕事をして来た奴らのせいで、
その環境は今、アフリカの緑が砂漠になる様なスピードで消えて行っている。
でも、なんとか出来る。
周りから勇気を持って、関わりを断てば、それは出来る。
それを強く、実践して行く事が、今の僕の楽しみである。
京都のど真ん中に構えた僕の砦は、
ガラス張りの丸見えという壁を創り、
我らが何者なのかを文字や情報で一切垂れ流さず、
ただ、その街角にあるだけだ。
そこに、我らに興味を持った人々が接触して、
それから始めて、僕らの洋服を見てもらう様にしたいと考えた。
情報を出せば、情報を探していた人々が来る。
でもそれは、世の中の沢山居る人間の極一部の人々。
そういう人々しか僕らの様な洋服を買わないと思い込む事が、そもそも間違いだ。
そして、そういう人々は、実際に洋服はどうでも良く、
洋服の周りに渦巻く『現象』の虜なだけだ。
だから、僕はまず、その、極一部の虜達を、遮断した。
そして、そういう人々が安心する姿、雰囲気を自分の店に一切付加しなかった。
すると、洋服屋のありきたりの姿、接客に、
鼻をつまんでいた大人達が沢山、僕の店に集まり出した。
今、洋服を実に自由に、楽しく創る事が出来ている。
それは、苦労してここまで続けて来た僕の力と、
それを受け入れてくれた京都の街角に集まった大人達のおかげだ。
来年の春、僕はようやく分かったいろんな事を、
すべてに納得のいく環境で発表して行こうと考えて、
その苦悩の過程に冠した『lalu』に終止符を打ち、
新たに、自分自身の形の創造を『merph』と題して開始する。
始まったばかりの興奮も、不安も、すべてが僕の娯楽。
そもそもが、僕の個人的な行動なのだから、これで良いと考えている。
それが、もし、誰かの、僕でない誰かの生活に必要な物となるなら、
『merph』は存在する価値がある。
それがすべてで、それをマジナイでそうだとするのは価値の無い物がする事だ。
もし、僕の『merph』がその価値が無ければ、その時はやめるだけだ。
[ 01.diary ] 2011年10月25日
混乱の跡
久しぶりの事務所。
最後にこのデスクに座ったのは10月8日だったと思う。
あれから2週間。
再び戻って来たこの机。
いかに今回苦労して洋服を創ったか、誰が見ても一目瞭然の有り様。
簡単に言うと、『滅茶苦茶汚い』。
しかし、その混沌とした試行錯誤の産物は、
今までとは少し違う、
そして、今までの自分を少し超えられた仕上がりだと、思っている。
オーダーがどうなるかも重要だが、
自分がどう感じるかがまず問題だった。
正直、まだまだ、これからやらなきゃいけない事の発見の方が多かったが、
とりあえずは、及第点と言ったところには落とし込めた。
苦手な春夏の制作でしっかりとやりたい事が出来たからには、
次回の秋冬の展示会では、大きな飛躍をしなくてはならん。
実は、すでに、2012年の秋冬のサンプルが上がっている。
来季への気合いは、今までに入れた事の無いところに達している。
空回りにならぬ様に、勇み足にならぬ様に、
確かな歩幅と方向へ、歩みを止めずに向かえる様に。
『merph』の進展を、僕自身が邪魔しない様に、
一日も一分も無駄にせず、美しい『形』を成して行きたい。
[ 01.diary ] 2011年10月21日
帰還、即、福松

東京の最後の夕刻は、非常にきれいなオレンジだった。
今回の展示会は非常に楽しかった。
新しく沢山のお店さんと挨拶も出来た。
このところの展示会の中では、来客数はダントツ多かった。
あとは実際に、オーダーがつくか、否か。
ま、やるだけの事はやった分け出し、
結果はそのままを受け止める。

京都に帰って、やはり、京都の旨い料理が食いたくなった。
だから、少し風邪気味ではあったが、
一家で福松へ乗り込んだ。
御曹司をあやしながらのタイトな食事だったが、
やはり、福松のしめ鯖、鴨ロース、そして、このシャケの親子丼、
最高に旨かった。
東京滞在中、昼は高架下のおばあちゃんの弁当。
夜は飲み屋のつまみで、塩分過剰摂取による、半端ないむくみ症状。
今日から薄味の野菜中心の食生活に突入である。
半年間、ぶっ飛ばして来た挑戦が昨日で終わった。
そして、既に、新しい半年間が始まっている。
本当に終わる事が無い我々の制作の坩堝。
次はさくらの咲く頃に同じく東京の並木橋で2週間の展示会だ。
しっかり準備して、今回後悔した事を糧としたい。
その上で、新しい事もどんどん盛り込んで、
merphが着実に、前へと進むように、したい。
[ 01.diary ] 2011年10月17日
栄養補給

明日からの第二ラウンドに向けて、
いつもの焼肉屋で栄養補給。
formulaの絵師とこのところお世話になっている並木橋のバーのマスターの3人で。
内装がずいぶんとこざっぱりしてしまい、
大好きだったチョレギもなんだか味が変わった様な。。。
食器も洒落て、前の方が良かった。。。
それでも、ハラミ、ロース、タンとやはり、旨い。
しっかり食って、早めにホテルに帰還。
今、珈琲を飲みながら、明日のアポイントを確認中。
明日は朝一番から休む暇なく来場が続く。
おそらく昼飯食う暇も無く、接客が続く。
既存店、新規、入り乱れて、
merphもanimaもformulaも大騒ぎだ。
がんばろう。
展示会が終わったら、真っ先に京都に帰って、
2週間ぶりの我が子との再会。
電話では声を聞かせているが、
久しぶりにあって、泣かれたり、拒絶されたりしたら、
生きて行く自信が無い。
最近、それが心配で、仕方が無い。
まさか、まさかの3連敗

金曜日か土曜日か日曜日か。
悩んで、土曜日に東京ドームへ行ったが、
結局、どれでもなかった。
1つくらい勝てるだろうと思ったのに、甘くない。
明日の横浜で、必ず、必ず。

どんよりした気分をすっ飛ばしてくれたのは、
原宿の島料理屋。
大阪の自称『繊細な男』に連れて行ってもらった。
どれも凄い量。
味もすばらしいし、値段も安い。
良い店を教えてもらった。
大阪の大将と飲むのも久しぶりだった。
この半年の波瀾万丈を渋い顔しながら話すものの、
明日から始まる展示会への並々ならぬ野望に、
いつもの雄弁さが加速して、2軒目に突入した。
2軒目はいつものバー。
ここでは書けないが、大将、とある事情でテンションが振り切れる。
前のめりにて、恐ろしいほどのペースで喋り続ける岩窟の王様。
僕は終止、斜め後ろから冷たく突っ込み、否、皮肉を浴びせ続けた。
3年前なら3軒目と行くところだが、
40の見えた1児の父2人は、てっぺん待たずにホテルへ収納された。
久しぶりの2人での飲み。
良い前夜祭になった。
さて、今日は昼から展示会場の整理整頓。
明日からの第2ラウンドに向けて、しっかり準備。
今週の方が忙しいし、しっかり体調を整えて、全力でプレゼンを遂行する。
良い顔で週末、京都に戻れるようにがんばろうと思う。
それには中日の優勝も、重要な、要素であるから、どうか、明日。。
[ 01.diary ] 2011年10月15日
10月15日
チケット、とった。
やったぞ。
昨日は、無いと思った。
木曜日の試合後、こう、予想した。
阪神はヤクルトに勝つ。
だが、噂通り、中日の先発が大野なら、
上がりたてのルーキーに今年の新人王を狙う澤村には投げ勝てない。
つまり、15日をM1で迎える事になる。と。
そうなれば、優勝の確率はグンと上がる。
今日はチェンの先発。
そして、今日は落合監督も勝ちに行く。
だから、Xデーは今日だ。
ブランコはヒットこそでなかったものの、
辺りはすべて良かった。
和田も和田らしいセンター前を放った。
荒木は絶好調。
井端も伝家の宝刀ライト前ヒットを見せてくれた。
そして、森野が遂に、目覚めた。
浅尾と岩瀬も休養がとれたし、
左のセットアッパー、高橋が帰って来た。
優勝する駒は、10月15日、すべて、揃った。
今日は、阪神の大ファンの同級生を誘い、ドームへ行く。
勝ち取った目撃する権利。
展示会の合間の週末に優勝決定の好機に恵まれるという幸運。
そして、明日、その幸運は運を消化して、幸せを僕の心に残すだろう。。か。
今回の展示会東京出張。
展示会自体にも幸運が舞い込んでいるし、
その中休みにも大きな出来事が生まれるかもしれない。
日曜日、夕方から新宿か原宿でTATAの市原先輩と飲む予定だが、
阪神ファンの先輩には申し訳ないのだがその飲み会を、
『中日ドラゴンズ、優勝祝賀会』とさせて頂く。
[ 01.diary ] 2011年10月14日
3日目終了 そして、M2!

黒ラベルはマジックと同じく今夜は2本。
エース吉見の完璧な完封勝利でなんとなんとヤクルトに4連勝。
もはや、我々ドラゴンズファンはソフトバンクのことしか気にしていない。
週末、どこで東京ドームへ行くが問題だ。
僕の予想は土曜日が“その日”になると思っている。
中日の快進撃に連れられて、尾張名古屋の武家出身のわたくしも
少し、かすかなそよ風に乗り始めている。
今日は、思いもよらぬ知らせがいくつも入り、
来週の3連戦セカンドステージに向け、
期待と、苦労したサンプルや資料作りの手応えが大きく膨らんだ。
今日は、不思議な『縁』を感じる出来事と、
中日の快勝に気分はものすごく晴れやか。
週末、中日の優勝をしっかりと手に入れて、
やって来る展示会2週目を、最高の精神状態で迎えたいと思う。
さ、今夜は展示会1週目の疲れをとるため、
ゆっくりと眠ろうと思う。
おやすみなさい。
追記
cassowary、入荷ラッシュであります。
laluにELATEにinkが立て続けの入荷。
どうぞ、お楽しみ下さい。
[ 01.diary ] 2011年10月13日
2日目終了。そして、M4点火
本日は沢山のご来場に感謝。
そして、スカパーに感謝。
プレイボールからウイニングショットまでしっかりと見させて頂いた。
明日も勝って中日はM2で僕の待つ東京ドームへやって来る。
感謝。
さて、明日、1週目の最終日。
中日xヤクルト4連戦の最終日。
一段落を気持ちよく迎えたいと。願う。
中日のおかげでまだ、一度も飲みに出ていない。
毎晩、スカパーと黒ラベル。
早いとこ、優勝を決めて頂き、
この週末、中打ち上げ&優勝祝賀会と行きたい。
明日は吉見が先発。
もちろん、M2に向かって黒ラベルと冷奴でテレビの前にかぶりつく。
来週の展示会2週目は2連覇セリーグ王者のファンとして、
バイヤー皆様のご来場をお待ちしております。
[ 01.diary ] 2011年10月11日
初日、終了そして、2.5ゲーム差と8-0
初日、無事、終了。
ゆっくりと、全部を、ことごとく、睨みつけ、着倒して。
だから、僕は少し納得のいっていなかった品番を2つ、
ラックの裏へ、下げた。
こっちも、全力で行かなくちゃいけない。
楽しい、実に楽しい展示会が、今日、始まった。
実は、今日は昨日の幸運続きから一転、
朝一番でコンビニではさみを買えば、
買ってもいないカフェラテの請求が乗っかったり、
展示会場へ行く途中に買ったアイスコーヒーMサイズに、
『250円です。』と来たので、300円渡すと、
満面の笑みで『50円のお返しです!』と10円玉を2枚渡された。
よぎる、今夜の中日と日本代表の試合への不安。
しかし、結果は。。。

黒ラベル!乾杯!
有り難うございます。
いよいよ、明日、勝てば、M4点灯!
会場を訪れる皆様から、ありがたい中日への応援メッセージ。
きっとそのおかげでしょう、3−1の快勝。
日本代表も8-0の歴史的快勝。
東京への長期出張の夜。
普段なら毎夜、順繰りに行きつけの店を廻るところだが、
今回は中日の試合見たさに、ホテルへ直帰。
スカパーで黒ラベル飲みながらおとなしくしている。
明日も、明後日もヤクルト戦の観戦の予定。
来週、中日の優勝祝賀会の予定を、本日、卸先さんと確定した。
明日もどうぞ、中日の勝利と、良き展示会2日目となりますように。
ところで、merph。
今日の卸し先様には、laluからの変化と、進化を共に認めて頂けた。
以前はしなかった事、以前からよりよくした事。
merph 形を成す と名付けたわたくしの新レーベル。
安堵と興奮と自信と確信を少しずつゲージアップしている。
明日からも、皆様のご来場をお待ち申し上げます。
[ 01.diary ] 2011年10月10日
戦闘開始

土壇場まで商品撮影をして、
段ボールにパンパンにサンプル詰めこんで、

のぞみ号に乗って、野を超え、山を越え、湖をまたぎ、温泉町をすり抜けて、

やってきましたキャピタル東京。
この風景のビルの4階で、
10日間に渡る戦闘態勢。

ざっと並べたサンプルを見て、
わたくし、一緒に展示会をやるメンツ、同時にでた言葉が、
『サンプル代、怖い。。。』
でも、出来映えはサンプル代への恐怖心を少しだけ和らげてくれるくらい、
上出来
地味にではあるが、3シーズン連続の新ブランドリリース。
formulaを前々回スタート、
animaを前回スタート、
そして今回merphをスタートする。
merphはいよいよ自分の本当に作りたい洋服のスタートである。
今まで、創りたくてもても創れなかったものを作れるようになった、
僕の挑戦状である。
洋服は、ただ、創りたいと思っても、必要な要素が揃わないと、
思うようには行かない。
7年間、苦しんで、もがいて、時々、何かを掴んで、
それを少しずつ、少しずつ、溜め込んで、
今回、いよいよ始める新レーベル。
楽しみにしてくれる方、どうぞ、宜しく。
留守中、cassowaryへは続々と最後のlaluの作品が毎週、届く。
渾身の新作達、そちらも、どうぞ、宜しく。
京都駅までのタクシーは一度も信号に捕まらず、
そして、本日、中日快勝。
今回の展示会、幸先は、この上無し。
[ 01.diary ] 2011年10月07日
コーデュロイ
外装工事が更に一週間延長だそうだ。
お客さんや運送屋、近所の知人にご心配いただいた売上、
実は、前年比110%にて9月を終了。
それもご新規様のお買い上げが過去最低にも関わらず。
顧客様に、本当に感謝しております。
そして、laluの納品が間延びし始めたところへ届いたinkとELATEにも感謝。
ELATEの京都スペシャルは既にネイビーが完売とあいなった。
残すところあと3型の納品となったlalu。
その3型はいずれも大物。
ご期待いただきたい。


7月から始まった納品。
既に記憶も薄れ始めた第一弾の入荷の中から、
今日はこのコーデュロイパンツをもう一度クーズアップ。
比較的太い畝のものを選び、
ネイビーに関してはインディゴ染めにて制作。
縁取りしたように美しく色落ちしたこの面に、
多くのお客さんが一目惚れにてご購入。
ブラウンも明るく消え霊な色で染まり、
ベージュの杢にばっちり。
なかなかの出来映えに満足している。
僕個人の感覚としてパンツは素材選びの重要性が高い。
幾度と無く、その生地選びで失敗した。
そして、幾度と無く生地の差し替えで大化けした。
今まで、アーミークロス系統でリリースし続けたところに、
不安満点で差し込んだコーデュロイ。
大成功である。
[ 01.diary ] 2011年10月06日
余裕
展示会前の木曜日。
あとはスワッチを作るだけ。
それも弊社のクロエオブライエンがずばっと進行しているので、
僕はのんびりと店で珈琲のんで、
ギター弾いて、
中日x広島のプレーボールを待ってる。
撮影のために、普段より早めに進行したサンプル制作。
工場さん達にはしんどい思いをさせてしまったが、
今回は余裕を持って月曜日に東京へと旅立てる。
あとは展示会にお客さんが来てくれるかどうか。
そこに、かかっている。
展示会も大詰めだが、何はさておき、中日だ。
今夜は吉見が先発。
ここは取りこぼさず、ヤクルトにプレッシャーをかけてほしい。
現実味を帯びて来た10/14優勝。
セブンイレブンでチケットを買わなくては。
ネットでも買えるのか?
出来るだけ、良い席を。
その日がXデーになる事を信じて。
東京の展示会が、すばらしいものになる事を信じて。
いろんな野望を膨らまし、東京への10日間の出張に出かける。
ただ、愛する息子と10日間も離ればなれなのは、辛い。
まだ経験した事の無い、この試練を乗り越える事も、
展示会成功と、中日優勝への代価だと自分に言い聞かせている。
昨日、髪の毛をバッサリ切って、家に帰ったら、
息子が一瞬『ぅうううう』と泣きそうになった。
声を出して話しかけて、ようやく父親だと分かり、泣かれずにはすんだが、
10/21、東京から帰って来て、彼は僕を拒まないだろうか。。。
中日の優勝より、それが、心配だ。
[ 01.diary ] 2011年10月05日
ゲーム差 0

10ゲーム差あったのだ。
それが、今、僕の目に見える順位表には、0になっている。
落合は見抜いていた。
震災により遅れた開幕。
後回しになった試合が重なる9月以降、
優勝経験のない選手ばかりのヤクルトは必ず失速する。
その時までに復調すればいいと、
打撃不振のブランコや和田にゆっくり調整させ、
その勝負の9月末、思惑通りにスパートをかけた。
諦めかけた今年のペナントが、もう手の届くところにまで来た。
ヤクルトとの直接対決があと5試合。
これを3勝2敗。
だが、問題はそれをはさんだ巨人との6試合。
どんなに調子が悪くても、巨人は怖い。
この苦難を乗り越えるのに、やはり、あとは、森野だ。
安定感抜群の投手陣に、絶好調谷繁、
和田が復調し、ブランコのバットに比較的ボールが当たるようになった。
平田や大島も好調で、荒木と井端も9月以降だけならいつものアライバだ。
ただ、森野だ。
立浪の背番号3を継ぐ予定の男が、今の状況では困る。
彼が元に戻りさえすれば。
そうすれば、中日は、球団史上初のリーグ連覇となるだろう。
そして、落合の最後の年、遂に完全なる日本一へと。
東京展示会中に優勝を。
燃えよ、ドラゴンズ!
明日は店番。
18:00からはUSTREAMで中日vs広島が放映される。
申し訳ないが、僕は、見る。
新作が大量に揃い、おそらく多くのお客様がいらっしゃるだろう。
でも、僕は、こっそり見る。
真剣な顔で、あたかも展示会前の最後の追い込みをしているかの様なまなざしで、
リンゴマークを光らせた、相棒、MacBook Proを睨みつけ、
ナゴヤドームから送られる、我が愛しのドラゴンズの闘いを、見る。
ちゃんと、接客もする。
展示会の準備もしっかりする。
でも、職場で、仕事中に、Ustreamでドラゴンズの試合を、見る。
お許し下さい。
[ 01.diary ] 2011年10月03日
撮影、無事終了



楽しかった。
東京からぬり壁が鬼太郎を取り込んだ様なナリのフォトグラファーを呼び出し、
多忙な友人の美容師を半日拉致し、
美男美女を取り揃え、
新作の撮影に挑んだ。
フローイング烏丸様のご好意で、
2階の大広間を急遽お貸しいただき、
雨の中、撮影は順調に進み、予定より1時間ほど早く終了した。
メンズ5カット、ウィメンズ4カット。
上々の仕上がり。
これを引っさげて、全国のショップ様へ展示会へのご来場をお願いする。
サンプルはほぼほぼあがり、
あとはformulaのプリントTシャツ類が今週、続々と上がる予定。
これから僕は絵型を正書していく。
これが、かなり大変だ。。。
何せ、今回、品番数がとてつもなく多い。
今日はとにかく、絵を描き続ける。
さて、10月。
いよいよ気温もぐっと下がり、黒ラベルのおいしい季節になって来た。
それから、ようやく羽織り物が楽しめる。
一年で一番楽しくて、気持ちの良い季節がやって来る。
その後は大好きな冬だ。
cassowaryにももうすぐ最重衣料が入って来る。
吉川店長も売上を叩けるそれらの入荷を心待ちにしている。
何せ、ご予約が春夏の売上1月分近くあるのでね。
来週から10日間、わたくし、京都を留守にするので、
顧客様には吉川が手を抜かないかばっちり監視して頂きたく。
もし、ヤツが鬼の居ぬ間にしょうもないご迷惑をおかけしたならば、
どうぞ、こちらまで。
[ 01.diary ] 2011年09月30日
いざ、撮影
サンプルが、大方、上がった。
明日、いや、今日、それらを着用し、撮影大会だ。
東京から悪友フォトグラファーがやって来て、
超多忙の美容室の社長が仕事を13時で切り上げて、
わたくしのシガナイブランドのイメージフォトを仕上げてくれる。
ありがたや。ありがたや。
メンズはモデル2人。
ウィメンズはモデル1人。
11時スタート18時上がりの長丁場。
あいにくの雨で自然光が期待できないので、
わたくしはおそらくストロボの三脚の役割を果たさなくてはいけない。
そこは日頃、8750gに成長した我が愛息を抱きかかえた筋肉の見せ所である。
この自慢の筋肉で、見事、3分は持ちこたえてみせよう。

今日は、一日中、明日のコーディネートを考えながら、
しっかりと久しぶりの店番もこなし、
今月の数少ない店番の中ではあるが、ベスト売上を叩いた。
平日だというのに、店は檻の中だというのに、
お買い上げいただいた皆様に大きな感謝を伝えておいた。
名古屋でののんびりとした3日間の引き換えに、
今日はギターをひく暇も無く、ずっと接客と打合せと、色合わせを続けていた。
明日の撮影、上手く行くように。
数少ないシューズが、どうか、上手くコーディネートできるように。
そして、すばらしい写真が撮れるように。
今回のわたくしの作品、かなり、見応えがあると、おもうのだが、
明日の関係者の反応が、今から気になって、眠気はするりと脳の外へと逃げ出した。
眠気誘発剤(黒ラベル)に手を出すか、出すまいか。
今、コーディネートよりも、それに悩んでいる。
[ 01.diary ] 2011年09月28日
帰省中
墓参りに名古屋に帰省中。
関係各位には多大なるご迷惑をおかけして申し訳ない。。
ただ、このタイミングしか、無く、
名古屋の爺婆が京都まで迎えにまで来たので、
半ば攫われるように名古屋にやって来た。
しかし、名古屋、僕の知る頃とはずいぶん変わった。
墓のある平和公園へ、いつもとは違う方向からアプローチしてみると、
千種の駅の周辺が、まるで代官山のようで、
すばらしい景観に立ち並ぶいろいろな素敵な店が並んでいた。
名古屋と言えば栄だが、僕がもし名古屋に店を出すならば、
この千種か天白の高級住宅地が好みである。
こういう刺激があるとすぐに僕はパソコンで遊び出す。
物件を探し、保証金、内装、什器代を計算し、
出店の現実味を試算する。
これが楽しい。
もちろんそんな体力も人手も我が社には存在しないから、
あくまでTVゲームの様な遊びではあるが。
京都の2店舗目計画も既に十数の企画書が上がっているが、
どれも実現していない。。。
今はとにかく京都で次回の展示会に全力で挑むしかない。
関係者様へ、
明日、帰ります。
どうか、明日からがんばりますので、どうぞ、宜しくお願い致します。
そして、30日、撮影。
皆様どうぞ、宜しく。
[ 01.diary ] 2011年09月26日
連休と連勝
この連休2連ちゃんに入る前、中日はヤクルトに5ゲーム差をゆるしていた。
ところが、今週、怒濤の5連勝。
ヤクルト4連戦を3連勝し、昨日、その差は1.5ゲーム。
残念ながら今日は負けてしまい、2.5ゲーム。
だが、嘆く事は無い。これは上出来だ。
まだヤクルトとはナゴヤドームで5試合残している。
落合さんも今日、言っていた。
『まだまだ先でしょ。』
本当に名古屋に生まれて良かった。
強いのは中日だけじゃない。
グランパスも上位3チームが揃って下位チームに負けてくれたおかげで、
ふわりと2位に浮上。
その上、首位ガンバとは勝ち点差1。
こちらもホーム瑞穂でガンバとの直接対決を残している。
名古屋の我らが2球団が、連覇に向けて、冠を射程におさめた。
去年は共に逃げ切り優勝。
今年は逆転優勝となれば、そりゃもう大変だ。
この大型連休。
どこにも行けず、仕事が大詰めだった僕にとって、
中日とグランパスの存在は、張りつめた日々にほんの少し活気をくれた。
今は、新幹線でたった37分の京都に住み、
愛する名古屋に足を向けて毎晩眠っているが、
いつの日か、あのすべてが整った優雅な街に住みたいと思う。


ところで、dothebagが久しぶりに入荷している。
多数の入荷連絡を仰せつかっているバックパックは10月の予定。
今回は上の2型。
このバッグ、いまから7年前、
僕がコンランショップで一目惚れ購入して、
毎日のように持ち歩いていたところ、行く先々でどこで売っているか尋ねられた。
どうせなら、うちの店で取り扱えないかと、
ネットや人づてに仕入れ先を探していた、そんなある日、
嫁さんが合同展示会でこのバッグのブースをみつけて、
その翌日即、コンタクトをとって取引を始めた。
実は、今、出張用に新しくトラベルバッグを買い替えようかと思っている。
黒にする予定だ。
出張に非常に心強いこのバッグで、10月の展示会に乗り込もうかと思っている。
旅行のバッグを探している方、
毎日大荷物の方にこちらを全力でお勧めする。
さあ、9月も残すところあと5日。
昨日、inkからもすばらしいシャツが入荷し、
店頭が中日のように活気づいて来た。
私はlaluの秋冬の生産を早々と工場の兄さん方にお任せしたので、
今週は春のサンプルアップを待ち、9/30に友人の美男美女をモデルに、
毎度お世話になりますflowing KARASUMAさんのスタジオにて、
スタイルフォトの撮影をする準備を進めている。
フォトグラファーは悪友、メイクは親友、モデルは息子の許嫁の母。
打ち上げはおいしい中華の予定。
円卓を囲んで、うちの息子と後輩の娘のお見合いとなる予定である。
そのためにも、僕らには良く出来たサンプルが必要である。
このブログを見て、工場の兄さん方はいつもプレッシャーを感じているそうだ。
僕は、それを知っていて、毎日、ここに期待を込めた文を綴っているのである。
あの、意地悪なパターンのパンツが、どうしても、必要なのである。
中日が10ゲーム差を1.5ゲームにまで縮められたんだ。
きっと、あの人達は、納期をそんな風に、縮めてくれるはずだ。
[ 01.diary ] 2011年09月22日
なんや かんや てんや わんや

エバーフレッシュの成長が恐ろしい。
ここへやって来た頃より倍くらいの専有体積になっている。
そして、このエバーフレッシュに負けないスピードで、
我が家の絶叫新生児も拡大中。
おそらく、既に9キロは軽く突破している。
ただ、そんなにぶよぶよと肉々しい訳ではなく、相当な筋肉質なのだとおもう。
最近じたばたした時の一撃が、本気で落ち込むくらい痛くて、困る。
9月第4週、3日しか無い今週の平日、サンプル制作の大詰め。
朝から電話が鳴り続け、いろいろな問題が発覚。
果たして30日の撮影、間に合うのだろうか?
いや、間に合わなくては、困る。。。
今だ乏しいパンツの上がりを、切に願う。
これから上がるサンプルは難解シリーズ。
上手く縫い上がるのかが不安である。

さて、本日店番。
なので店頭の様子も少し。
最近、こちらが人気。
オリエンタルな洋服を無機質に創りたかった。
これを柄で創ったり、布帛で創るのでは駄目だった。
どうしても、裏毛で創りたかった。
男性が着るワンピース。
もちろん、下をスッポンポンという訳にはいかないから、
大人として責任を持って何らかを穿いて頂きたいが、
こういう物をストールでも巻きながら、
さらりと男が着ていても良かろうとおもう。
カーキはサイズにより完売し始めた。
もう1色のアッシュはまだ少し余裕あり。
わたくしはアッシュを購入。
吉川店長は在庫の薄いカーキを早々と選択。
size1が欲しかったのになかったら、吉川に冷たい視線をよろしくどうぞ。
明日からの3連休、やはり天気は最高の模様。
気温も秋らしく、夜はどうしても食欲がうなぎ上り。
だが、私、黒ラベルダイエットを開始したため、
昨夜より、ご飯の代わりに冷奴を半丁つまみにしている。
ゆっくり、魚や野菜、豆腐をつまみながら黒ラベルをぐびりとやる。
ただし、日本人の体質は炭水化物をとらないと脂肪を燃焼しにくいとの事なので、
夜を控えても昼にうどんやパスタを接種するようにしている。
今回の意志がどの程度ものか。
結果は年末くらいに明らかになるだろうと、思う。
そんなことより今宵より中日はヤクルトと4連戦。
これをどう終えるか。
それにより月曜日の僕の機嫌は大きく左右される。
月曜日、店頭で吉川がぐったりしていたら、
僕の八つ当たりを施したせいだと思って頂いて、問題ない。
[ 01.diary ] 2011年09月21日
風と風邪
かなり強い台風の暴風雨が東へと進んで、
道行く人の傘を折りまくっているそうだ。
名古屋の実家の北、歩いて10分のところを庄内川が流れている。
幸い、うちの実家のある場所は高台なので、被害の心配は無いが、
川向こうの塩内(formula designer)の実家が心配だ。
弊社でも『かぜ』の被害が出ている。
吉川君が風邪をひいているそうだ。
昨日は風邪で頭がボーとして、日報の品番が間違っていたり、
記入しなくちゃいけない資料に記入漏れがあったりしたそうだ。
ちなみに、吉川君が入社して2年、風邪をひくのは始めてで、
記入ミスや漏れは週に14個ペースで2年間コンスタントに続けている。
僕が言いたいのは、原因は風邪ではないという事だ。
本日の京都市内、警報はでたものの、特に台風の気配も無く、
先ほどから既に青空がのぞいている。
明日からは台風一過に恵まれて、
3連休パート2もすべて晴れるそうだ。
気温も30度を下回り、まさに行楽日和。
cassowaryにもお越し頂きたいのは本音だが、
黒ラベルを買い込んで、自然豊かな風景に囲まれて、ゆっくり飲む事をお勧めしたい。
もし、京都へ観光にお越しになるならば、旨い店、紹介します。
昨夜、我が家も『福松』にチビ連れて行って来た。
嫁と義理の妹は松茸ご飯に栗ご飯のダブルアタック、
僕は黒ラベルを5ジョッキ+1グラスのダブルアタック。
しめ鯖を食い逃したのを未だに後悔している。
今日はコートの分納が届き、9月はこれにて入荷は打ち止め。
あとはSSのサンプルの上がりをじっと待つだけ。
9/30に知り合いの男前と美女を召還して撮影を行う。
どうにかそこまでに一つでも多くサンプルが上がり、
明日からのヤクルト4連戦に中日が勝ちまくる事を期待している。
4.5ゲーム差
絶望的だと、そう思っていた中日の2連覇に、
かすかに、かすかに、希望の火種がポッと赤くともされた。
震災の影響で、序盤のナゴヤドームの試合が後にまわされ、
首位ヤクルトとの残り試合、9試合がすべて本拠地ナゴヤドームでの開催。
この9試合を最低6勝3敗で乗り切るとして、
あと2つ中日より余分にヤクルトが負ければ、
それは、中日の優勝と言う結論になる訳だ。
これは、然程難しい話しではない。
明日、中日は試合が無い。
名古屋に戻り、一日ゆっくり休める。
対して、ヤクルトは神宮で、広島戦。
台風で開催は危ういが、もし、これを負けてくれれば、
中日とのゲーム差は4になる。
翌日、そのまま名古屋に移動し休み無しで中日と4連戦。
つまりのところ、ヤクルトは17日から休み無しの9連戦。
そしてそして、消化試合は中日が1つ少ない。
それを中日が勝つとして、ゲーム差は3.5だ。
そこに吉見、チェン、ネルソンが調子が上がり、
山井、山内、ソトも勝ちが見込める。
今年は高橋はいないが、小林が防御率0.73972とがんばっているし、
その後の浅尾と岩瀬はほとんど点をとられない。
防御率は浅尾0.50467、岩瀬1.57500だ。
ブランコは相変わらず一か八かだが、
その一か八かすらなかった頃の打線に比べればずいぶん、点が取れる。
谷繁、荒木が好調で、森野と大島に辺りが出て来た。
今まで出なかった『ここぞ』の1本が、最近、出る。
先に書いた投手陣はほぼ1試合に2点しかとられない。
そこに、ようやく3点は取れるようになって来た打線がかみ合えば、もう、負けない。
ヤクルトと巨人に競り勝ち、
阪神、広島、横浜のBクラスに無駄な負けをしなければ、
いよいよ、夢物語は現実の物となる。
簡単ではないが、これでもし逆転優勝をするならば、
それは、名古屋人として、一生に残る一年になる。
こんなに打てないのに、優勝が出来るのなら、
ちょっとした事で音を上げている場合じゃない。
一度は見捨てた中日に、心から、謝罪する。
どうか、成し遂げてみせてくれ、ライジングドラゴンズ!
そして、10/14、東京ドームの巨人戦が、その、来るべき日となる事を、
上賀茂神社に向かって祈っている。
[ 01.diary ] 2011年09月19日
三連休など、無ければいい。
まず、三連休に関し、毎日、沢山のご来店に感謝。
秋の香り漂う本日の京都、
黒ラベルとともに旨い物でも食って、ゆっくりと夜を楽しみたいところだが、
事務所は押し寄せる不安とともにどんよりとしている。
ただ、中日がデーゲームで早々と快勝した事が唯一気持ちを明るくしてくれた。

サンプルは一応届き始めている。
ガッツポーズもしたが、眉間に鈍痛を発症させる問題も山積み。
そんな切羽詰まった状況で、
ここのところまるっきり店には出る事が出来ていない。
今週は木曜日に店番をする以外はずっと事務所だ。
なんとか、次の三連休は店にも顔を出したいとおもってはいる。
世の中にしてみれば、それはもう喜ばしい三連休二連ちゃんの秋の始まりが、
我が社にとっては、逆に月曜日と金曜日を祝日にされて、
展示会前の貴重の平日を2つ削除され、
見つかる問題点の解決を伝える相手がそこにいないと言う、
本当に焦りしか生まれない拷問以外のなにものでもない。
だが、負けない。
この試練を乗り越えて、どうにか、なんとか、
来週金曜日にばっちりと撮影をしてみせる。
さて、中日ドラゴンズ、ここに来て地味に勝ちを増やし
諦めかけていた僕の心を引きつけている。
展示会中の10/14、東京ドームに行く事になりそうだ。
消化試合になっているか、
はたまた、残る9試合のヤクルトとの直接対決を勝ちまくり、
とんでもない正念場になっているか。
ともかく、黒ラベルを飲みながら、屋根間際の上の方の指定席から、
文字通り、高見の見物をして、英気を養おうとおもう。
展示会まで、あと、23日。
まだまだ、やる事は沢山ある。
[ 01.diary ] 2011年09月18日
週末の雨
週末、そろって晴れる事があまり無い様な気がする。
先日、お客さん達とそんな話しをしていて、
ある事に気が付いた。
それは、ここ2年の話しではないかと。
そう、あの男が、ここ、cassowaryに巣食ってからだ。。。
雨男と呼ぶにはその力が絶大過ぎる、吉川薫。
せっかくの3連休の出ばなをくじいたのは、あいつだ。
昨日、土曜日、あんな嵐にもかかわらず、沢山のご来店に感謝。
工場さんもがんばってくれて、なんとか、目玉のライダースとトレンチも間に合った。
いよいよ店頭も秋のボリュームがぐんぐんと上がって、
お客さんの洋服を見る時間も長くなって来ている。
これからもまだまだ、大物の入荷は続く。
我々自身が、それはもう、興奮している。
5月から続いた生産の業火はようやく鎮火したが、
それを火種に、2012SSのサンプルアップの烈火は、
これから僕のスケジュールを焼き尽くす。
正直、事務所は何がどうだか、パニックである。
今頃になって、ぼろぼろと見落としがあらわになり、
冷や汗が滝のように流れている。
今日、日曜日には、13型のサンプルが到着する予定だ。
残りは60型。
一人、事務所で、
『誰だ、こんなにサンプル創ったのは』と、
ブーメラン式の八つ当たりをしながら、
黙々と細部のチェックに専念する日曜日になる。
夕方には一区切りつく。
そうしたら、cassowaryで珈琲でもすすろうかと、そう、おもっている。
そう、出来る事を、願っている。
[ 01.diary ] 2011年09月13日
完了
3ブランド合計71品番、
本日ようやく最後まで悩みに悩んだanimaのワンピースの生地と加工が決まり、
企画書の空白がすべて埋まった。
残り数型のパターンの上がりを待ち、あとは工場様にがんばって頂くだけだ。
10月11日から始まる2012SSの展示会。
このサンプルの出来如何で成果は大きく左右される。
相変わらず、春夏だろうがアウターが盛りだくさんな我が社の製品は、
果たして、しっかりオーダーがとれようか。。
心配も盛りだくさんだが、何より、サンプルの上がりが待ち遠しくて仕方が無い。
さて、これから3連休が2連ちゃんの9月、
そこに間に合うようにと、コート類の仕込みをしっかりしておいた。
そろそろ続々と入荷が始まる。
cassowaryは現在、外装工事という試練に直面し、
吉川店長は日々、来客に大きな不安を抱いているようだ。
ご新規はなかなかお越し頂けないだろうと覚悟をしていたのだが、
以外と、工事始まってから、ご新規が多い。
それも女性が非常に、多くなった。
ガラス張りで、外からの目が気になると言う声は移転時に多く聞こえたが、
外装工事の目隠しのおかげで、外からの視線を気にせず洋服を見れるから。。。?
ネガティブに考えていた要素が、予想外の効果をもたらしているのだろうか?
顧客様も続々とご来店いただき、この分なら、なんとか試練の9月を乗り越えられそうだ。
吉川店長に聞くところ、
ELATEのダウンコートに大変多くのご期待を頂いているようだ。
確かに、非常に美しい袖をしたダウンがヤツのラインナップに輝いていた。
価格も非常にお手頃で、ただし、そこらに転がるありきたりではないthe ELATEなヤツ。
今月とも、先月とも、来月とも噂される納期。
果たして、真実は、いかに。。。
吉川店長からの情報に、暫くご注意いただきたい。
[ 01.diary ] 2011年09月09日
外壁工事中

およそ、一ヶ月間、cassowary入居ビルが外壁工事開催中。
目立たなくなるのはかまわないのだが、音が。。。
あと、どこにでも居るんだね。。どんくさい人。
中から見ていて、イライラする。
それが一番の『ご迷惑』。

さて、店頭ではようやくinkやELATEの新作もぱらりひらりと重役出勤。
そちらの入荷は吉川に任せているので、彼のweblogをご覧頂きたい。
私は自分の事で精一杯なので。
上の写真、41124が昨日も良く売れた。
既にBLKのsize1と3はあと1着、CHLのsize1は完売した。
1日1着のペースで先月中旬から売れている。
下に合わせている31117も、順調に行けば10月中頃に追加が届く。
現状、BRNは完売。
GRYも残り5本(size1x3,2x1,3x1)。
店頭用に2色で40本在庫を用意したのに、入荷後1ヶ月で35本も売れた。
追加も店頭在庫24本用意したが、おそらく、すぐだろう。
うちの店のレベルではこれは、バカ売れである。
来年の春の作品に、かなり面白いアイデアのパンツがある。
友人から関係者、皆が褒めてくれている。
ただし、工場は眉間に皺を寄せているが。。。
これもこのくらいのヒット作になる事を祈っている。
なんせ、用尺が、通常のパンツの倍かかるので。。。
続々届く秋冬の新作と、
ちらほら上がったサンプルを見つめて、興奮する今日この頃。
カラッカラの喉に、キンキンに冷えたサッポロ黒ラベルを流し込むかのごとき快感。
3ヶ月間、もんどりうった制作捻転の成果。
どうぞ、これから上がるサンプルも黒ラベルの様である事を祈る。
さて、今日は店番。
お時間あれば、現世から隔離されたcassowaryでお待ち申し上げる。
[ 01.diary ] 2011年09月04日
その命、4日でした。

no:11113。
9/1に入荷し、店頭分在庫、6着、本日、9/4、15:00に完売。
もっと創ればよかった。
同じ生地を使うフードのロングコートの方に多くまわしてしまったから、
オーダー分以外に、6着しかとれなかった。
普通、コートの店頭在庫は各品番15着ほどは確保するんだけど、
これは正直、見誤った。
あと、8着は易々と売れただろうに。
申し訳ない。
11113はもう完売したけれども、
来週はいろいろ上がって来る。
さっき、animaの1番人気、英国羊毛カルゼのマントが上がって来た。
その後、レザーライダース、トレンチ、迷彩ライダース、ウールジャージトレンチと、
9/20までに立て続けに大物が入荷予定。
食い物もうまくなる9月の京都。
お食事前に、ぜひ、cassowaryへお立寄を。
[ 01.diary ] 2011年09月02日
台風12号により
本日、cassowaryの営業は17:00までとさせて頂きます。
関西へ12号がやって来るのは21:00頃らしいですが、
現状、既に雨の角度は45度。
今日は皆様も早めにお家にお帰り下さい。
そして日本代表を応援してください。
明日、台風が去った秋晴れのcassowaryで皆様のご来店をお待ちしております。
ちなみにこんな台風の日に、こいつは本領を発揮します。

今cassowaryは静かです。
bonobosを聴きながら、春夏のサンプルの諸々を見直しています。
珈琲はホットにしました。
今日、animaのコートとジャケットの仮縫いがパターンナーから届いたのですが、
これが非常にすばらしい出来で、こんがらがってストレスの坩堝とかした脳味噌に、
いきなりスパーっと光が差し込んだような気分になりました。
formulaの図案もすべて上がり、今回も画伯の秀作が揃いました。
展示会は10/11から。
今、正直、ものすごく忙しいんです。
飲みに行く時間も無く、ただただ、仕事、仕事、仕事。
でも、いい物が上がって来ると、疲れも吹っ飛ぶ訳でございます。
さ、そろそろ15時になるので、
今日中に片付けなくちゃ行けない事にとっかかります。
17時まで、お近くにいらっしゃれば、お立ち寄り下さい。
珈琲でも飲んでってください。
[ 01.diary ] 2011年08月29日
日曜日、深夜、1時40分
まだ、仕事をしている。
月曜日、朝一番でいろいろと工場さんに確認してもらうため、
さまざまな企画書、計画書を制作している。
今週は、formulaのサンプルに取りかかる。
先ほど、東京の画伯から最後の図案が納品された。
今回も総勢25体の悪魔の図案が飛来した。
この中から選りすぐりの選抜チームで、展示会に挑んでいく。
8月29日になった。
凄まじい早さで通り過ぎた8月を振り返ると、
とにかく生地に囲まれて、毎日、糸だらけで仕事した記憶しか無い。
甲子園が会った事も、五山の送り火が会った事も、既に、霞んでいる。
そんな状況で、cassowaryに最近長く居られないのだが、
皆さん、ご来店いただいているだろうか。
今年、僕は苦手だったシャツを克服しつつある。
まだ、然程バリエーションを用意できていないが、
作った数型が、非常に好評で、安心している。
パンツも好調。
おかげさまで完売した31117BRN、30本弱、10月の中旬を目指し、追加生産中。
風前の灯火、31117GRYももちろん20本ほど制作している。
このパンツ、本当に男前に産まれて来た。
我ながら、我が脳味噌を褒めてやりたい。
もうすぐこの31117にお似合いの重厚な冬の衣が上がってくる。
これからだ、これからがcassowaryのシーズン。
今日もコートの問い合わせが多数あった。
今、僕は春の服をこんな時間まで考えているが、
半年前に考えた秋の服の到着で、少し気が散っている。
9月はトレンチにレザーライダース、シューティングJKTなどなど。
精魂込めた新作達がcassowaryにやってくる。
少し寂しい店頭が、ようやくずしりと重厚になって行く。
そういえば、今年、再び、プルオーバーパーカまでもが好評。
それもご新規さんにね。
先日から店頭のトルソーに着せているのを見て、
観光の方が沢山ご来店してくれた。
看板や雑誌に頼らなくても、洋服屋は、洋服の姿を美しく見せれば客を呼べる。
店の入り口に向けてわざとらしく雑貨屋みたいな雰囲気で飾り付けるというのが、
その昔、洋服屋のセオリーみたいに教えられたが、
どうもそれが気に食わなかった僕は洋服事態で目を引く方法を好んだ。
どこの店も『うちはよそとは違う』と言うだけで、
実際そう思っているのはその人自身だけというのが実情だ。
僕は特別な事をしようとか、他に無いものを目指すのではなく、
余分な物を排除しただけだ。
洋服屋に必要なのは洋服。
この店が出来たとき、あれが僕の理想だった。
何も無い空間にハンガーラックが3本。
そこに少しだけかかる美しい洋服。
あの、すばらしい光景を、もう一度、見たい、今日、このごろ。
[ 01.diary ] 2011年08月26日
遠い昔
恐ろしい事に、僕にも赤ん坊だった時がある。
それも、予想を大きく裏切る、女の子の様な見た目だった。
そう、人は、変われる。
問題は、ベクトルの、向きである。

cassowary、本日も沢山のご来客に、店番2連ちゃんの疲れも感じぬまま、
もうすぐ店じまいとあいなった。
東京はものすごい雨らしい。
打合せの電話の向こうは、デイアフタートゥモローさながら。
表参道で雷が落ち、パルコの地下は水浸し。
京都は晴れたりやんだりのぐずぐず程度、
遠くで雷が鳴ったようだが、ストーンローゼズでかき消された。
売り場で感じる事は僕の制作の因子である。
そして、数ヶ月前に思いついた洋服が、
ちゃんと意味があるものであるかを確かめる場でもある。
今年、今まで2軍、いや、3軍だったシャツがようやく1軍で活躍している。
こんなにシャツがぽこぽこ売れるのは、始めての事だ。
そして、その光景を見ながら、来春の新作のヒントも頂く。
よく、デザイナー、クリエイター諸君が気取って美術館行ったり、映画を見たり、
本を読んだり、音楽を聴いたりして、
所謂、『インスパイヤーされた!』って経験を、僕はした事が無い。
ここで洋服を売って、お客さんと話している事が、何より制作の原動力。
今日も大阪か来てくれた大学生や、東京から来てくれた観光のカップル、
それにいつも来てくれる青年達や兄貴とたのしく時間を過ごして、
迷っていた高い生地をオーダーする勇気をもらった。
彼らがまた、うちの服を着て、喜んでくれるように。
自分の創る服を、これだけ沢山の人が気に入って着てくれる事は、
本当にただ事じゃないと思う。
だから、今取り組んでいる来春の制作に、
少しでも隙を作っちゃいけない。
納得いくまで、生地を睨みつけ、面倒だからと適当に選んだりしないで、
何度も、何時間でも生地を睨みつけて、
これしか無い!と思える物を選ぼうとおもう。
よって、土日も休まず、がんばりましょう。
[ 01.diary ] 2011年08月25日
日々是生地選定

今日と明日は、店番。
接客の合間を見て、店でも、この状況だ。
今日は途切れる事無く来客があり、
非常にたのしく過ごしている。
制作開始から3ヶ月、
パターンが続々と仕上り、生地見本が山のように積まれ、
展示会まであと1ヶ月半となったここに来て、
いきなりすべてが『パシュッ!』と音を立てるようにはまり出した。
3ヶ月前に何とも思わなかった生地が、今、神々しく見えたり、
ずっと恋していた生地への100年の恋も冷めたり。
分かりやすく言うと、生産背景の皆々様を振り回している毎日である。
売り場では秋冬が好調に旅立ちを迎えて、
既に31117BRNは完売したり、ほぼすべての品番でサイズ欠けが発生している。
今年は8月に一切ジャケット&コート品番を上げなかったにも関わらず、
パンツ、シャツ、カットソーが非常に好評で、
なかなかの売上を記録している。
今日も高打率の31117や41124が安定してヒットを量産している。
卸先さんからも追加をどしどし頂き、ありがたい限り。
もっと卸先があれば今年は儲かっただろうな。。
なんて今更後悔しても、始まらないから、来シーズン、そう思わないように、
展示会に向け、しっかりと制作をして、
いろいろなバイヤー様にご来場いただけるようにするしか無い。
日も短くなり、いよいよ秋がやってくる。
涼しい夜風に月を眺めながら黒ラベルなどという贅沢がもうすぐかなう。
苦手な夏が消える頃、僕はやる気と新作を抱えて、東京2週間の勝負に出る。
嫌いな物が目の前から消えていくのは清々しい。
テレビの世界からも映ればチャンネルを変える人物が一人消えた。
次は夏が消える。
少しだけど、住みやすい環境に変わって行く。
ありがたい事だ。
[ 01.diary ] 2011年08月21日
混沌
実は、もうほとんど来季のデザインは終わっている。
パターンだって、大方上がり、残りもほぼ進行中で、上がりを待つ状態。
ところが、生地が決まらないのだ。
毎日、生地の見本帳と睨み合い、珈琲をひたすら飲みながら、
じっとまだ形を成していない新作のシュミレートを頭の中で繰り返す。
今日は少しそれを忘れようと思い、
嫁と息子が用事で出かけている静かな家で、
昼寝をしたり、晩飯にお好み焼きを焼いて黒ラベルを飲んで、
グランパスの試合結果にうなだれながら、
やたらと甘い、実が黄色い桃を食べたりしてくつろいだ。
でも、やはり、どこか胸の片隅でザワザワと焦りが心臓の伴奏に不安げなリフを奏で、
今、結局深夜2時になってパソコンの資料に手をつけてしまった。
慣れない事をしても、体や脳が覚えた日常は簡単には変えられない。
それなら、思う存分不安に立ち向かっていた方が気が休まるもんだ。
グランパスは負けた。
土曜日なのに、今日は店も暇だったようだ。
久しぶりのしとしとと降り続く雨に、まさに水を差された。
明日からまた忙しくなるのだろうが、こういう日も良いものだ。
来季の制作はなかなか気に入っている。
新しい挑戦も非常に上手くいきそうで、期待が膨らんでいる。
8月は大きく進展したよいひと月になった。
残り10日ほど、さらに前進を続けて、9月を気持ちよく迎えたい。
甲子園も終わり、赤とんぼが色気づいて来た今日、
ちと、ぐらんぐらんのマーブル状態の頭を冷やし、
明日からまた頭をかき混ぜる英気を養った。
これからグルグルマーブルをかき混ぜて、やがて新しい色の誕生を迎える。
まだまだ、道は半ばだ。
[ 01.diary ] 2011年08月18日
昇る赤い鯱、堕ちた青い龍

『エコドアラ』
『エコ』などという物に関心を持った事が無い。
小さい頃から『もったいないお化け』で育った僕には、
どっかの元副大統領が高らかに叫んだ『不都合な真実』が、
本当は誰かの『都合のよい事実』だって事ぐらいすぐに分かった。
メディア依存の現代人と違い、疑う訳ではなく、
野生の勘で悪人を見分ける事が得意である。
しかし、ドアラには失望した。
マスコットのその場しのぎの立ち振る舞いを一切しない彼に共感を覚えていたが、
あの誇らしいRDB(ロイヤルドラゴンズブルー)を似非エコグリーンに染めるなんて。
そりゃ中日もこれだけ弱ければ、ドアラも取り乱すのも仕方ない。
もう、今年は中日を捨てた。
今週、2試合のグランパスより点が取れない中日打線は、
まるで弊社が抱える神奈川の眠れる空砲のようだ。
そう、彼らは眠れる『大砲』ではない。起きても、『空砲』なのである。
よくて、豆鉄砲。いや、胡麻鉄砲。
だから、グランパスだけを見つめて行く事にした。
負けないグランパスは16戦無敗。
次節、ホームで仙台に負けなければ鹿島の17戦無敗の記録に並ぶ。
そしてその次の川崎とのアウェーに負けなければ、新記録だ。
鬼門『等々力』でのアウェー。
でも今のグランパスなら。。。。
得点ランク1位ケネディー(11点)と2位玉田(10点)の強力アタッカーに、
韋駄天永井と目覚めた『10番』小川。
今のグランパスは本当に『強い』
来年、中日はケネディーと玉田を獲得してはどうだろうか。
おそらく、グスマンよりは点を取ってくれると思うのだが。
[ 01.diary ] 2011年08月16日
burnin'
今夜、噂の大文字。
昨夜も2軒目に立ち寄ったイタリアンで、
隣の席で浅はかな情報で言いたい放題の男女が居た。
皆、東大や京大を卒業し、長年研究して来た学者よりも雄弁である。
そう、僕らは何も知らないはずなんだよね。
だから、ツイッターやブログで無責任に知ったか発言をしちゃいけない。
メディアの情報はインパクトを与える事を目的としていて、
真実を伝える事を目的としていないように感じる。
そんな奴らの垂れ流す不足だらけの情報を、
断片的に吸収したにわか博士にはなってはいけない。
と、思うのだ。

はい、こちら、そんなのには絶対にならならい同級生。
ELATE宮川、フォトグラファー松岡敦飛、そして私、坂井真吾。
昨夜、僕らは3人は、これまた同級生の『福松』近松真樹が創る旨いもん食いに行った。
この日、1974年生まれの集いはビール日本酒ハイボールの狂喜乱舞。
東京にいる頃、この3人で集まれば、朝までひたすら飲み続けたが、
我々も四十のしっぽが見え始めた37歳。
てっぺんまたずに、最近じゃ眠気が足腰を砕き始める。
こいつらと中目黒や三軒茶屋で飲んだくれたのも、
もう12年前になるのだから恐ろしい。
まだ頭ではあの頃と変わらない意識で居るのだが、体が全然ついてこない。
体系は崩れ、肌は張りを失い、肝臓は衰退の一途をたどる。
今20代で体が火照っている諸君にも、必ずこの日はやってくる。
来るべき、2020年当たり、覚悟するといい。
昨夜のトドメのワインが効いたのか、今日は頭痛で目が覚めた。
そんなふらふらの父親にさらに息子の朝ぐずりの雄叫びが傷口に塩をぬる。
そのまま呪いの呪文の様だと評判の子守唄を歌い、なんとか寝かしつけた後、
昼飯を喰らい、事務所へやって来て、生地を睨みつけている。
明日から工場さんやら生地屋さんが動き出す。
今日の準備が肝心なのだが、もうすぐ御山が燃え始める。
街の浮かれた雰囲気が、今日も僕の黒ラベルを増やすのだ。
京都の夏、心は折れるが、そっと祭りや旨い物が傷を癒す。
もういやだと言い続けながら京都に住み続ける理由である。
[ 01.diary ] 2011年08月12日
8月12日
今日でKAMMERオープンから数えて、4周年となりました。
看板も出さず、雑誌取材を一切断り、
ただ、地道にこの場所で出会えるお客さんとの時間を大事にしてきました。
おかげさまで、1年でつぶれると噂された店は4年も続き、
その上、売上はどんどん伸びております。
今後とも、KAMMER改め、cassowaryをよおしくお願い致します。

さて、店頭はと申しますと、早くも秋冬の新作がトップスピードにて入荷中です。
シャツ、パンツ、カットソーが途切れる事無く入荷し、
例年以上のご好評を頂いております。

店内のレイアウトも、元の美しさを取り戻し、
本日店番の私の気持ちも晴れやかです。
特にこの窓際のエバーフレッシュを囲む、
2本の剣持勇のハンガーラック辺りは、非常に気に入っております。

奥に鎮座する今シーズンのリーディングヒッター、絶好調のパンツ群団。
今年は、以前、戦力外だったパンツとシャツが大きく打率を上げ、
パンツに至っては本塁打王も狙えるほどに成長しました。
カットソーは森野のごとく安定した活躍を見せてくれていますし、
もうすぐ届くコート類は、今年も和田のようにlaluの主軸としてくれる事でしょう。
秋冬が山盛りのクーラーの効いた涼しい店内とは違い、
まだ、昼間の外はものすごい光量で暑さを表現しています。
まさに、夏。
今日からお盆休みという声が僕の周りでも沢山聞こえてます。
皆さんどこかへお出かけなんでしょうか。
先日の出張で見た新幹線の車窓からの緑の世界が、僕の頭から離れません。
どこかへゆっくりとした時間を過ごしに行きたいのですが、
今年もどうやら無理そうです。
もうすぐ京都は五山の送り火。
今年はいろいろと騒がれておりますが。。。
また多くの方が京都へ帰省したり、観光でいらっしゃると思いますので、
今年もcassowaryは休まず一人でも多くのお客さんに新作をご覧頂くため、
クーラーをがんがんに効かせて、皆様のご来店をお待ちしております。
まずはクリスタルクララで中から冷やして頂き、
ゆっくり暑苦しい新作をご覧ください。
なつかし顔、新しい顔にお会いできる事を、
スタッフ一同楽しみにしております。
それでは、5年目に入りました我々の店舗、
これからもどうぞよろしくお願い致します。
[ 01.diary ] 2011年08月09日
強行出張
日曜日の朝から、パターンや営業の打合せで出張に出ている。
東京に着いた途端、雷雨。
稲光が光る中、狭いホテルの部屋で、
ビールを飲みながらパターンの打合せ。
関西でもパターン引いてもらえる人は見つかるが、
今回、どうしても、ある男に、ある新作を引いてもらいたくて、
なんとか時間と経費をねじり出し、東京にやって来た。
その価値は十分にありそうだ。

そして夜は大学からの大親友とじっくり晩餐。
『麗郷』
渋谷で飲む時、かなりの頻度でここにやってくる。
ビーフンとシジミの酒蒸し、それに腸詰めが名物。
hisTUBEの頃から打ち上げやらで何度と無くここに来ている。
そんな思い出の店で、これから大一番に打って出る友の決意表明を聞いた。
その後、formula塩内のおすすめのバーへ移動。
カウンターチェアがすべてベルセロナチェアの素敵なバー。
食事のメニューが無いが、『なんでもやりますよ』の一言に、
野菜と豚をリクエストして、出て来たものは、
まさかのダッチオーブン料理。
たらふくで大満足の夜になった。
翌日は朝から恵比寿に移動しスターバックスで男前を待つ。
来春に久しぶりに僕のブランドを後方支援してくれる青年と、
暫く会わなかった間のお互いの報告と、
これから始める挑戦の話しを2時間ほど珈琲を飲みながら話した。

そして、急いで品川に向かい、新幹線に乗り込み広島へ。
野を超え、山の穴をいくつもくぐり、
4時間の長旅、その先にもやはりその価値があるパターンの制作者が居る。
広島の卸先殿の紹介で今回animaで2型お願いする事になっている。
卸先殿も含め、広島らしくお好み焼きの店で短期集中打合せを終えた後、
途中、2人、同じく洋服創りを生業とする強者が合流し、
ひたすら喋り、ひたすら飲んだ。
そうなる事を覚悟し、13時チェックアウトのプランにしておいたが、
7時から目が覚めて、ずっとパソコンで作業をしている。
昼前に出て、広島駅に向かう予定だ。
充電器を忘れたから、携帯に出れないので、急がないと行けない。
明日も打合せ。明後日も打合せ。
お盆の前に急いで仕上げなくちゃいけない案件盛りだくさんなので。
そろそろ風呂入って酒を絞り抜いて、準備をしようと思う。
[ 01.diary ] 2011年08月04日
パンツの当たり年
毎年、1型は良く売れるパンツを出していたが、
今シーズン、パンツにはずれが無い。
非常に、うれしい。
コートで、この感じは良くあるが、パンツでは始めてだ。
展示会の時点で、今回のラインナップには少し自信があった。
無理をして型を増やさず、新しい形を探すより、
僕の今までの作品をさらに突き詰める作業に専念した。
結果、カーゴはより美しくなり、生地の選定にも間違いを起こさなかった。
レイヤードのデニムは以前の物より、
ポケットの位置やサイドのえぐりがバランスよくなった。
そしてずっと創っていたスラックスに、少しアクセントを加えた新作は大化けした。
そんな新作達、
サイズをしっかり合わせて写真を撮り直してみたのでご覧頂きたい。




非常に満足している。
これからもこの状況を続けて行けるようにしっかりと鉛筆を握り続ける。
秋冬で盛り上がる店頭に対し、
事務所は来春の展示会に向けて慌ただしくなって来た。
いくつもの打合せをこなし、新作への段取りを進めているところだ。
そんなOffice Sanctumの息抜きと言えば、
昼の休憩に通う大丸百貨店の地下食品売り場。
現在の私のブームは『京都の豆腐』。
とようけ屋の木綿豆腐と仁助のからし豆腐がものすごく気に入っている。
専用のたれも買い込み、
このところ、毎日のように冷奴を黒ラベルのお供にしている。
ネギとショウガでシンプルに。
今夜は鶏胸肉の唐揚げに香味ソースをかけたのをメインに、
非常に満足の夕食を楽しんだ。
ただ、大丸の魚はあまり旨くないし、やたら、高い。。。。
刺身は錦市場を西から入ってすぐの、『錦大丸』という魚屋さんで買うのが良い。
ちなみに、大丸とは無関係、、だと思う。
そこで僕は確実になにか勘違いをされている。
『毎度、大将!今日は何にする?』
半身でいつも買うからか、飲食店をやっていると思われている気がする。
『おそらく、飯も出すバーかなんかやってるな、こいつ。』
と、思われている気がする。
『領収書は!!??』
勘違いされている。
気持ちは、分かる。
仕方が無い。
さて、明日、いや今もう1時だから今日だな。
久しぶりにcassowary店番である。
ここ数日、なかなか吉川君の売上が好調なので、
足を引っ張らないように気合いを入れて行こうと思う。
あいつに『なんか、昨日、売上悪かったですね〜』
などと、あの軽い口調で言われたら、何かをどうにかしてしまいそうになるだろうて。
珈琲飲みながら、絵を描きながら、打合せをしながらも、
しっかり、きっちり、店番、全う致します。
よろしくどうぞ。
[ 01.diary ] 2011年07月22日
15年
昨日、親友のアキラとゆっくり飲んだ。
長年、京都の酔っぱらいの宿り木の様な存在だったバー、『トラックス』。
2011年7月20日、あっさりとその歴史に幕を引いた。
ばか騒ぎになるだろう最後の日は、普通のお客さん達に任せて、
僕は15年来の親友として、翌日の夕食からゆっくり彼と話しをした。
彼がまだアダムエロペのスタッフだったころは毎夜のように飲みに行った。
飲食業界へ転身した後は、客としても毎日のように飲みに行った。
僕が東京へ移り住んだ時は、
出張の旅に京都駅から真っ直ぐ彼の店へ向かった。
でも、最近は少し足が遠のいていた。
その理由もちゃんと彼には話してある。
いろいろな思い出がある。
いい事も悪い事も。
どれも、夕べは酒の肴になった。
4軒回るうちに、店毎に話しのお題は代わり、
笑いながら、ゆっくりと酒を飲んだ。
アキラは実家の高野山へ帰る。
そこでお土産物屋『松永屋』を継ぐのだ。
旧家を利用して、何やら企んでいるようだが、
今までの前科から、その話しは適当に聞き流した。
ただし、今度こそ成し遂げて、その始まりの連絡が届く事を祈っている。
20代の轟々と音を立てるよな日々の回想を繰り返したここ数日。
そのころの仲間の事を思い出したり、
実際にそいつらに連絡してみたり会いにいったりしながら、
アキラと久しぶりにあのころの様な時間を過ごした。
おかげで春夏の制作の進行がその分フリーズしたが、
そんなもの、簡単に取り戻せる。
もう、こんな事は無いかもしれない。
僕らはそういう年頃になって来た。
[ 01.diary ] 2011年07月18日
7月17日

朝9時から無数の山鉾が動き出す。
そして、12時前に新町通りに舞い戻る。
早くから起きる価値は、ある。
7月17日、毎年行われるこの行事、
毎年しっかり見に行こうと思いながらもう7年になるか。
そういっている間に、引っ越しをもくろんでいる。
来年はここにはいないかもしれない。
宵山と巡航もおわり、今日は店も忙しかった。
ここに来て、好調なのはformula。
今、新作が沢山店頭にならんでいて、
偏り無く、どれも好調に消化されている。
年齢層もバラバラ、性別も男女問わず。
このformulaの行く末は少し、明るい。
次回展示会、そろそろ、独り立ちさせたい。
今月はパターンと他、いくつかの作戦会議のため東京に行かなくちゃならない。
暑いし、夏休みで無駄に新幹線やホテルも混むだろうから、
乗り気じゃないが、行かないわけにはいかない。
7月も半ばを過ぎた。
10月まで、時間がない。
大文字が真っ赤に燃えるころ、僕は眉間に深いしわが消えなくなる。
[ 01.diary ] 2011年07月16日
解放
宵山、終了
長かった3日間。
あの人ごみで日傘をさす連中の気が知れない。
僕の身長だと、ちょうどさきっちょが目に入る。
人の目玉と、その傘をさしている人々の美白と、
どちらが守られるべきなのだろうかと、
そんなしょうもない事を考えなきゃいけないのも、
やたらと人が集まってしまう祭りが嫌いな理由の一つだ。

昼飯に間に合うように、名古屋から婆様がやって来た理由は、
彼女推奨の名古屋最強の海老フライサンドを僕らに食わせたいからだった。
小さい頃、彼女が通う栄の美容室に付き合わされる時、
これに釣られて付いていったのを覚えている。
つまらない美容室の待ち合い席で、ひたすら、
この海老フライサンドの為に、
どこを切ったのか分からない無駄なカットの時間を我慢した。
もし名古屋に行かれる事があれば、
既に全国に進出を果たした『コメダ珈琲』ではつまらないでしょう。
ぜひ、我が母上推奨、喫茶『コンパル』をお探しあれ。
名古屋市内に5〜6軒あるようなので。

3日間関わりを拒絶した宵々々山〜宵山の人だかり。
だが、マンションの1階の美容室のオーナーが焼くサザエのつぼ焼きだけは、
どうしても冷蔵庫に控える一番星のお供にしなくてはもったいないと、
混み始める日暮れ前にちょいと家族分を頂きに財布を握って下界へ下りた。
普段、本職の姿より、失礼ながら似合っていたこの姿。
焼き加減もすばらしく、大粒のサザエを黒ラベルとともにやっつけた。
実は、昨日の昼間、広島焼きは買いにいこうとしたのだが、
昼間行くもんじゃないね、やはり、、、
仕込みの状況と食材の管理環境を見て、一切買わずに帰って来た。
それに、なぜか、室町通の錦から蛸薬師の間に4軒も広島焼き乱立。
そして、どこも炎天下に豚バラ放出。
クワバラクワバラ。
さ、明日の朝、母と嫁の鉾巡航鑑賞の間、
私と息子の二人はクーラーの効いた部屋で、鋼の錬金術士を鑑賞する。
京都の伝統的行事より、我が子には等価交換の重要性をまず叩き込みたい。
避難中
宵々山、終了。
以前、祇園祭の山場を目の前に、
自宅マンションで引きこもり、
時々マンションの下にやって来た友人に会いに、
息子を抱えて降りていく程度の関わりしかしていない。
暑い最中、一階の美容室の大将が旨そうなサザエを焼いているから、
明日はそれを買って、少しだけ最終日を見届けようかと思う。
そこはバーも備える美容室、
屋台ではなく、ちゃんとした衛生管理下にあるので安心だし。

冷や麦にもころうどん(名古屋では冷やしうどんの事をこう呼ぶ)にも飽きたので、
今日のお昼はフルーツトマトとバジルの冷製パスタにした。
やはり、冷製の時は1.4mmのフェデリーニが一番よい。
今日は1.6mmのしかなかったから、少し麺の主張が強すぎた。
しかし、味付け自体は及第点。

昼間を撮りためた映画やドラマの消化に費やしながら、
23時を過ぎた頃、屋台の残飯をあさるイタチかフェレットの様に、
こっそり下に降りて我が町内の霰天神山を拝みに降りた。
警備員のおっさんに、じっとりと見つめられたが、
堂々と、町内会費を払っている事を後ろ盾に撮影してやった。
今夜は少し過ごしやすい。
昼間の熱気がさめて、外は心地よかった。
明日からは名古屋の婆様が宵山と巡航と孫を堪能しにやってくる。
気合い入れて昼前には四条烏丸の地下鉄の階段を上がってくるそうだ。
名古屋からは37分で京都まで来れる。
何なら、我が実家から名古屋駅までの方が遠く感じる。
荷物は早々と黒猫に運ばせ、既にリビングにある。
おそらく、近所のスーパーに行くくらいのイデタチでやってくるだろう。
19日まで着物の店の叩き売りを回ったり、山鉾の鑑賞したり、
巡航初体験をするそうだ。
同じく屋台には興味が無い。
僕の屋台への恐怖心は彼女の教育による物である事は間違いない。
何はともあれ、こんなところに住んでいるんだし、有効に活用しなきゃ、
お高い町内会費が税金並みに無駄金に成り下がる。
もしかすると今年が最後かもしれないし、
僕らはもういいが、婆様には存分に楽しんでもらおうと思う。
[ 01.diary ] 2011年07月13日
始まってしまった。

今日、帰る頃には辺り一面、鉾と山だらけだ。
明日からの3日間、僕は自宅にこもり、絵を描く事にしている。
尋常じゃない人ごみと、騒音を避けて、
家中の窓をぴしゃりと締めて、浮き世をシャットアウトする。
前にも書いたが、『祇園祭』は7月一ヶ月間続く。
宵々々山〜宵山の3日間は正直言って一番祇園祭が祇園祭らしくなくなると感じている。
遠くに住んでいる頃はあれこそと思っていたが、
霰天神山(あられてんじんやま)の守護下に住み、
深く祇園祭に関わって(町内会費を支払って)、
いろんな事を先輩達から聞くと、
この3日間は日本中どこにでもあるただのデミセ祭りでしか無く感じて来た。
もし、鉾をゆっくり見るならば、13日の夜がおすすめだ。
すべて出そろっているが、デミセはまだ出ていない。
巡航が迫っているという事はだ、7月も半ばを過ぎるという事になる。
来春のサンプルのパターンはまだ1つしか上がっていない。。
ここからお盆までに相当なスパートをかけていかないと。。。
3つのブランド、ちゃんとやらないと。
それにしても、なんでこうも追われるように洋服作らなきゃいけないんだか。
もっと、余裕をもって、じっくりとやりたい。
[ 01.diary ] 2011年07月12日
中二日

福松。
15年来の親友がもうすぐ京都を離れるので、
黒ラベルと旨い食い物でゆっくりと黄昏時を過ごす事になった。
しんみりする訳でもなく、相変わらずの能天気ぶりに、
逆に少し寂しくなる瞬間があったような気がするが、気のせいだと思う事にした。

そんな昨夜も岩牡蠣をオーダー。
今度は生ではなく、贅沢に殻焼きにして頂いた。
スットンキョウに旨い徳島出身。
金曜日の三重出身もよかったが、こちらもなかなかに。
写真で分かりにくいが、だいたい二つ折りの携帯くらいの大きさ。
おいしゅうござった。
その後、祇園へと彼の挨拶回りに付き合い、
途中、ハイボールが体に合わず、胸焼けして退散した。
15年前、某百貨店の別々の店で販売スタッフをしていた頃からの付き合い。
二十代前半の悪行千万も今は酒の席の笑い話。
お互いあれからいろんな事が変化して、
かと、思えば、全く変わらない部分もそれなりにあって、
とりあえず、順調に老けてもうすぐ40歳の扉を開ける。
これから、どうなるのかなんてどうでもいい事だと思う。
すでに、決まっている事が重要で、これからの事はそのディテールに過ぎない。
世界遺産の参道の真ん前で、これから彼が新しくどんな醜態をさらすか、
はたまた、とんでもない成功を披露するか。
どっちだっていい。
どっちだって、同じだ。
夕べの食事が楽しかったのは事だけは、確かな事実。
[ 01.diary ] 2011年07月10日
時間はおそらく正確にすすんでいる
間違いなく、時間は何にも影響されず、
真っ直ぐに、正しく、未来に向かって進んでいる。
遅くもならず、早くもならず。
ところが、僕の感じる限り、時間は変幻自在にその歩みを変える。
苦手な春夏のデザインを急いでしなくてはいけないと意識する限りは、
スーパーマリオの残り時間が100を切った時に流れる音楽が鳴り響き、
焦りというニトロを注がれ、とんでもない加速をしてみせる。
7月10日、明日までに提出すると約束したあるデザインを、
今から朝までになんとか描き上げなくてはいけない。
そんな夜に中日は無様に負けた。
おかげ様で気分はすこぶる乗らない。

7月もあいかわらず多方面から来訪が続いている。
週末はformulaの画伯が来京。
吉川も連れて福松へ行った。
それにしても、僕は料理人の友人に恵まれている。
こういう場面、行く店に全く困らない。
人生かけて包丁を握る男前達に、毎度旨い物を食わせてもらって、
おかげさまで京都に来てからの体重増加のおぞましさよ。
彼らに負けないよう、僕も少しは洋服創りでうならせたいものだと、思う。
黒ラベルを飲みながら、大好物のしめ鯖に鴨ロース。
それから、飛び入り入荷の三重産特大岩牡蠣。
正直言って、牡蠣は焼いた方が好きなのだが、
始めてだ、本気で生牡蠣を旨いと思った。
そして、ミルクのような味と言うのも確認できた。

10月の展示会まであと3ヶ月。
会場も押さえたし、ホテルも押さえた。
3つのブランドそれぞれに大方、登録選手が出そろって来た。
デザインに許された時間はあと3週間だ。
今後も時間は嫌みなほど正確に未来へ針を刻んでいくんでしょう。
だから、逃げずに僕は机に向かって、
美しい革のカバーを纏ったクロッキーブックを開き、
お気に入りのシャープペンシルでとにかく納得のいくアイデアが出るまで、
ひたすら洋服の始まりを描き続けよう。
7月11日、そろそろ右手にニトロを注いでいきましょう。
[ 01.diary ] 2011年07月07日
寝返りからのかかと落とし
七夕。
今頃彦星は悶々としている頃か。
雨も降り、野次馬の目も気にしなくて済むし、さぞかし、さぞかし。
下界に住まう我が家の猿田彦は最近寝返りが激しく、
今朝も6時から母ちゃんに寝返りからのかかと落としをお見舞い。
母ちゃん、大喜びである。

昨夜も深夜まで絵を描き続けた。
まず、このようにクロッキーの1ページにどんどん概略を描き上げて、
その後一枚の紙に前後斜め詳細を正書していく。
正書のときは3本の水性ボールペンをつかう。
0.3、0.5、0.7mm、現在0.3のインクが残りわずかだ。
正書するまでに買いにいかなくちゃいけない。

中日はお得意様相手に2連勝。
だがしかし、ヤクルトの強さが次第に不気味になってきた7/7。
オールスター前になんとか負け数を2つ差くらいに縮めたいところだが、
チェンの調子が悪いし、浅尾もなんだか少し馬力を感じない。
不安は増すばかりだが、巨人が風邪をこじらせているうちにどうにか上昇したい。
いくら調子が悪くても、巨人はきっと上がってくる。
ヤクルトがこのまま留まると、非常にクライマックスが恐ろしいが、
今年はなんとかリーグ2連覇を目指してほしい。
その後、クライマックスと日本一の事は考えよう。
今夜も18:00からKBS京都で生中継。
黒ラベルを冷やして、エース吉見の快投を期待する。
ただし、グスマンは出てこない事を期待する。
3打席連続で3塁にランナーを置き、
同じ投手の同じ球にぼてぼての内野ゴロを3連ちゃん、、、
彼を見ているとうちのひからびたグスマンの事を思い出す。
黒ラベルに餃子やチャーシューは最高だが、
グスマンの空振り三振は黒ラベルをハイネケンよりまずくする。
さ、今夜もバッシと快勝で4ン連勝といきましょう。
[ 01.diary ] 2011年07月05日
夏の始まりに
雨、久しぶりだ。
出かける用事も無く、家に居る時に降る雨は、
濡れる事も、何かに影響する事も無く、
ただ、音として僕に関わってくる。
だから、ここに居る時に限り、僕は雨が好きだ。

梅雨は明けたのか、夏は始まったのか。
どちらでも良いが、僕の心は既に秋冬の新作の上がりに踊っている。
今年も早々とストックに秋冬の新作が届き始めている。
報告資料が上がり次第、皆様にはまた入荷をお知らせする予定。
少々、お待ちを。
ところで、節電だ、脱原発だと大騒ぎの2011年の夏。
早速クーラー病と呼ばれる症状に陥り、
今日は一日頭がボーとしていた。
熱っぽく、けだるく、夜は冷やし中華しか喉を通らなかった。
というのは嘘。
冷やし中華を食ったらなぜだか体調が良くなり、
黒ラベルで餃子をやっつけた。
今日こそは飲まないでおこうと思っても飲んでしまうワンスター。
そこに餃子の存在が加われば1本という訳にはいかないワンスター。

トコロガダ!こんなに旨いサッポロ黒ラベルなのに、
本日信じられない事実が発覚した。
京都には黒ラベルを扱うビアガーデンが1軒も無いとの事。
確かな情報筋からの衝撃の事実。
そうさ、どうせこの世は僕に向いていない。
いや、僕がこの世に向いていないのだ。
でも、そんな迫害にあいながらも、あのすばらしいビールを造るサッポロに、
僕はこれからも忠誠を誓う決意をした。
いつか、いつの日か、僕が京都に飲食店を出すような未来が訪れたその日には、
どんなに大人の事情をちらつかされようとも、
どこの営業も撥ね除け、僕は店の看板に大きなコガネイロの一番星を掲げよう。
サッポロ黒ラベル、万歳。
[ 01.diary ] 2011年06月30日
36歳のホームラン
我が社の店頭での最近の話題と言えば、野球だ。
月に2回のペースで、早朝、御所富小路グランドで野球をしている。
1度目はぐだぐだの試合ではあったが、6−5のさよなら勝ち。
今週月曜日に行った第2回は練習を行った。
御所のグランドは左翼が100mを超えている。
そこで、みんなでトスバッティングでどれだけ飛ばせるかを試してみる事になった。
100mと言えば、ナゴヤドーム級だ。
軟式でそこまで飛ばせば、とんでもない事だ。
ま、色気を出さず気軽に打ってみたところ。。。
なんと、ワンバウンドで100m以上先にある3mのフェンスを超えた。
つまり、90m〜95mは飛んでいる事になる。
ざわめく現場。ざわつく野心。
目の色が変わった僕は、バットを重い方へ持ち替えた。
しかし、どうしてもフェンスまでは届かない。
ま、トスバッティングで100m飛ばしたら偉い事だが、
そこにおっさん達のロマンが沸き立ってしまった。
10球ほどで脇腹を痛めた僕のあと、
次から次へと挑戦者が現れたが、僕の圧勝だった。
僕は小学生までしか野球をしていない。
中学では部室で先輩がシンナーを吸っているのを見てやめた。
ただ、小学生の頃は本気でプロを目指していた。
僕の親父は中学生の時、中京高校(現中京大中京)のスカウトの目にとまったのだが、
爺ちゃんがシベリアに抑留されていた事もあり、
甲子園を諦めたらしく、その悔しさからか、幼稚園の頃から僕に野球の基礎を叩き込んだ。
小学生に成る頃には親父の本気の球を平気で受けていたと記憶している。
そのおかげで、5年生の時、元中日のエース、権藤博氏の野球教室に行った際、
権藤氏に最後に呼び止められ、
『坊主、飯を食って体を大きくして、野球を続けろ。君はプロに成れる』
と信じられないお言葉を頂いた。
言いつけ通り、体は必要以上にでかくなったのだが。。。
バットとグローブではなく、一応、木と革張りではあるが、
鉛筆とクロッキーブックで飯を食っている。
過去の栄光は多少尾ひれがつく。
でも、本当である。
中学の時、作曲に興味を持ち、シンセサイザーを買わず、
あのまま野球を諦めなかったら。。。なんて。。
ま、僕の天下無双の”我慢弱さ”はプロに成れる訳など無いのは知っているが、
今、おっさん達で集まって野球をする際に、酒のつまみに成る過去ではある。
洋服を創る仕事をしながら、ちょっと運動をと思った野球が、
なかなか素敵な目標を僕に与えてく得れた。
今年中に、市民球場クラスのスタンドへ白球を放り込む。
そのために、7kgを越えた息子には、上半身の筋肉増強の役にたってもらう。
今の背筋ではとりあえず、打つたびに脇腹を痛めてしまう。
僕は今、12歳の夏、熱田市民球場で準決勝で散ったあの日の心に囚われている。
あの日流した悔し涙は、このためにあったのだ。
権藤さん、見ててくれ。
[ 01.diary ] 2011年06月29日
夏のせいです
憂鬱だ。早く寒くならないか。冬が恋しい。
以前、何かでこんな事を読んだ。
『冬が好きな人は想像力が豊かで、夏が好きな人は行動力が豊かである。』
はい、その通り。
私、妄想の力は人一倍。しかしヘルニアを抱える腰の重さも人一倍。
僕の敬愛する物を作る人々にも、夏嫌いが多い。
例外は音楽家。
彼らは夏が好きな人が多い。
さて、そんな夏のせいで、仕事がはかどらない。
実に不愉快な京都の夏、暦だけが恐ろしいスピードで過ぎ去っていく。
あと3度眠れば7月だ。
展示会はあっという間にやってくる。
恐ろしい事に、僕は、何を血迷ったか、今、ブランドを3つも抱えている。
大して卸先も無いのに繰り出す3つの創造物達を、
今、必死こいて2次元に芽吹かせている。
今日は家にこもり、何とか2つの芽を吹き出したが、
3ブランド合計80型は作るサンプルの、それはたった2.5%なのである。
恐ろしい数字である。
今、ここにそれを書き記した事を後悔している。
でも、僕はこれしか出来ないから、これを続けなくちゃならない。
12歳の春、バットとグローブをそっと物置にしまったあの日、
僕の中日ドラゴンズ入団の夢はまず消え去り、
その後、バイオモンスターを創ろうと言う夢も、
数学への絶望的無関心のせいで無かった事になり、
赤いギターで目指したロックスターの夢も、
団体行動に向かない『ノリ』と呼ばれるデリカシーの無さにより風に攫われた。
すべて夢であった。
そういえば、僕は洋服のデザイナーになる夢を見た事も持った事も無かった。
未だに自分がそれであるという自覚も無い。風貌もしていない。
どこか洋服のデザイナーというものに嫌悪感さえ持っている。
でも、なぜ、続けられているか。
それを考えた時、理由はすぐに分かった。
こっぱづかしいからいちいち書かないが、
だから僕は未だに店に出ているんだと思う。
夏のせいで奪われたやる気、なんとか7月の中旬までにはMAXにまで持っていきたい。
8月、それを3次元にし、
9月、それを纏った姿を映像におさめたい。
そして、10月、僕のような人間の創る洋服を楽しんでくれる人の為に、
渾身の面構えを引っさげて、
東京は並木橋の展示会で史上最高の二日酔いウィークを過ごしてみせよう。
それいけ、有限会社Sanctum 代表取締役。
[ 01.diary ] 2011年06月23日
来てしまった
暑い。
遂に夏の肌触りになって来た。
今日は幾分風があるからまだましだが、
先ほど大通りの信号待ちの際、確実にあの憂鬱を感じた。
夏だ。
夏を前にして7000gを突破した御曹司は、
毎夜37度前後の熱をおびて、石のように重く懐で泣きじゃくる。
健康的な温度設定のクーラーの下、
汗だくでお怒りを沈める祈りのごとき儀式を深夜まで続けている。
『大丈夫だ!お前なら眠れる!そうだ、眠れ!』とつぶやきながら。
今日も寝不足だ。
京都の夏と言えば、そう、祇園祭。
7月、ひと月の間、さまざまな行事が繰り広げられる。
中でも、鉾山町に住む僕を苦しめる巡航前夜までの3日間のお祭り騒ぎ。
深夜まで家に帰る事はかなわない地獄の3日間。
お囃子も四方八方から聞こえて来りゃ、ただの騒音でしか無い。
家路を急ぐ身には、山も鉾もただの障害物。
あぁ、早く北山へ引っ越したい。。。
飛び出せワンダフル物件。

ところで先日からいろんなところでサッポロ黒ラベルを押しまくっているのだが、
意外と黒ラベルを飲める飲食店を知らない事実が判明した。
この悲しい現実をどうにか打破したいと、
今、個人的に黒ラベルの飲める店を調査中である。
皆様の中に、
黒ラベルの飲めるおすすめのおいしいお店をご存知の方がいらっしゃいましたら、
cassowaryまでご一報、宜しくお願い致します。
ちなみに、我が愛する中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドームは、
モチロン!サッポロ黒ラベルである。
[ 01.diary ] 2011年06月22日
初夏到来、日々多忙
暑い。
日本から逃げ出したいが、飛行機も嫌いだ。
所詮この世に僕は向いてない。
店頭は今月非常に忙しい。
結婚式が多いようで、遠方からのご来店も多い。
プライベートでも夏休み前の京都が暇な時期を狙って、
多くの友人や親戚が京都を尋ねてくれる。
今日はその中日。
仕事を休んで溜まりに溜まった家の用事を片付けている。
まずはチビ様のゲージの組み立てと、
通販で買ってほったらかしの衣装ケースの組み立てだ。
ところで、皆さん、見て頂けただろうか、lalu 2011 AW short film。
洋服ブランドが作るありきたりなプロモーションにしたくなかったので、
友人のミュージシャンのmusic videoに衣装協力する感覚で挑んだ作品。
映像も音楽も、敏腕の作家が手がけているだけあって、
見応え、聴き応え共に満足しているのだが、いかがだろうか?
僕の友人、特に音楽畑からのリアクションは非常に良い。
狙いがそこにあっただけに、非常にうれしい。
現在、来年の春夏の製作中なのだが、
頭の中には既にこのmovieの撮影への野望が渦巻いている。
animaとformulaでもぜひとも制作したい。
そのためには9月上旬のサンプルアップが必要になるのだが、
それが僕を今、梅雨の湿気と夏の気温以上に頭痛の種である。
[ 01.diary ] 2011年06月21日
サッポロ黒ラベル

デンマークから親戚のようなヤツがやって来ているから、
ここ2日、夕食を共にしている。
しばらく話さなかった英語が崩壊していて、
かなり苦労しながらのお互いの近況報告だが、楽しい時間を過ごせた。
そんな北欧のドキュメンタリー映画監督を虜にしたのも、やはり黒ラベル。
アサヒスーパードライも好きらしいが、やはり、黒ラベルには勝てない。
という訳で、初日は『福松』、2日目は『フォーンヴィエット』となった。
デンマークのビール好きも日本のビール好きも決まって嫌いなのが、ハイネケンだ。
カフェが多い京都では至る所でハイネケンだが、
これはビール好きにとっては、実に嘆かわしい現実。
どうか皆様に、黒ラベルをおいて頂きたい。
そうすれば分かる。
ハイネケンを1杯でやめるところ、ビール好き3杯はいける。
とりあえず1杯だけビールという人はおそらく何でも良いだろう。
でも、とにかく何杯でもビールという人はハイネケンでは駄目なのである。
和食にも黒ラベル。
イタリアンにも黒ラベル。
中華だって黒ラベル。
『サッポロ黒ラベル』万歳!
そろそろサッポロから黒ラベルが送られて来て良い頃だが、まだ来ない。
[ 01.diary ] 2011年06月18日
深夜、絵を描きながら
ずっと考えている。
洋服のブランドを始めてから、ずっと創りたい物があるのだが、
もとよりそれは完成してしまっている物で、
なかなか自分のデザインとして描き上げる事が出来ない。
どこかにあったような物にしかならない。
オリジナルの生地やサイジングの巧みさで個性を狙う方法は目にするが、
僕の『余計な』と言われても仕方が無い味付けを、
どうにか人生の玄人もうならせる範囲に昇格させて付け加えたいと思っている。
くだらない裁断やアイデア勝負の飾り付けで無く、
新たにそうする事が意味を持つ何かをしたい。
深夜、クロッキーブックに落書きのように鉛筆を走らせ、
どうにか煌めく偶然が凹凸のあるざらついた紙の上に現れないかと、
すでに5時間試しているが今夜は無理のようだ。
簡単じゃない。簡単じゃなさ過ぎる。
今、新しい基準で洋服を考えている。
といっても自分の中での話しだから、外から見たら一緒なのかもしれないが。
僕自身の問題で、僕自身の考え方でだ。
油断すると、また元に戻ってしまいそうな危うい作業。
慎重に、真剣に、今、僕は自分の洋服を変えたいと思っている。
出来上がった物が誰かの評価で『変わった』と言われるかどうかはどうでもいい。
僕の中で、『今までとは違う』と断言出来るかどうか。
それが出来なかった理由もとうに気づいている。
僕は言訳をしつつ、自分に『出来ている』とマジナイをかけながら、
ずっとそれを隠して来た。
laluを始めて7年が経ち、もうすぐ8年目に入る。
8は僕にとって小さい頃から重要な数字だ。
何かとこの数字に僕の人生の一大事は支配されて来ている。
8年目、つまり来年、2012年の春夏を、
納得のいく、本当に納得のいく作品で迎えたい。
その準備を今、毎日、会社でもなく、店でもなく、
自宅の僕の部屋で一人、悶々と考え続けている。
梅雨が明ける頃までには、あらすじくらいは描き上げたいのだが。
簡単じゃない。簡単じゃなさ過ぎる。
[ 01.diary ] 2011年06月16日
名古屋人の命の源

『名古屋人は何にでも味噌をかける。』
悪意を込めて、よくそういわれる。
誤解しないでほしい。
何にでも味噌をかける訳ではない、味噌をかけて旨いものにかけているのだ。
トンカツならば、ソースだっておいしくいただく。
でも、味噌だって旨いからかけるのだ。
味覚の振り幅が広いと言ってほしい。
そんな我々に無くてはならない赤みそ。
白みそも好きだし、合わせも、麹も好きだが、
豚汁はどうしても赤みそでなくてはならない。
京都人の妻も、今では完全に豚汁は赤味噌派になったほどだ。
そして、関西で売られている赤味噌は、まずい。
我々が使うのは『ナカモ』の赤みそ。
そう、『つけてみそかけてみそ』という、
名古屋人ならば海外にすら持っていくあの名作を作る会社の赤みそだ。
長年それを愛用していたが、先日思いがけない事実が発覚した。
この会社の味噌のマメを蒸す重要な仕事をになっているのが、
幼稚園からの幼なじみの哲(さとし)だったのだ。
そうなれば特権を利用し大量の赤みそとつけてみそかけてみそをゲット。
そのお礼に本日は宣伝をしようと思った次第。
それでは坂井家のつけてみそかけてみそ活用術をいくつか。
まず、木綿豆腐を半日かけてしっかり水抜き致します。
本当は直火が良いのですが、なかなか根気がいるので、
ここはフライパンに薄く油をしきまして、適度にソテー致します。
それを串に刺しまして、たっぷりとかけてみそ致します。
そこに山椒を降りまして、味噌田楽の出来上がり。
また、あるときは、豚バラと茄子を油で炒めまして、
そこにかけてみそをぶち込みます。
程よく絡めましたらごま油でフィニッシュ!
豚肉と茄子のみそ炒めの出来上がり。
つけても、炒め物でも万能素敵調味料。
Amazonでも買えます。
どうぞ、哲のつけてみそかけてみそを宜しくお願いします。
[ 01.diary ] 2011年06月14日
favor

写真favor websiteより
ハンスウェグナーのGE290。
自宅に3人掛がある。
儲かったらそれに合わせてこの一人掛けも欲しいんだが、
僕が手に入れた当時よりだいぶ値段が上がっているようだ。
名古屋に高校の同級生が営む素敵な家具屋がある。
cassowaryの家具のいくつかは彼の店でそろえた。
お店の名前はfavor。
ほぼ毎日、僕は彼のサイトをのぞいている。
入荷も楽しみなのだが、最近は彼の新しい店舗が出来上がる様を、
わくわくしながら見守っている。
ずいぶん前から物件は探していたが、ようやく良いのが見つかったんだろう、
いよいよ倉庫作業場も備えた大型店舗に引っ越すらしい。
我が社もそんな物件に引っ越したい。
でも、当面、無理だし、彼の様子を見る事で我慢している。
今月にはオープンするようだし、
出来れば来月にでもチビを連れて見に行けたらなんて考えている。
cassowaryに来て頂いたお客さんには紹介した事もあると思うこのfavor。
お近くにお住まいの方はぜひ、行ってみてください。
きっと、すばらしい店になっていると思うので。
[ 01.diary ] 2011年06月10日
久しぶりの雨
梅雨らしくない日々が続き、快調な滑り出しに浮かれていた6月。
やはり腐っても梅雨。そうは長くは晴れてはくれないものだ。
昨日、今日と吉川店長の短期解雇(連休)のため、連日の店番担当。
今日も昼からずっとたくさんのお客さんが来てくれている。
今ようやく一段落してコーヒーを飲みながら日記を綴っている。
今日のcassowaryは実に理想的な空気の中にある。
友人夫婦が娘達を連れて来てくれて、
差し入れにお向かいのカステラをいただき、
ちょうど居合わせた名古屋からやって来た浄土真宗の坊さんと、
みんなでコーヒーを飲みながらいろんな話しをして、
そのうち、その友人の奥さんと、坊さんが日大の同じ学部の先輩後輩だと発覚。
そういえば、『吉川も日大だよ』っていったら友人の奥さんは苦い顔をしていた。
4時、友人の娘のお姉ちゃんは、
憧れるマイケルジャクソンに近づくために始めたバレエ教室に向かい、
お父さんに連れ去られる。
しばらくして帰って来たお父さんはなぜか返り血を浴びていて、
聞くところ、テンションの上がった着替えの最中に転倒、
鼻を強打し、大量出血。
そのままお父さんに抱きついたため、お父さん、血だらけ。
しかし、お姉ちゃん、しっかり気持ちを切り替えて踊りだしたそうだ。
すべては、マイケルに近づくため。えらい。
そんなけなげな娘に、母親は未だに彼の死を告げられないでいる。
現在18時。
今日はまだこれから数組のご来店連絡をいただいている。
新潟や大阪や名古屋や東京や。
いろんなところからわざわざ来てもらえる店に出来た事を誇りに思う。
制作の仕事が山積みでも、どうしても店頭にいたくなる。
昔、百貨店の中に店舗があった頃は感じた事が無かった感覚だ。
明日も明後日も、出来る限り店頭に居ようと思う。
[ 01.diary ] 2011年06月09日
信じますか?
『神、宇宙人、幽霊をしんじますか?』
先日飲み屋のカウンターでの話題。
盛り上がる皆様に窒素冷却を施したのは、またしても私です。
『信じますか?』と問わなければいけないものという事は、
これ、『意味の事実』なわけだ。
神、宇宙人、幽霊、見た人は本当に見たのだろう。
でも、それは目の前に居たのではなく、その人に見えただけなのだ。
『意味の事実』、実体は無く、あらゆる情報から脳が起こす誤作動。
神は少し立ち位置が違う。
複雑な問題が絡むから、ここはノータッチ。
幽霊。
例えば、スタンダード『ポルターガイスト』。
世界中のあらゆる人々が体験を語るその基本形式も、
始まりはある双子の姉妹がついた嘘。
彼女達は学校をさぼりたくて、親についた怪奇な嘘がメディアを通して走り出し、
引っ込みがつかなくなった彼女達はそれを死ぬ直前まで黙っていた。
その報道以降、あらゆるところで同じような体験をする人が出現。
しかし数十年後、彼女達は死ぬ前に『あれ、嘘』と言い放ってこの世を去った。
つまり、心霊現象は洋服の流行のような物。
一つセンセーショナルなモデルが現れると、皆真似をしていくのだ。
僕の好きな心霊ビデオも映像技術者に言わせればすべて合成。
そりゃそうだ。『アーマードコア5』のCGなんて、既に実写と見まごうほどだし。
宇宙人。
地球外生命体を思うロマンは僕も持っている。
でも、その前に、科学が解き明かそうとしている事実に焦がれている。
先日CERNで反物質の閉じ込めに16分成功したそうだ。
その前はNASAからヒ素を食べて生きていける生物の発見が発表された。
反物質をコントロールできるようになるという事は、
人類は凄まじいエネルギーを手に入れる事になる。
そうなればとんでもない速さで宇宙を駆け抜ける事が出来るのだ。
ヒ素で生きていける生物が居るという事は、
これまで生命の存在の可能性が無いとされて来たところに可能性が生まれという事だ。
宇宙人信者はそんなロマン溢れる、夢溢れる事実を語ろうとしない。
そしてこれを語る僕を『夢が無い』と拒絶する。
それがどれだけ彼らが信じる安売りの宇宙人への近道かも知らず。
僕には『実は既に宇宙人は地球に来ている』などと語る暇は無く、
世界中で未知を既知に変化しようとする挑戦者にくびったけだ。
そんな様々な超常的なものの類いで一つ信じる物がある。
所謂、超能力。
これはぜひとも存在してほしい。
そして、何か自身にも秘められていてほしい。
太古、通信など出来ぬ時代、人間は驚異的な意思疎通をしたとなんかで読んだ事がある。
それはテレパシーみたいな物だと。
予知や透視、心を読んだり。
そういうのは、実はその昔、僕ら人間は標準装備していたんじゃないだろうか。
ところが、言葉をしゃべり、道具を使い、いろいろな物を作り出しているうちに、
どんな生き物も出来ない事を奇跡の業がごとく成し遂げていくうちに、
かつて出来た事を喪失してしまったんじゃないかと。
そもそも逆なんじゃないか。
そう、コンピュータに携帯電話、果ては宇宙飛行。
僕は『科学』こそが実は『常識を超越した力』だと感じる。
久しぶりに仕事と息子の事以外を書いた気がする。
そんな本日は私、cassowaryの店番担当。
このところ、非常に店が忙しい。
通常、閑散期なこの時期にありがたい。
我らが顧客殿達に感謝。
これも普通じゃない、我々の超能力かもしれない。。。
[ 01.diary ] 2011年06月05日
六月なのに
一年でもっとも、客足が遠のく月。
にもかかわらずだ。今日(6/4)は大繁盛。
売上日報が全部埋まった。
明日(6/5)もこの調子だとうれしい。

このコーディネート、すごく好きだ。
ロングTシャツの上に上の方だけボタンを止めてシャツを着る。
ピンクのぼやけたチェックにピンクの差したベージュがよく合っていると思う。
パンツにはinkの渾身切り裂きカーゴを合わせてみた。
街でこんな格好をしている人を見たら僕は振り返る。
このところ続けているこのコーディネート写真。
我ながら気に入っている。
昨日の30905の紹介にはかなりの反響があり、少しあのパンツも動き始めている。
というか、これだけの行動をしっかりとれば、
リアルタイムで反響があったのでは。。。?吉川君。。。?
そう、普通のプレゼンではなく、それが確実に、
そして印象的に伝わるプレゼンを開発してほしいのだよ。。。吉川君。。。。?
ま、歩みは遅くとも、留まるよりは1歩でも前に進んでいるだけましだ。
明日は今日とは違う日に。
僕自身もそう心に念じていかなくちゃ。
さて、6/5、本日も皆さんのご来場、心より、お待ちしております。
店頭は沢山の洋服で見応えがかなりのものと自信あり。
[ 01.diary ] 2011年06月03日
激動
今年は僕にとって、そして、僕の周りの友人達にとって、
いろんな事が、大きく変わって行く年のようだ。
同級生が一気に8人も、親父になったのもその一端なんだろう。
何年か後に、『2011年が大きな転機だった。』
なんて無事、昔話に出来る様に、しっかりとやりきろうと思う。

友人の多郎吉(本名)に手伝ってもらってコーディネート写真を撮らせてもらった。
今回はinkが主役。
詳しく聞いていないが、擦った揉んだあった作品らしい。
でも、その出来映えたるや、通りすがりのご老人もほれぼれする男前。
なんてかっこいいベストを作り出すんだ、あの男は。
男の品格というか、そんなものがグンと音を立てて上がる服に見えた。
inkの服の説明を僕らはウンチクでしない。
いや、それを必要としない物だと思っている。
リメイクだとか、ビンテージの何を使っているとかを必死で説明するより、
この面構えを身に纏え!そうすれば分かるだろう!
と、そんなアプローチをしている。
それで十分伝わる服だ。
ところで、下に穿いているスラックス仕立てのバーバリークロスのパンツ。
lalu、2年前の個人的改心の一撃である。
こんなに美しく穿き心地がよいパンツは無いよね!と思ったがあまり売れず。。。
10本ほど在庫を残していたのを最近思い出し、このタイミングで店頭に召還してみた。
そしたら何ともコーディネートに活躍する優秀な作品であることを再確認。
最近当店に通っていただくようになった皆さん、
一度この僕の独りよがりだったかもしれない作品をお試しいただきたい。
明日からの3日間、事情があり、吉川と僕の2人体制にてcassowary。
レイアウトなんかも大幅に変えてみたし、
今から出勤が楽しみで居る。
[ 01.diary ] 2011年06月01日
梅雨に負けない
雨の音にも慣れて来た。
台風の潔い良いそれとは違い、ジトジトと続く音。
ただこの音は何か集中したい時には役に立つ。
今日は自宅でずっと仕事と子守りをしていたが、
夜になってこの雨音に助けられながら仕事をした。
さて春夏最後の月、6月。
商品の紹介も一段落し、来月には秋冬がお目見えするので、
今季の作品をコーディネートショットでおさらいして行こうと思う。

41113に31110を合わせてみた。
今年のlaluのTシャツはだいたいモダールものを選んでいる。
非常に柔らかく、軽い生地が評判だ。
ここ数シーズン、laluでプリントTシャツをリリースし続けて来たが、
正直、少し違和感があり、悩んでいた。
そこで、グラフィックではなく、染工所の技術を使うTシャツを創ろうと思った。
一枚一枚工場の兄貴が具合よく(適当)塗りたくってくれている。
さわやかなスウェット地のショートカーゴも上出来。
『laluにしては珍しい。。』
なんて言われたが、そのlaluらしいってのはどういう基準なんだろうか。。
僕が創る服に付けた名前がlaluなのだから、僕が創る服がlaluなだけなのに。
日本人はカテゴライズが大好きで、
すぐにどういう物なのかを言葉でガンジガラメにしてしまう。
そんな事しないでもっと単純に服を見たら楽しいのにね。
僕が何を創ろうが自由で、誰が何を着ようが自由。
そう考えて服を創っているんだが、世の中はそれを異常だと言わんがばかり。
ま、ほっておこう。
それにしても、月日の流れは早い。
どんどんすすむ暦は夏を連れて来た。
僕らは今10月の展示会に向けて歩き始めている。
春が去った京都でまた次の春の服を考えている。
トライを続けて、失敗を繰り返して、時々成功に酔いしれる。
足取りは7年経ってもまだおぼつかない。。
おそらく、これからもそのままだ。
それでもこのまま続けて行く。
梅雨の雨みたいだな。
[ 01.diary ] 2011年05月30日
初節句と御食初め

坂井本家を次ぐ男、我が長男の初節句。
名古屋翁の仕事の都合もあり、少し遅れてこの週末に開催された。
あまり見た事が無いと言われるくらい、立派な子供大将人形。
僕のために祖父が買ってくれたものだ。
シベリアに抑留されて、自分の息子(僕のオヤジ)の小さい頃を知らなかった祖父は、
息子に出来なかった分、孫に何でもしてくれた。
警察のお偉いさんだった祖父は厳しかったようだが、
僕の記憶では今まであった人間の中で一番優しいひとだった。
そんな祖父の遺言は『中日に入れ!』だったが、残念ながらかなわなかった。
未だにお墓や仏壇で僕はまずそれを謝る事からお参りを始めている。
今回は草野球チームで4番を打っている事で我慢してくれと言っといた。
そんな豪華な節句人形の前で代わる代わる主役を抱えて写真撮影。
ちょうど生誕100日を先日迎えたのもあり、
御食初めも合わせての少し遅れたお祝いとなった。
親戚から僕の幼なじみ夫婦まで来てくれて、
そのなかでお頭付きの鯛と天ぷらをみんなでつついた。
従姉妹の姉ちゃんとこの子供がずっと息子の面倒を見てくれたおかげで、
僕らもゆっくりと食事と酒を楽しめた。
久しぶりの名古屋は非常に楽しかった。
実は僕は車が嫌いで、そこに京都の街中の駐車場の高さも手伝って、
車を未だに所有した事が無い。
よって、今回の帰省は普通に新幹線で帰るつもりだったが、
なんと、名古屋の両親が27日に迎えに来てくれる事になった。
その上、帰りは再び京都まで送り届け、1泊だけして昼前に帰って行った。
あの二人の孫に対するエネルギーはものすごい。
特に母のそれは感心する。
子供が産めなくなってものうのうと長生きするのは人間だけらしく、
その脳科学上の理由は、孫を育てる役割に生き甲斐を感じるからだ。
その研究結果を目の当たりにした。
確かに、うちの両親、このところ、少し若返ったと思う。
なんせ、帰りのサービスエリアで、
王将を珍しがってラーメンチャーハン焼きそばに餃子をぺろり。
夜、僕でさえ全く腹が減らずに居たのに、
オヤジはビールに焼酎で7時前から晩酌を始める始末だ。
その脇で母は孫を涙流しながらニコニコとあやし続けていた。
ちなみにその間、僕は胃もたれと睡魔に襲われベッドでぶっ倒れていた。。
台風と一緒にやって来て、去って行った両親が居なくなった我が家は静かだ。
でも、今日からまた二人で自由主義者の気の向くままの生活のお供をしなくちゃならん。
ま、全然辛くないけど。
ばたばたの週末をくぐり抜けたら梅雨とともに6月がやって来た。
店は納品が完了し、そろそろ7月の秋冬の入荷が見えて来た。
さ、6月、がんばって春夏を次々とSOLD OUTにして行こう。
[ 01.diary ] 2011年05月19日
山弦から福松
夏になった。
完全に夏だ。
皆さん、さようなら。
僕は心を閉ざします。

嫌な事は楽しい音楽で忘る。
昨日はlaluをご愛用いただいているスーパーギタリスト、
小倉さんのユニット『山弦』のライブにご招待いただき、
夕方、阪急電車に乗り込んで、大阪は難波Hatchへ向かった。
小倉さんにお会いしてから、いつか観に行きたいと思っていた『山弦』ライブ。
念願叶い、4年半ぶりのツアー開始。
わくわくしながら会場へ向かった。
平日にも関わらず、会場は満席。
僕も沢山のライブを見て来たが、
開始前にステージに並んだ20本ほどのギターを、
一斉にお客さんが写真を撮りまくる光景は始めて見た。
3時間を超える超絶癒しギターと二人の円熟トークの集中砲火。
最高だった。
最後、楽屋でお礼を直接伝えて、急いでJR新快速に乗り込んだ。

そして23時半、到着したのは初々しく木の香りが立ちこめる料理店。
この日の重要事項その2。
友人の晴れの門出。
近松真樹の御食事処乃『福松』開店祝い。
独立から資金調達、物件探し、内装工事。
0から少しずつ作り上げて行く姿を見て来たから、
そりゃ僕の喜びも並々ならず。
その上、僕のしつこい熱意に応えて、ビールはサッポロ黒ラベル。
そうきたらもちろん1杯2杯というわけにはいかない。
しめ鯖にトコブシ。好物も非常に旨かった。
またしても通う店が増えた。
良い服屋はいっこうに見つからないが、料理屋さんはどんどん見つかる。。。
いつもながら、私をグルメ情報源とされる諸君。
教えますよ、またもや旨い店。
ショップカードは吉川のデスクの例のあそこにありますので、お気軽に。
[ 01.diary ] 2011年05月18日
越国食堂『フォーンヴィエット』

世話になりっぱなしのコシヤンのベトナム屋に、
小粋にカウンターが出来た。
この店、誰を連れて行っても喜ばれる。
今、京都にお客さんが来たら、ま、所謂、接待の場合、
ここへのご招待は頻繁である。
味、雰囲気はもちろんの事、
この大将も皆が気に入る大きな要素。
TATAのタイパンツの似合いかたと来たら本場物クラス。
最近はELATEの安全ピンパーカをご愛用。
『これ、おかんに破れてるって起こられんねん』と苦情をいただいている。

時々、友人とここで集まって酒を飲みまくる。
最近は子育てに夜寝不足で全く出ていなかったが、
ここには夕方や夜中にチャンスがあれば訪れている。
誰にでもそういう店があると思うが、
僕らのまわりにはここに集まる人間が多いし、
その人たちとは馬が合う。
この日の晩も、僕が手配したジャパニーズビンテージ『ヤマキ』のギターを弾きながら、
南国焼酎を2本、ばしっとみんなで飲み干した。
洋服の話しもしなくていいし、威張り散らす自己顕示欲の固まり野郎もここには居ない。
過ごしやすくて、ついつい長居をしてしまう。
いつも有り難う、コシヤン。
また、夕方ビールと生春巻きのセット、食いに行きます。
さて、今日は夕方から大阪。
超大物ギタリストのライブにご招待いただいた。
日本を代表する2人のライブ。
こんな幸運は無い。
いつも僕の服をご愛用いただいている気さくな兄貴の超絶癒しギターを堪能してくる。
そして、急いで京都にリターン。
大事な友人の料理屋が、今宵、いよいよオープンだ。
ここにもきっと通いつめる事になる。
楽しい仲間にも会えるだろうから、楽しみだ。
今週も忙しい。
けど、楽しいぞ。
[ 01.diary ] 2011年05月13日
2011SS、総括
5月も半分終わる。
夏の香りが強まる毎日、僕の憂鬱もうなぎ上り。
なまった体を少しはメンテナンスしようと、
今年は野球にテニス、出来たらバレーボールと、
かつてユニホームを着て、大会に出た事のある球技をすべてやろうと思う。
ちなみに野球は名古屋市3位、バレーボールは愛知県ベスト8だった。
2011年の春夏も、来週のTシャツを残して全型の納品が完了した。
laluもformulaもだ。
7月には新シーズンの作品が届き始める。
いつもながら、春夏は矢のごとく過ぎ去っていく。

そんな今年の我がベストはこの作品。
ニットカルゼで創ったロングジャケット。
秋以降の制作に一つ、突破口になった新アプローチ。
シンプルに仕上げた作品が珍しいと言われるが、
それは僕としては心外で、
僕にとってデザインはシンプルも複雑も同価値なのだ。
『デザインしすぎていない』という表現がよく使われるが、
デザインとは元々手数の話しではないはずだ。
結果、物を成す行動の事であり、シンプルも複雑もデザインされた物だろう。
洋服業界の中途半端な住人のノリ的な表現がいつも僕のストレスになる。
laluでは複雑もシンプルも横並びに創り続けているが、
曲線のカッティングやレイヤードなど、
注意を引きやすいところだけに着目される事も多く、
案外、本人が時間を使う事ほどどうでもよいと言われる始末だ。
でも、ここ2シーズン、そんな状況にもかげりが見えて来た。
おそらく、おそらくだが、
少しずつすこしずつ、
形をしっかり出せるようになって来ているんじゃなかろうか、
と、そう思う。
その結果、このシンプルなジャケットがよく売れたんじゃないかと。
この出来事は今後の制作に大きな勇気を与えてくれた。
秋冬にもこいつの子孫が現れる。
そして、ついた自信は大きな決断に達した。
誰かにとってはどうでもいい事だろうけど、
少なからず、僕らの事を真剣に見つめてくれる人々が居るのを、
僕らはしっかりと自覚しているので、
そんな皆さんにはしっかりと後日お伝えしたいと思う。
もう少し、整理整頓をしてから、それからですが。
2012年は新しく、そして、大胆に。
さ、土日、吉川店長のアシスタントとして、がんばらせていただきます。
ご来店、お待ちしてます。
[ 01.diary ] 2011年05月10日
肉は赤身
霜降りの肉が嫌いだ。
胸焼けがする。
それより、歯ごたえのある赤身の肉と田舎ワイン。
しかし、なかなかそれに巡り会えない。
そんなところに突然事務所の前に現れたトスカーナ料理店。

500gの特大ビステッカ!
写真は既に2/3を平らげたあとだ。
福井からやって来た眼鏡メーカーの営業と、
ジムから帰って来た田和を連れて3人でやっとやっつけた。
ランプレドット(ミノ?のトマト煮込み)も美味!
お世話になった天下鳥のあと、何が入るか楽しみにしていたが、
何ともすばらしいお店がお向かいさんになってくれた。
そして、偶然、友達の友達だったり、相変わらず僕の世間は大きくて狭い。
店の名前は"OSTERIA IL CANTO DEL MAGGIO"
トスカーナから帰って来た優しい店主も魅力的。
うちを飲食店案内所だと思っている顧客さん、ショップカードどうぞ。

さ、肉食って少々目がギラギラの火曜日。
今日も不在の吉川の命令でcassowary店長代理。
朝から降り続いた雨も上がった。
そこで夏の作品を。
inkとスクラム組んで制作したアフガンショーツ。
inkがずっと裏地などで使用している、
古着のアフガンショールを使用したレイヤードショーツ。
これ、日本中の軍もの屋さんの在庫をかき集めてなんとか生産数を確保した努力の作品。
残念ながら、カーキのショールの在庫は日本中探して20本しか見つからず、
最初にオーダーいただいた卸先数店にすべて出払ってしまった。。。
どーしてもカーキが!という方、
以上、3店舗へお問い合わせ下さいませ。
在庫の確保になんとか成功し、安心したのもつかの間、
この生地、破れるのなんの。。。
工場さんと何度も話し合い、結果、
裏にスレキを貼って、そこに縫製の負荷を分散させてようやく問題解決。。。
手のかかる子ほどかわいいもので、
その上がりは非常にすばらしい面構え。
cassowaryの在庫は各サイズ3〜4本。
取り合い必死の数量故、お早めに。
さて、5月も10日になり、夏の香りがぷんぷんして来ている。
生産の段取りを進めながら、2012年の春夏展示会の計画も本格化しなくちゃ。
どんどんやってやります。
[ 01.diary ] 2011年05月09日
模様替え
秋冬の内覧会も終わり、店の模様替えをした。
元々、もっとだだっ広い店だったはずなのに、
4年もやっていると何かとものは増えていた。
でも、出来る限り余分を省いて、今出来る最大限広くしてみた。
世間では入りにくいと言われるが、
入って来た人たちは喜んでくれるから、
僕はこのままで良いと思っている。
第一、入りにくくて入らない人はきっと入りたいけど、
入れない理由があるのだから、
それが無くなった時に入ってもらえば良いと思うんだ。

今週は吉川君は有限会社Sanctumの仕事をしている。
だから、僕が1週間店をまわす事になった。
わくわくしながらやる気をみなぎらせているのだが、
それで先月空回りしたから、少し肩の力を抜いて挑んでいる。

ゴールデンウィーク、沢山の来店に感謝。
里帰りの次いでに寄ってくれる久しぶりの面々とも話せた。
そして、何より、彼らが僕の新作を喜んでくれるのがうれしい。
まだまだ苦しい船酔いの続く公開だけれども、
続けていくエネルギーになる。
そんな楽しかった金色の1週間を終えて、
春はあっという間に通り過ぎ、遂に夏がやって来てしまった。
今日の京都は29度。。。
うんざりだ。
だから、必死に未来の洋服の事を考えて、パソコンとメモ帳に野望を走らせている。
これからの半年、僕は次回の春夏と秋冬のデザインを同時に進行していく。
検討がつくだろう挑戦をする決意を固めたので、
もう、じたばたせずに猛進する事にした。
いろんな事でグルグルグネグネ泥まみれ。
そんな時間が長過ぎたが、ちょっと見えて来た理想に全力で食らいつこうと思う。
陽は沈んで、夜の香り。
今宵は懐かしい友人が尋ねて来るので、少しお酒を楽しむ。
明日もまた店番。
飲み過ぎないように心がける。
[ 01.diary ] 2011年05月08日
新基準
展示会後の様々も一段落。
子育てに奮闘する日々にも少しずつ慣れて来て、
最近、頭の中は既に2012年の春爛漫だ。
今回の秋冬の展示会でいろんな新しい出来事が起きた。
それはすぐさまカタチとなるものではなく、
これから一年じっくりと育てていく物語ばかりだ。
これまで自分が出来ると思っていた事が案外出来ない事だと気が付いたり、
逆に無理だと思っていた事がすんなり出来るようになっていたり。
刺激的な出来事が目白押しだった4月の種まきが、
いよいよ5月芽吹き始めている状況だ。
油断をすればすぐ10月は目の前に現れる。
次回の春夏はlaluにとっては我慢どころ。
新規ブランドanimaにとっては早くも正念場。
そして、formulaは飛躍のチャンスが巡って来ている。
準備は今月から始めていく。
今回の秋冬の展示会に向けて行った行動の洗練と、
新しく挑戦する戦略。
これまでとは違う基準で僕らは動き始めている。
うっすら差した光を見失わないように。
でも、慎重すぎて留まらないように。
やる事が山のようにあるが、楽しんで前に進んでいこうと思う。
[ 01.diary ] 2011年04月30日
大盛況

ゴールデンウィーク初日。
沢山のご来場に感謝。
遠方からのご来店が多く、遠くはニューヨークから、
そして、あの日福島第一原発に居た若き技術者まで。
様々な人たちの来訪に、僕と吉川のテンションも上昇し放題。
自慢の新作に加え、好調の春夏の作品も手分けして紹介させてもらいました。
今日も腰の具合が改善次第、店頭に現れますので、
どうぞ皆様、宜しくお願いします。
店も大変だけど、今日は秋冬のオーダーの締切。
今のところまだ3件からのみだが、軒並み大きなオーダーをいただき、
こちらもテンションが振り切れ状態。
でも、腰の痛みは振り切れ放題。
久しぶりにロキソニンのお世話になる事になりました。
そろそろ出勤の準備に入ります。
5/8までの長丁場、二日目でへばってる場合じゃない。
今日も吉川君を人身御供に、皆様と楽しく過ごせたらと思います。
ご来場、お待ちしてます。
[ 01.diary ] 2011年04月28日
4/27京都、展示会、雨、嵐。
雨はずっと止まなかった。
でも、沢山の来場、今日も楽しい一日だった。


差し入れと我が息子のお祝いとお土産と。
僕が洋服を創っている事を楽しんでくれる人々が沢山やって来て、
新作も今の作品もうれしそうに見てくれて、
大粒の雨が降る嵐の一日を、
本当に気持ちの良い一日にしてくれた。
不安はつきないが、洋服をしっかり創っていく事で、
これだけ沢山の人が喜んでくれるのであれば、心強い。
そんな一日の最後に訪れたのはmiracoの誠剛君。
彼とももう長い付き合いになるが、
今日、始めて二人で飲みにいった。
アジアンフードが好きだというので、
そうなれば僕が連れて行くのはもちろんフォーンヴィエット。
誠剛君、食べ物も店も大将も気に入って、ずっと写真撮っていた。
洋服を創る連中ってのも、様々居る。
彼との話しは、すごく楽しかった。
僕とは明らかに違う考え方、感じ方、表現の仕方をする人だ。
人は人を理解するのに必死になるが、
僕は人は人を理解できるとは思わない。
でも、人は人を尊重できる。
理解というのは真理に対して使う言葉であり、
尊重というのは心理に対して使う言葉だと思う。
違う事を恐れる人がほとんどが、僕はそれを楽しんでいる。
今日も一人の後輩デザイナーとそんな時間を過ごさせてもらった。
素敵な夕食だった。
さて、明日からはいよいよ、我々の店、cassowaryの顧客様へのサンプル公開。
今宵、大阪でELATE宮川に中華をごちそうになり、
おそらく僕の悪口で盛り上がった吉川君が、
皆様に晴れ晴れとした顔で新作の自慢話を垂れ流します。
どうぞ、お付き合い下さいませ。
[ 01.diary ] 2011年04月22日
凱旋。
帰りの新幹線、ものすごく凛とした気持ちで風景を眺めて帰って来た。
自分の会社を始めてから一番充実した帰り道だった。
毎度言っているような気がするが、
今回は少しその成長幅が大きいと自覚できた。
昨夜の素敵なバーでの時間を少し思い起こしながら、
またしても自己嫌悪に陥りつつ、
それでも自分の言った事はすべて本心だったのだから責任を持とうと思った。
若者の無礼や無責任さに偉そうに説教している自分をテラスのドアに映るのを見ながら、
『お前がよく言うわ』とドッペルゲンガーにののしられる気分がした。
僕はあいつらなど問題でないくらい、無礼で無責任な人間だった。

宿泊が並木橋だったし、
荷物も大方、昨日送ってしまったから、
散歩がてら、中目黒のヨハンにチーズケーキを買いにいく事にした。
新緑の目黒川。
20代の青臭い思い出が蘇る。
今、僕の周りに居る一回りも歳の違う若者達の姿は、
あの頃の自分の光景と何も変わらない。
展示会場で、打ち上げの飲みの席で、
それを見ながら僕はとてもいい気分になっていた。
今回の展示会が楽しかった理由の一つは間違いなくそれだと思う。
無知故に何でも出来る気がして自信に満ちあふれて、
そのくせ打たれ弱く、誰かのせいにしてなんとか自分の価値を保全しようとしたり、
そうかと思えば、ちっちゃな成功に目ん玉キラキラさせてみたり。
それを上から見ていたのでは無く、
もう出来なくなった自分をこっそりそのなかに居座らせて楽しんでいた。
あの状況を今の僕がやっていては問題だ。
でも、確実にあの青臭い時期に居る彼らに嫉妬していた。
彼らにどうなってほしいとかこうなれとか、
そういう事は言いたくない。
言わなくても、僕と同じように自分でしっかり作り上げていくと思うから。
それがどんなカタチであろうと、自分で責任を取れば、
すべてが正解だとおもう。
僕は彼らと関わるが、自分の明日の事だけを考えていく。
そこに歪みが生まれれば、自然と立つ位置を変えていくだろう。
それを無理に保つ必要も、制御する必要も無い。
ありのまま。
世の中、実は、そうしていくしか無い。
でも、今、確実に僕は楽しくて、
そして、あいつらのせいでなんだか年寄りの冷や水が沸点に向かい始めている。
ヘルニアだの寝不足だの言ってられない。
あのクソガキどもに、『偉そうな事、言うだけはある』と言わせてみせる。
2012年の2月に向けて、眠っていたターボにニトロを注ぐ。
展示会、終了
4/21。
展示会、東京大会、無事終了。
非常に、非常に良い展示会だった。
結果はまだ出ていないが、確実に大きな手応えを感じている。
そして、さらに、来季春夏、そして、その向こうの秋冬に対し、
大きな事が動き始めた。
こんな苦境の最中に、ありがたい。
正しい、立ち位置。
それを手に入れた気がする。
ただし、課題は山ほどある。
関係者の多大なる協力のある今、僕ら当事者の努力は、
今までのままでは、話しにならない。
覚悟は、決めた。
そんな覚悟を決めた一日の、一こま。

ジョニーデップ、来場。

イジョー二ーノッポ、焼き肉なう。

引きこもった部屋の押し入れにさらに引きこもる男。
〆のカルビスープを人数分頼んだのはきっと優しさだったんだろう。

東京で久しぶり通いたくなるバーのマスターは、
またしても十三出身。
素敵なテラスを眺めるソファー席で
自分がいやになるほど偉そうにしゃべり続け、
自己嫌悪27:05。
ほんとつくづく自分がいやになるが、
なんとかこの環境が、笑い声だけで埋まる未来を作っていきたい。
どうなる事か心配だった東京の展示会。
結果は、過去最高の満足と共に終わった。
次回もまた同じ場所で同じメンツでやりたい。
楽しかった。
こんなに楽しい展示会、始めてだ。
これからも、これを続けていく。
よろしく、どうぞ。
[ 01.diary ] 2011年04月20日
初日終了
さっき、有名女優の隣で中華を食して来た。
きれいだった。。。

さ、初日が終わった。
忙しかった。
今回の会場は迫力がある。
僕らはこう言う事が出来るのを惜しみなく前に出していくべきだった。
他のフロアでも展示会をしているが、
僕らの会場は少し、異空間だ。
展示会場に直接届いたanimaの最後のサンプルも上出来。
laluもformulaも映像で飾られて、幸せだ。

しっかりと時間いっぱい接客をして、
時々差し入れの甘い物で疲れを癒し、
初日は充実した疲れを下げて、この日の一大事に向かった。
お師匠様との会食。
その昔、打ち上げでよく行った台湾料理の有名店。
懐かしのシジミの酒蒸し、腸詰め、焼きビーフン。
ビールを飲みながらゆっくりと“からくり”を聞きながら、
これからどうして行くか、僕の武器は何なのかを確認して、
近い将来にやる事がはっきりと目の前に提示された。
まだまだ未熟。
まだまだ途上。
でも、それをやっていい資格はどうやら既に手の中にあるようだ。
お墨付きをいただき、勇気がみなぎるうちに、
どんどん前に進んでいこうと思う。
明日は一番の山場。
次から次へとやってくるバイヤーさんと真剣勝負。
そのためにしっかり今夜は眠っておく。
おやすみなさい。
[ 01.diary ] 2011年04月19日
準備完了
張り切って会場に30分前に行ったら、
まだ入れなかった。
たまに気合いを入れるとこのざまだ。
いよいよ明日から展示会。
今回は非常に、良い準備が出来たし、楽しくなりそうだ。

laluは30型の盤石コレクション。
これが本当に僕のやりたい洋服だと言える。
扱うのは難しいと言われる領域にこそ僕の目標がある。
困難な道だけど、ストレスは、無い。

処女航海に繰り出すanimaは、なんでここまでと思うほどの落ち着きぶりだ。
7年目のlaluに負けぬ風格を備える。
何せモッズコートの出来映えたるや、凄まじき。
良い出会いがあると良いが、簡単じゃなさそうだ。

震災の影響で波瀾万丈の船出となったformulaもなんとか風に乗った。
関係者のみの来場だった今日だけで、かなりのオーダーをもらった。
ブランドとしての方針もようやく明確になった伸びしろだらけの新参者。
実は今回のダークホース。
一番客を呼べているのはformulaかも知れない。

それから友人のアクセサリーブランドm.soeur。
何ともかわいらしい女性達へのアーティクル。
まさかこれほど同じ空間にあって大丈夫だとは思わなかった。
しっかりと飾られたこのコーナー。
一番華やかである。
何年ぶりだろうか。
わなわなと何かが沸き上がってくる感じ。
今回の展示会、すごく、楽しい。
あすはあの人がご来場。
僕の成長した姿、どう映るか。
そして、僕はこれからどうして行くか、そのヒントを探す。
なんだか、今までとはまるで違う展示会になりそうだ。
やはり、勝負に出るのは大切だ。
勝てる試合だけするなんて不可能。
今まで負けたのも、勝つためにあったと思えば良し。
[ 01.diary ] 2011年04月17日
12:00帰宅。
展示会前の土曜日。
いつものごとく大忙し。
撮影、スワッチ、荷造り、買出し。
おそらく沢山忘れているが、今日はもう無理だと思い、帰って来た。
時計は日付を帰る瞬間だった。
明日、友人に着用をお願いしてもう少し撮影。
荷物を出荷したら僕は一足先に東京へ向かう。
今日も震度5クラスの地震があったみたいだ。
なるべくエレベータには乗らないでおこう。
今回の東京の展示会は今までとずいぶん様子が違う。
なんと言うか、以前つとめていたTUBEやAnonymousの頃のそれに、
少し近づけるような雰囲気がある。
サンプルの出来もだが、
展示会に向けてやるべき事をしっかりやったと思えるのは始めてだ。
その上、新しくwomen'sも始めるし、
展示会場への来場者数もおそらく過去最高になると思う。
ま、今までが少なすぎただけだが。
北は北海道から南は熊本まで。
僕らの行動に答えてくれる人々がいる事にまず、感謝したい。
さて、明日の午前中に上がるサンプルはlalu x 1, anima x 1, formula x 1。
animaの1つがどうにも前日上がりになってしまった。
震災で東北の仕事が新潟に回って来て、かなり大変だったようだが、
いろいろな人のおかげでなんとか展示会に全型揃う事になった。
その人達のためにも、なんとか良い結果を持ち帰りたい。
そして、展示会も山場なら、入荷も山場。
4月納品の作品が次から次へと登場。
そのなかで、飛びまくっているのが、こいつ。


早くも追加を決定。
次回納期はおそらく5月の中旬か。
バンダナの残量的に何枚とれるか。。。
現状店頭にはしっかり在庫あり。
でも、長年の経験から、これが4月中に売り切れると予感する。
素早い工場さんがついてるから、思い切っていこうと思う。
展示会、辛い事も多いけど、
僕らの仕事において、最高の見せ場。
存分に楽しんできます。
[ 01.diary ] 2011年04月13日
興奮続くこの頃
展示会に向けていろんな物が上がっている。
毎日、興奮の連続。
今日はlalu : single leather ridersと、
anima : hooded leather jacketのサンプルが上がって来た。
その羊の革は手に吸い付くようにしっとりとして、
色もマットな赤みのさすブラック。
好みの上品な仕上がりだ。
それにしても、animaの上がりが非常に良い。
生地はあくまでメンズのリストの中から選んでいるのだが、
なるべく、軽くやわらかいものを選んでいる。
今のところ、アウターはマントとレザージャケットが手元に届いていて、
共に非常に良い出来映えだ。
周りにいる洋服にまつわる仕事をする女性にも見てもらってみたところ、
評価はかなりよい。オーダーくれたしお世辞ではなさそうだ。
もちろん不都合もみつけた。
でも、当初予想していてどうにも理解不能の範囲ではない。
想定内の改善点のみなので、問題はない。
仕事に出ればサンプルで興奮。
家に帰れば息子の存在に興奮。
最近、正直寝不足だが、楽しくてしょうがない。
明日もこの興奮が続くと良いが、
これから大物が続々と上がって来るので、
今はまだ見ぬ新作達に期待まじりの不安でいっぱいである。
[ 01.diary ] 2011年04月11日
formula
formula 術式、魔法陣。
世界中にある神や悪魔にまつわる物語にスポットあて、
その登場人物?登場神物?をテーマにして1つの服を創る。
一つ約束事があり、生地として、ニット素材、編み物の生地しか使わない。
縫製とパターン上は布帛のカテゴリーも採用するが、
あくまで、生地はカットソー物。
現状、どうしてもTシャツが多くなるが、
環境が整ったら、次々とカット素材の大物をリリースしたい。

僕が洋服のカタチをデザインし、
塩内というチョコボがヴィジュアルをデザインする。
とさかの先まで入れると約2mの大男。
でも、ちょっぴり臆病者。
褒められて伸びるタイプのようだが、
僕は人を褒めると死んでしまうので決して褒めない。
今回が2度目の発表だが、次第に迫力も出て来ていると、思う。
サンプル進行は先の大震災で生地が駄目になり、
もう一度生地から選びなおして制作している。
どうやらぎりぎりのきりきり舞いでなんとか展示会に間に合いそうだ。
laluとanimaとformula。
いつの間にかうちの会社には3つのブランドが出来ていた。
それぞれ、しっかり創り込んで、良いご主人様をみつけてくれる事を願う。
[ 01.diary ] 2011年04月10日
lalu
2005年からスタートしたlalu。
今回の秋冬で13回目の展示会になる。
しっかり創り込んで今回リリースするのは29品番。
最近じゃ少し少ない方だが、惰性でカットソーの品番を増やしたり、
苦手なシャツで大暴れをしないようにした結果だ。
会社としても7年目に突入した。
laluとして何を創りたいのかが3シーズン前から固まり、
今回の展示会ではよりそれがはっきりとカタチに出来たと思う。
パターン、寸法、生地のアイデア。
7年前には到底無理だった事も出来るように成って来ている。
正直、7年前とは全く別のブランドになって来ていると思う。
そうなれば、自ずと卸先も変わって来る物だが、
中には僕のやりたい事を理解し、辛抱強く付き合い続けてくれているお店もある。
長い間フワフワと迷い落ち込み調子に乗り、
ようやく今ここまで来たlaluで、そんなお店に恩返しをしていきたい。

PVを早く皆さんにも見てもらいたい。
展示会が終わり、4/29からの所謂、ゴールデンウィークに
恒例の内覧会をcassowaryにて開催するので、
そこでご覧いただこうと思っている。
ご予約いただいた方には渾身のDVDをプレゼントしようと思う。
ちゃんとDVDケースも買って、ジャケットも印刷会社に発注した逸品。
映像も音楽もすばらしいので、
laluの洋服どうのこうの以前に楽しんでいただけると思う。
ご期待を。
今日は事務所で一人、サンプルを待っている。
2時までには来ると連絡があったが、未だ来ない。
現在、13:44。
そわそわして既にコーヒーは3杯目だ。
腹も減った。
福山通運が恋しくてたまらない。
anima
anima←→animus
anima(男性における抑圧された女性的特性)
6年にわたり制作して来たlalu。
その経験と哲学をそのままに、女性の洋服を創る事にした。
それに際し、僕の頭の中にメモされていた好きな言葉の中から、
まさにという言葉をブランド名にする事にした。
今日もワンピースが2型上がって来た。
今までとは違うなかなか面白い気分だ。
laluが何をしようとしているか。
それを理解してもらうのは難しかった。
その原因の一つは、僕にまだ、やりたい事をやる技術が無かった事。
それによって、laluのおかれる環境は理想的とは言えなかった。
それでも、深く静かに僕のやる事を見守ってくれる人々がいて、
7年目を無事迎えさせてもらった。
そして、次の秋冬の展示会、おそらく本当に僕のやりたい事が見てもらえると思う。
自分で確信した部分はしっかりと継続し、
新しく手に入れた要素で新しい領域にもチャレンジする。
そのために、環境も変えていかなきゃいけない。
そう思い、行動もおしまず、毎日積極的に前に進んでいる。
animaもその一つの行動だ。
ずっとリクエストはあった。
それを決断できた理由は、制作の環境が整っただけでなく、
やはり、会社の環境が良くなった事が大きい。
以前は店に付きっきりだったし、
そこに入ったスタッフにつきっきりだった。
最近はそうしていた時間のすべてが机に向かう時間に使えるようになった。
絵は次々に描き上げる事が出来るし、
生地との睨み合いは思う存分眉間に皺を寄せられた。
始めるのは難しい。
でも、一番難しいのはそれを続ける事だ。
分担された役割をそれぞれがしっかりこなして、
良い結果を手に入れるよう、がんばろうと思う。
[ 01.diary ] 2011年04月08日
雨にも負けない、風にもまけない
4/8金曜日。
京都は雨。
桜が満開間近。
帰り道の公園でサラリーマンの皆様が大はしゃぎ。
またしてもあの日の事を思い出した。

今日はこいつを着て来た。
もちろん傘はささず、フードをかぶって。
店についてコートをバサッと一発はたいて、はい元通り。
水はモルタルの床に叩き付けられた。
〜テックス、〜ニクス。
いろんな高機能素材があるが、それを使うだけで馬鹿みたいに高くなる。
極限の環境用に開発された生地を、ぬるま湯の日本の街で着る必要は無い。
スペック好きの日本人。
それもまた仕方ないが、無名で普通の生地でも昨日はほとんど変わらない。
120km/hの球を打てないバッターに160km/h投げなくても、
135km/hで打ち取れば良い。
そのピッチャーの方が年俸も1桁安い。
ま、人間関係は僕の場合、全員に対して170km/hを投げ込みますが。
そういわれております、周りではね。
旨い刺身屋のカウンターでもっと上手くやれとなだめられた事は、
1度や2度じゃございません。
雨をはじく様はまさにレインブレイカー。
かっこいいニックネームを付けたこちらの作品。
入荷2週間後、1月の末に完売しています。
あと20着は売れた。
制作費の都合で全く足りず、申し訳ない。
今季の春のジャケット&コートは10型のうち、7型が完売。。。。
それもどれも4、5着の在庫じゃなかったのに。
店頭にある3型も残りあとわずか。
最近じゃ秋冬のコートの話しが売り場のメインテーマ。
創りたい物を思う存分創っていられるのも、この店があるからこそ。
この感謝は更なる制作の向上と店頭での振る舞い酒にて返していく所存。
どうぞ、お付き合い下さい。
さて、もうすぐlaluの敏腕営業マン、吉川"THAT'S(雑)"薫が休日出勤する。
途中、ほか弁でも買って来てもらおうかと思う。
今日は雨。
店も暇になりそうだから、展示会の作業を二人で片付けよう。
そのためにも、チキン南蛮弁当が必要だ。
[ 01.diary ] 2011年04月07日
一丸
展示会が迫り来る。
前回までの展示会と違い、今回は有限会社Sanctum単独の展示会。
誰も来ないかも。。。なんて心配も夜中に沸き上がってくる。
そうならないように、一生懸命準備をするしか無い。
というわけで、田和と吉川と役割分担をして、
今週はいろいろな作業をしている。
そこで今さら発覚した事実。
いや、再確認した事実。
僕の営業のへたくそさ。
田和と吉川がそれをしだした途端、実にスムーズになっている様子だ。
今日もせっせと電話をする二人を頼もしく思った。
それで、店番で役に立とうと気合いを入れたが、空回り。
最近、僕の方が吉川より売上が悪い。
望んでいた未来だが、実際目の当たりにすると、さみしい。
明日も、私、店番です。
誰かお願いします。
laluのサンプルが次から次へと上がってくる中に、
遂にちらつき始めたanimaのサンプル。
まずは上がって来たのはカーゴパンツ。
友人のwomens buyerさんに女性のサイズも作ってほしいと言われてやってみたが、
なかなかの面で上がって来た。
さすがに始めてのwomensのボトムだし、
laluからのさぐりさぐりのパターンだったので、
至る所に修正が勃発しているが、
基本的なシルウェットは及第点。いや、高得点。
これを生産までに完璧にしたい。
そしてもうすぐ上がり始めるanimaの大物達への期待は膨らむ一方。
田和と吉川ががんばって営業をしてくれているのに、
サンプルがしょぼかったら台無しだから。
そうならないように。
明日はストールが上がる。
グラデーションジャガードの渋いヤツ。
秋冬の新作は4/29から内覧会を企画中。
またみんなさんにメールで連絡します。
さ、今から資料制作。
がんばります。
会社が一丸になっている。
これで楽しくないはずが無い。
[ 01.diary ] 2011年04月06日
さくら
展示会と言えば、サクラ舞い散る目黒川。
そんなイメージがある。
今年は散り果てたあとの展示会になりそうだ。
僕は花見に良いイメージが無い。
高校2年の時、日曜日に学校の近くの公園に集まり、花見をしていた。
正直に言う。酒を飲んでいた。
隣にいたどこかの会社の団体にもいろいろもらったりして。
酔っぱらったおっさんが隣の建物に上って警察がやって来て、
ものすごく焦ったのをおぼえている。
寒くなり、日も暮れて来たので、隣の団体も千鳥足で数人が帰り始めた。
僕らの方も何人かの女子が帰る事になり、
最寄りの烏森(カスモリ)駅へ送っていこうと立ち上がると、
先に駅に向かったとなりのおっさんが血相を変えて戻って来た。
何やら騒いで皆が走って駅に向かっていった。
何人かの女性が泣き崩れている。
どうしたんだろうと思いながら、僕らも駅に向かうと、
ちょうど救急車がやって来た。
警察もいる。
高校生の僕らは少しあせり、一度駅を離れる。
で、さっきいろいろつまみをくれたおじさんに事情を聞く。
即死だったそうだ。
さっきまで隣で騒いでいたおじさんの一人が酔ってホームから落ちた。
そこにちょうど急行がやって来て。。。。
恐ろしい。
とにかく警察がいるし、少しだが、お酒を飲んだ僕らはそこを離れた。
完全に日が沈み、おそるおそる駅に戻ると、
数人の警察か駅員かが放水しながら掃除していた。
あれ以来、花見の誘いに気分が落ち込む。
ま、犬を連れて花見に来る人がいるのいやなのが最大の理由ではあるが。
だから、僕を花見には誘わないでほしい。
夕方5時
この時期の夕方5時。
沈み始めた太陽の光が、目をつぶされそうなくらいに明るい。
碁盤の目と言われる京都の町は、
通りはほとんど真っ直ぐ南北と東西に走っている。
だから、ちょうど日が真西に沈みいくこの時期、
光線は西へと帰宅する僕の目に真っ直ぐ飛び込んでくる。
視界の70%はこの光によって覆い隠され、
注意をしないと目の前に急に人が現れたりする。
春は来てしまったようだし、
せめて頭の中だけでも秋と冬の事を考えていたい。
そんな性分に、この仕事は向いている。
4月の展示会でリリースするのは今年の秋冬の作品。
だから、事務所はムートンやらメルトンで飾られているのだ。
丈の長いコートにミシンの針をばきばき折る厚手の度詰め。
大好きな要素に囲まれて過ごす半日は、
生まれたての息子と過ごす時間から大きく溝を開けてはいるが2番目に幸せな時間だ。
今日は遂に新ブランド、animaのサンプルが一つ上がって来た。
さすがに始めて作るwomen's。
製品までに修正すべき箇所がいくつか出来たが、
それでも始めてlaluを作ったあの頃の、
ちょうどこの時期の夕日みたいに目がくらむ中の手探り状態に比べると、
僕は少し出来るようになっている事が分かった。
長年の苦労は無駄じゃなかったようだ。
ちょうど、サングラスみたいな役割になっている訳だな。
もう何日か経てば、ジャケットやコートも上がってくる。
今週末から来週にかけてはすごく忙しくなる。
でも、一年で一番興奮する時期でもあるのだ。
[ 01.diary ] 2011年03月29日
stylephoto3
吉川のブログでもコーディネート写真を更新しているようだ。
あいつは春が好きだという。
僕は春が嫌いで仕方がない。
その向こうの夏は嫌いの範囲ではない。
ただ、憎い。
何から何まで正反対の私と吉川だが、
それが共存の最大の最良の条件である。

今年のinkの目覚ましき快進撃に、
一人のinkファンとして本当にうれしく思っている。
展示会で始めて見た時に、取引を申し込んだくらいだから。
彼の服の構造線の行き交う姿は、
完全に僕の琴線をしっとりとなめていく。
このマント?クローク?
ま、カテゴライズはどうでもいいが、
非常に気に入ったこのL-02。
店頭でも男性、女性問わず心を鷲掴み。
個人的におすすめ使用方は、思い切ってストールにどうぞ!だ。
BLKは完売したが、このグレイともベージュとつかない方が好みである。
桜のつぼみも野望を膨らませていた。
遂に春が来る。
浮かれる吉川に溺れる吉川。
そんなのも僕が春を憂鬱にさせる。
[ 01.diary ] 2011年03月28日
展示会前症候群
あれ、鍵しめたっけ?
それに近いヤツ。
これ発注したっけ?
あれ終わってたっけ?
そんな事を繰り返して、やはり大穴開けていて、
週明けの月曜日は大慌て。
展示会前はいつもこうだ。
でも、今回のサンプルの出来、それからPVのものすごさ。
それがこの苦しさをさらりと脱ぎ去ってくれる。
しんどいけどやめられない。
そんなとこも含めて展示会前症候群はぐるんぐるん。
今日の夕方からの打合せと出荷を終えると、
これで本当に職出し完了だ。
1〜2週間後、資材は数十着のサンプルになって帰ってくる。
この期間が何とも眠れない。
一番最短で4/10あたり。
待ち遠しい。
今回の展示会、いろんな追い風が吹いている。
でも、それをしっかり結果に結びつけなくちゃいけない。
ただ吹かれて、港で片膝ついてかっこつけていても、
船に乗らなきゃどこにもたどり着かない。
これから2週間、その結果につなげるための努力をしていく。
さあ、出港。
DEPARTURE!

[ 01.diary ] 2011年03月26日
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北の方は雪が降っていたみたいだ。
まだまだ寒い京都。
今日は家でゆっくりしようと思ったが、なかなかそうは行かないのが展示会前だ。

春のチェスター。
ま、細かくいえば、チェスターではないが、
この生地はニットである。
ニットカルゼ。
見た目ほとんど布帛だが、
軽く、伸縮性のあるニット特有の長所もある、なかなか優秀素材。
色も美しく、裏のパイプングはピンクにしてみた。
胸ポケットの裏のごたごたを隠すために、大身返しを採用している。
そこいらも含め、裏にも自信みなぎる作品だ。
春の日差しに、さらりと羽織っていただきたい。
昨年からちょっと気に入っている制作の一つ。
ニット素材で創るジャケットやコート。
ニットというと、一般的には所謂セーターだったりするんだろうが、
ニットってのは僕ら洋服用語では編んだ生地の事。
つまり、カットソーの生地といえばより近いかな。
それの中で、布帛の工場で僕のデザインを縫う上で条件をクリアしたものを選んで、
見栄えとして遜色のない事はいうまでもなく、
そこにニット生地の利点も兼ね備える。
そんな所にはまっている。
今年の秋冬にはトレンチに挑戦してみた。
ご期待。
[ 01.diary ] 2011年03月25日
stylephoto1
今日も店番をしながら、大量の生地スワッチを広げ、
生地の再考を繰り返す。
少し、疲れた。
さて、今日はスタイリングの写真を載っけてみようと思う。
KAMMERのパノラマページのトルソーをクリックしてもらうと、
数ポーズのスタイリング写真をアップしている。
その中から、本日はこちらを。

今年、絶好調のink。
そのなかで、僕も購入を検討していたモッズコートを主役にしたコーディネート。
テロテロの具合が素敵で、本当に買おうと思っていたところ、
息子の子守りをしてる間に常連さんにさらわれた。
ま、仕方ない。
僕の創ったニットストールと合わせると迫力が出て好きだ。
黒をさらりと着るのは男のたしなみ。
それが似合うように、今年こそ少し、体をしぼりたいが。。。
inkの服には、僕が好む構築美がある。
この店は、そういうものが映えるように、
余分な装飾や、所謂、洋服屋の匂いを消臭している。
そこにある構造物がそれ自体純粋に評価される事が僕の考え。
いま、すごく店内が美しいと今日も満足した。
いよいよ4月の迫る最後の土日。
山盛りの仕事をばっさばっさと片付けながら、
皆さんのご来訪、お待ちしています。
[ 01.diary ] 2011年03月22日
ご協力感謝します。
先週1週間、店頭にてご協力をお願いしました義援金Tシャツ。
1週間で48枚のご購入をいただき、¥120,000が集まりました。
全額、本日三菱東京UFJより間違いなく振り込みました。
顧客様から、新規のお客様まで、本当にありがとうございました。
[ 01.diary ] 2011年03月21日
KAMMER WEBSHOP再開
地震により商品の配送が不安定だったため、
一時的に休止しておりましたWEBSHOPでの販売を本日より再開します。
それに伴い、新作のご案内も随時再開します。
ただし、地域によってはご希望通りに届かない事もあります。
何卒ご了承下さい。
また、義援金募集のため、販売しておりましたTシャツですが、
既に40枚以上のご協力をいただいております。
僕がhisTUBEやAnonymousにいた頃からのお客さんから、
たまたま京都へ旅行へいらっしゃった方まで、
本当に有り難うございます。
この大切なお金は、明日、しっかりUFJから振り込ませていただきます。
[ 01.diary ] 2011年03月20日
風向き
春の雰囲気が2日続いている。
でもまた来週は寒くなるらしい。
いつまで続くのか、このどっちつかず。
僕はもう春を受け入れる覚悟をしているのに。
3月。
それも、もう20日になっていた。
今、僕らは一生懸命、東京の展示会に向けて準備を着々とすすめている。
そんな中で、このところ慌ただしくいろいろな事が僕に舞い降りて来ている。
風向きが変わるときはいっきに変わる。
噂は本当だ。
ずっと素振りを続けて、
ようやく思うようなスイングが出来るようになって来た。
それなのに、今まで僕はサッカースタジアムに立っていたんだと思う。
僕は野球をしなきゃ行けない。
サッカースタジアムにバットを持ち込んでも、単なる殴り込みだ。
そして、それを導く一筋の光が、近頃、僕の足元をちりちりと照らしてくれている。
専門のトレーナーや栄養士など、バックアップもそろった。
いよいよベースボールスタジアムへ行く準備が出来た。
と、そんなかんじかなと思う。
今までなんだか分からない壁にぶち当たっていたけど、
それを飛び越える勇気を持つ事が出来そうな、そんな気がして来た。

とにかく自分の洋服をどんどんよくしていきたい。
サンプルが上がるたびに成長を実感できるように。
それが続けられる限り、僕は洋服を創っていけると思う。
[ 01.diary ] 2011年03月18日
エネルギー
今日、いい事があった。
迷ったり、不雑に考えすぎたり。
そんな事を繰り返して、7年自分の洋服を作って来た。
でも、なんだか、ここのところ、
ようやくもってやりたいことが形に出来るように成って来た。
そんな中でのうれしい出来事。
いよいよ始まる僕のブランドのセカンドステージ。
長かったけど、昔望んだ事がかないそうな気がする。
たった一言、だけど、十分だった。
なんだか嫌気がさしてたのに、一気に視界は晴れ渡った。
[ 01.diary ] 2011年03月17日
PV撮影
今日も雪が降っている。
昨日はこんなもんじゃなかった。
加茂川と高野川が合流して、鴨川になる三角州で、
太陽を待ちながら、laluのPVを撮影した。




PVをどうしてもとりたいと思った訳でもなく、
PVで販路拡大を本気でもくろんだのではなく、
PVを創る仕事を本気でやる後輩と、
すばらしい音楽を創る友人がいるから一緒に一つやってみたくなった。
本気で一緒に何かをやり遂げると心はものすごく熱くなる。
でも、昨日はさすがに寒すぎて、打ち上げを兼ねて、
最後まで手伝ってくれた学生と熱燗で冷えきった体に体温を取り戻した。
この動画は今、編集の真っ最中。
この後東京に転送され、そこで音が吹き込まれ、
今月の末に、一つの形となって僕らの手元に戻ってくる。
何かを創るのは楽しい。
[ 01.diary ] 2011年03月14日
無題
ニュースを見ていて気が付いた。
津波が襲った気仙沼や陸前高田の被災地で、
直後、がれきだらけだった街に、
もう既に道が出来ていた。
不屈
僕には今の神戸があの震災にあった街には思えない。
がれきの山は17年後、あの時よりも美しい街になった。
日本人は強い。
この大災害の中、これだけ治安が保てる国は世界のどこのにも無い。
日本はとんでもない国だ。
決断力が無いとか、経済が破綻しかけだとか言われるが、
ちょっとだけお人好しで、ちょっとだけ思いやりが強いから、
政治や経済で押し込まれただけだ。
そんな事言われてる最中も、我が国は多くの国への援助して、
どこかの国で災害があれば、いの一番に世界中どこへでも救援部隊を派遣してきた。
たとえそれが日本を恨む国であっても。
見返りや国際関係への打算的な考えをもたない、
誠実な日本人の行動は、世界中がちゃんと覚えてくれていた。
だから、この危機に世界中が日本を救おうとしてくれている。
『日本は今まで世界中に援助をして来た援助大国だ。
今回は国連が全力で日本を援助する』
日本人が忘れかけていた日本人の最大の力、『礼儀』。
世界はちゃんと見ていてくれた。
原爆を落とされても、広島の空はきれいだったし、
毎年数えきれない大きな台風にさらされても、沖縄の海はきれいだった。
だからきっと、M9.0の大地震に襲われても、この国はくじけない。
それどころか、それを撥ね除け、驚くべき技術の進化を手にしていくんだ。
その証拠に、阪神大震災の教訓を刻んだ建築家達は、
今回の地震であらゆるビルを倒さなかった。
次の大きな地震が来るころには、津波さえ克服していくんじゃなかろうか。
そんな事が期待できる国はこの国だけだ。
不屈の国、日本。
今、世界中がそう呼んでいる。
京都で無事な僕も、その一人である事をしっかり自覚しようと思う。
追記:
今回の被災地からも我々の店に多くのご来店をいただいております。
その方々とそのご家族、ご友人がご無事である事を心より願っています。
皆さんが再び、この店を訪れてくれたとき、
心から楽しんでいただけるよう、
一生懸命、洋服を創り、良い店を創っていきます。
同じ日本で不安な日々を過ごす人々が何十万人といらっしゃる今、
何事も無く日々を過ごせているだけでも贅沢です。
しばらくこちらでの作品の紹介と、
KAMMER WEBSHOPでの販売を自粛いたします。
ご理解下さい。
[ 01.diary ] 2011年03月11日
撮影中
今日は休みのはずだった。
多分わざと、絶対にわざとだと思う。
吉川店長から『金曜日、朝から撮影するんで、コーディネートお願いします。』
日頃の仕返しをこういう形で仕返しする当たり、
僕の教育がしっかり行き渡っていると安心する。

入荷も一段落。
そこでコーディネート写真を撮って、
おさらいがてら最近の作品を皆さんにメールやブログで紹介する予定。
フォトグラファー気取りの吉川君、
最近、ちょっと写真を褒められていい気になっている。
そんな吉川君は昨日占いに行ってきたそうだ。
5年は苦しい時が続くそうだ。
占い師がそういうんだから、僕もそれに答えなくちゃいかん。
今日も朝から期待に応えて苦しい時間を演出している。
今日はいい天気だ。
モデルのイヅル君は釣りをやるらしい。
僕も大学時代、よく夜中から琵琶湖に行っていた。
京都からだと、夜中かなら30分もかからず琵琶湖に着く。
今度連れてってもらおうかな、と思ったが、
そういえば、釣り具が家に無い。
捨てる訳は無いが、どこにあるのか記憶に無い。
名古屋かな。。。?
またそろえるのは金がかかるから、家中探そう。
もしかすると嫁の手によって、
物置部屋の苦深くに葬り去られているかもしれない。
撮影は順調に進んでいると吉川君が言うから、
僕はゆっくりコーヒーを飲みながらソファーで時々だめだし。
カフォンを叩いたり、ギターを弾たりしている。
気楽な時間ももうすぐおしまい。
午後からサンプルチェックして工場と打合せしなきゃ。
さ、今からラストショット。
渾身のシャッターを吉川君が打ち込みます。
[ 01.diary ] 2011年03月09日
念じるとかなう。
今日は事務所でせっせとお仕事。
秋冬のサンプルの悪い知らせが一つは入ったが、
それを超える良い知らせも入った。
ずっと恋いこがれていた事が出来るかも!って知らせだ。
このチャンスは逃さないようがんばろうと思う。
東京ではformulaの片割れの大男から良い知らせが。
ようやく動き出した大器晩成型2m弱は、
今までとはまるで違う生き生きとした声で電話をかけて来た。
lalu、formula、anima。
5人でそれぞれ役割を決めて、これから本格的に動いて行く。
僕は巨体を活かし、最高峰でどっしりとかまえ、
若い4人が活力存分に動き回る。
なんだか、会社らしくなって来た。
楽しいぞ、最近。
そしてもう一つ知らせが入った。
東京から数百億の命運を握る男がまたしても京都にやってくると。

大学からの親友。
こいつも名古屋出身、そしてでかい。
お互い大学時代はスリムでなかなかのスタイルだったのに、
今やこの大きな体全体に悪い脂肪を実らせている。
せめて今夜は魚にしようとお互い誓い、今から魚の旨い店へと向かう。
[ 01.diary ] 2011年03月07日
嵐の後の後片付け。
名古屋から来たテンションマックスの老嵐が帰った。
まぁ、元気な新人爺さん婆さんの喜ぶ姿を見て、
僕もようやく初めての親孝行が出来たと感じた。
飯も作ってくれるし、家中掃除してくれて、
かなり助かったし、楽しい4日間だった。
ただ、そろそろ帰還する嫁と息子の大量の荷物が運び込まれた我が家は、
これから毎日整頓と組み立て作業が続く。
でも、ぜんぜん苦じゃございません。

大騒ぎの週末、ご機嫌の両親を息子に預け、
僕は事務所でしんしんと仕事をしていた。
そこに届いたlalu 2011 autumn & winterの試作品。
いくつかの再試行もあるが、コート類はほぼ完璧。
ここ3年、ようやく成長を始めたと自分でも思うのだが、
今回、一つ『ランク』とでもいうか、
かつて僕が目の当たりにしていた僕にとってのこの業界の巨人達の、
その作品達がもつ絶対的な存在感と言うか、
とにかく、ほしかった要素がいくつか手に入ったと感じた。
それはこれからも向上させていかなきゃいけない要素なのだが、
巨人達の服がなぜそうだったのかの理由をほぼ射程におさめたと思う。
世の中でどんな服が興隆しているのかはどうでもいい。
誰ぞの賞賛も中傷もどうでもいい。
僕は僕がこの世界でやっていこうと決めた時、
手に入れたいと思った洋服を作る力を身につける事を目指している。
有名になる、いくら売れる、それは現象。
現象を目的にするのはそこら辺の人々にお任せする。
僕は本質に囚われて仕事をしたいと思っている。
まだ届いたサンプルは12着。
これからさらに新型が続々と事務所に届く。
次は今回の展示会の目玉、ムートンコートの登場。
4月の2週目までつづく恒例の期待と不安の日々。
これが無いと多分こんな仕事、あっさりやめていると思う。
[ 01.diary ] 2011年03月05日
3月らしい
いい天気だ。
父上と母上は鈴虫寺へ向かった。
しばらくぶりに静かな我家。
そろそろ事務所に向かう。
さて、3月。
最近土日が非常ににぎやかなcasswaoryより、
在庫がいよいよ消滅しそうな優秀作品の警告を。

残り2着。
今回真っ先に僕が購入を決めたロングCPO。
目くらましの上身頃が気に入っている。

超撥水ピーチ起毛のタフタが水を完璧に払いのけるライディングJKT。
ラグラン3枚袖の立体構造に自信あり。
残り、1着。

今回の一番人気、残りはsize3が2着だ。

これも取り合いだった。
僕も即購入した。
残り1着。

毎度好評の我がカーゴ。
今年も順調に、こちらのカラーはあと2本。

昨シーズン、オーダーもつかなかったレイヤーカーディガン。
今年はカラーリングのおかげか、良く売れた。
残り1着。
3月も油断すればもう5日。
展示会まであとひと月半。
明日、laluのアウターのサンプルがほとんど上がる。
興奮か絶望か。
それにより残りひと月半の生活が変わる。
どうか素敵に上がりなさい。
[ 01.diary ] 2011年03月01日
2月打ち上げ。
年に1度、社長が社員に接待される日が、弊社にはある。
会社の産まれた2月に田和と吉川が僕を食事に招待してくれる。
昨夜、2月の打ち上げをかね、お客さんの堤君が働く『美郷』へ。
吉川君の店の雰囲気に完全に飲まれたどぎまぎトークを、
完全に聞き流しながら、旨いイタリアンを食した。
食事中はトスカーナの白ワイン。
メインの肉料理の前に、
イタリア人ソムリエに相談して、超ヘビーボディの赤ワインを頼んだ。
世界一ポリフェノールが多い品種を使った、
ほとんどブランデーのような、キャラメルのような匂いのする赤ワイン。
初めて飲んだタイプ。
ちょっと感動した。
そして、もう一つの感動は、堤君からのプレゼント。


laluとうちの息子『蒼麻』の誕生日プレゼント。
堤君、ありがとう。
今度、飲みにいこう。
出世の壮行会。
約束だ。
さ、今日から3月。
今月も良いひと月にして、また打ち上げで旨い物を食いに行こう。
[ 01.diary ] 2011年02月28日
好スタート
左の首から肩にかけて、痛めた。
今日は一日憂鬱だった。
このところ、店に顔を出さずにいた。
そんな中、沢山の人々に息子のお祝いをいただいている。
びっくりした。
cassowaryの1周年は然程反応がなかったのに、
僕の個人的な出来事に、
それはもう沢山の人からお祝いの言葉や贈り物をいただいた。
我が子が幸せだと感じると同時に、
この店の存在が、僕が願っていた以上の形になっている事に気が付いた。
『商売』ではある。
それは間違いないが、僕らはここで物を売っているという表現をしない。
ここはお客さんが『買う』場所である。
世の中の店は、常連さんにほど、接客をする。
『この人は買う』と見ればあれやこれやと商品を勧める。
非常に醜い。
僕らは逆である。
常連さんには洋服の説明をほとんどしない。
聞かれない限り。
購入後、取扱の説明はもちろんする。
ただただ、ここに来てくれた事を楽しんでもらいたいと考える。
洋服を選ぶ事に関しては僕らは彼らの意思を尊重する。
迷っているようなら、普通は押すだろう。
僕らは止める。
吉川に叩き込んだのは彼を人間として信頼してもらうコミュニケーション。
相手をしっかりと受け止める事。
まだまだ至らぬところばかりだとは思う。
だけど、およそ半年前に比べると、彼は大きく進歩している。
その証拠に、僕はあまり店に出なくなった。
昔はそうしないと売り上げを保てなかった。
しかし、今は僕が出なくても、売り上げは落ちない。
それどころか、毎月前年を上回っている。
今月もオープン特需のあった昨年を、軽々と上回ってしまった。
このブログ、本人が読んだらおそらく深読みするだろう。
『何かミスしたから、嫌みをいわれているんだ』などと。。
僕だって、たまには褒める。
首を痛めたのも関係ない。
ただし、このくらいで気を抜いたら、48倍返しする。
2月も今日で終わり。
展示会も大成功したし、
第7期の始まりのひと月、すばらしいスタートを切れた。
今日一日を気持ちよく仕上げたら、
旨いイタリアンを3人で食いに行く。
長い暗黒時代を抜けて、ようやくいい会社に成って来た気がする。
[ 01.diary ] 2011年02月27日
まず、1冠
PKでの楢崎、かっこ良かった。
一度、京都の道ばたを奥様とお子様で歩いているのを見た事がある。
この僕が小さく見えるほどの大男。
あの体が、あんなに軽やかに飛び回るのは信じられない。

良く売れている。土曜日には4着売れた。

このベスト、今はまだ役にたたないボタンがフロントに2つ。
来年の春、ここに合体する新作を出します。
どうぞ、ご購入された方、大事に着てください。

テンセルを使ったのも大正解だ。
春に向く起毛素材としては、満点。

先日の入荷情報では写真が1枚だったんで。
本日はいろんな角度から。
それにしても、春夏のlalu。
好調である。
特にジャケット/コート品番が非常に調子がいい。
自分でいうのも何ですが、
ようやく、6年前、デザイナーになる事を決意したあの時、
僕が目指した状況になって来てるんじゃないか?
laluはそろそろ成魚になるんだと思う。
[ 01.diary ] 2011年02月26日
今日と明日
厄年に子供が産まれるといいと聞いた事がある。
純粋な子供が、厄を落としてくれると。
4年前にヘルニアになってから、
姿勢が悪くなり、バランスを崩した重心のせいで右足の裏に魚の目が出来た。
長い付き合いになると思ったこの邪魔者が、
先日ふと気が付くと、小さく、柔らかくなっていた。
でかした、息子。
親ばかはこのくらいに。
顧客様への連絡。
夏の新作の展示は京都明日の17時まで続けています。

パウダー抜染。
縫い上げたシャツをボタンを閉めて、
それを裏表をひっくり返して、
粉状の抜染剤を入れた釜にほう込む。
袖口、襟口、裾、ボタンの隙間から抜染剤が侵入。
その周りが強く脱色し、中央は濃く残ったまま。
結果、チェックが立体的に浮かび上がっているように見えてくる。


formulaは今年も同じLEMEGETONの72体の悪魔タチが主人公。
写真はBAELとAMY。
Tシャツのグラフィックを作るとき、
何かしら”縛り"がないと、なかなか僕の場合作れない。
ただし、その出来上がった図案がどうのこうのは言葉が必要の無い仕上がりである事。
ここが重要。
一つのシンボルマークとして確立されている物が好み。
その昔、ロンドンのTシャツブランドでWORLDってのがあって、
それを毎シーズン4、5枚買っていた。
ボディーは既成の安物だったけど、とにかくプリントが大好きだった。
formulaは僕と僕の手下、塩内浩二の名古屋市北区の大男二人が贈る、
カットソーの生地しか使わない事を約束する洋服。
塩内は今、東京で様々な映像、グラフィックの仕事で活躍する若き馬鹿たれ。
うちの吉川と同世代、四半世紀をぐだぐだ生きて来た我々の世界では優等生。
名古屋に帰っていく中華屋が同じだったり、
小学校が隣だったり、身長だけは恵まれていたり、
目つきが悪かったり、意外と人を信用しやすかったり。
そんな共通点の多いが年は一回り近く違うでくの坊2人の作品をご覧ください。
さ、名古屋といえばグランパス。
本日は鹿島アントラーズとのゼロックススーパーカップだ。
ただいま前半10分。
ケネディ、玉田、金崎、小川、藤本の前線のパスが素敵だ。
今日もこの試合を見たら北山へ。
息子の食事の後の間抜け面に完全に心を占拠されている。
[ 01.diary ] 2011年02月24日
ご来場、感謝。
ROL森川君、佐藤さん、RUMBLE FISH上村さん、
FULL HOUSE 渡辺さん、伊勢丹上村さん、guji岩佐君、
infini dress下山君、CLA-SHIC森さん、GARDEN西澤さん、
Stereotype宝蔵寺君、nina鈴木さん、
展示会、ご来場有り難うございました。
北は北海道から南は広島まで、
決して安くはない経費を無駄にさせなかったでしょうか。。。。?
我々Sanctumといましては、
この3日間、東京での展示会では過ごせない、
非常に穏やかな時間を皆さんとご一緒できたと感じています。
タイミングにはよりましたが、お食事をご一緒したり、
観光にお付き合いしたり、非常に楽しく過ごせました。
また皆さんからこの店舗をほめていただいたのもうれしく思ています。
これからも皆さんとは特別な時間を共有できたらと思います。
次回4月の秋冬展示会は例年通り東京と京都での開催となります。
もし、お時間が許せば、京都展示会へのご来場もご検討下さい。
さて、顧客様へもご連絡。
今回のlaluの夏の作品、日曜の5時まで店頭に展示して、
皆様にもご覧頂こうと思います。
かなり見応えのある作品が揃っています。

これがバイヤーさんたちに好評だったlalu x inkのカーゴパンツ。
僕がデザイン画を起こし、いつものlaluの細いカーゴに岡田inkの魂を注入。
早速多数のオーダーも頂いております。
京都からも吉川店長からビッグオーダーが入る予定でございます。
こう、ご期待。

こちらは坂井画伯手書きの3D廊下プリント。
今回のlaluのプリント、岡田君や革屋の仁ちゃんにも好評でした。
吉川君の新境地からすれば地味ですが、laluの新境地到達です。
lalu、formulaのサンプルト共に春の新作も続々と到着しているので、
週末、ぜひ、ご来店下さい。
おいしいコーヒーも手に入れてますので、お楽しみ下さい。

