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[ 01.diary ] 2010年03月31日

今日も楽しく忙しく。

朝っぱらからなり始めた電話に、
着替える暇も飯を食う暇もなく、
焦りに焦って10:30に諸々の手続きに出かける。
納税が3/31までだからね。

そして、昼飯下げて事務所へ到着。
急いで助六を平らげて、14:00から打合せ。
その打合せが終わらぬうちに次の打合せが始まり、
18:00時前にようやく仕上がった入稿データを、
未来の巨匠がハンドキャリーにて五条の工場へ突入。

ようやく冷蔵庫の冷たいお茶を口にして、
30分ほど仕事に集中した後、森へ。

なじみの顔がたくさん来てくれていたらしい。
会えなくて残念。

小1時間ほど弊社女子2人の美容系統の話を聞きながら、
しばらくコーヒーとギターを楽しみ、
19:40に事務所に帰還。

『嫁残業』の知らせに飲みの誘惑が脳下垂体から沸き上がったが、
それを上回る大脳からの眠気に脚は西へ歩き出した。

途中、ハートランドのビールサーバーの向こうから、
シェフが僕に気づいてにやりと笑ったが、
タバコのにおいを思い出して気分を悪くして、
なんとか残り50mを歩ききった。

晩飯をさっと作り、下らないTVを垂れながし、
再び我が相棒MacBook Proに悪巧みをタイピング。
仲間たちのつぶやきをつまみながら、
今日もビールは飲まずに番茶をすすった。

明日は少し暖かくなるようだ。
そんな春と冬が共同経営する3月を終えると、
あさって4月1日には、ダッフルコートのサンプルが上がってくる。
我が子たちの出産を間近に、父は眠れぬ日が続く。

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[ 01.diary ] 2010年03月28日

寝不足を吹き飛ばしたのは_午後編

サーバーのメンテナンスで更新できなかった、
先日の午後の様子を。

大阪からやって来たレザーのサンプルは、
革の質感が希望と大きく異なり、
現在、加工と別の革を使う両方の2ndサンプルに着工した。
やはり、laluとしては譲れない面構えのこだわりを貫きたい。
ただし、縫製やパターン、フォルムはすばらしい上がりだった。
2ndに大きく期待している。

そんな今回のサンプルで初の壁にぶち当たった直後にやって来たのが、
51004 ストールマフラー。
その名の通り、ストールとマフラーの合体もの。
編み地、糸の具合、デザイン、すべて満点。
これは大騒ぎになるのではなかろうか?
おそらく、cassowaryの顧客さんは全員お買い上げの勢いになる。
そのくらい、自信がある。

実に良い。
今回のサンプルはすべて今のところ上出来である。
昨年の秋冬のサンプルの上がりにも興奮したが、
今回はそれを遥かに上回る。
熱風が吹き荒れている。
まるで、故郷の地獄のゲヘナのように。
すばらしい。

そしてそして、
週があけるとサンプルの上がりラッシャだ。
コートが続々。
それが終わるとパンツが続々。
そして最後にカットソーが続々。
秋冬が大好きな私としては、
先週までの忙しさと不安性寝不足から、
今後はサンプルへのドキドキわくわくの期待性寝不足に変換する。
要するに、結局、眠れない。。。。

そして、2週間、家で一切酒を飲んでいない。
最近酔っぱらってすぐこけるうちの親父へのメッセージである。

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[ 01.diary ] 2010年03月26日

健闘を祈る!

3月末。
こんなに寒くちゃ、花見どころじゃない。
結構咲いているが、誰も花見などしていない。
命に関わる。

来週は暖かくなるのだろうか?

展示会の準備は順調に進んでいる。
寝不足は続くが、充実した日々を送ってはいる。

そんな中で、この時期は、多くの旅立ちを見送る事になる。
KAMMERそしてcassowaryに通ってくれた若者たちも、
ここ数日の間にたくさん京都を離れていくようだ。
それをわざわざ知らせに来てくれたりすると、
30も半ばを過ぎた涙腺は危うい状況になる。
『悪魔の目にも涙』
天使は傲慢だから泣かないだろうよ。

京都に来る事があれば、みんな寄ってくれ。
ゆっくりワインや焼酎を飲みながら新天地の話を聞かせてくれ。
僕らSanctumの面々は、皆さんの活躍を楽しみにしているので。
素敵な人生を続けてください。

それにしても、春なのに寒すぎるよな。

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サーバーのメンテナンスでした。

昨日、夕方から一時的に、
弊社websiteへのアクセスができなくなりました。
当初、僕のデータ管理の杜撰さから、
容量を超えた成果と思いましたが、
単なるサーバーのメンテナンスによるものでした。
お騒がせしました。

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[ 01.diary ] 2010年03月25日

寝不足を吹き飛ばしたのは_午前中編

新工場で縫ったサンプルが上がって来た。


はぁ。。。。。。。。。


美しい。。。。。。。

無骨な男服を縫っている工場にしか出せない佇まい。
でも、laluとしての気遣いを決して無にしない不器用な優しさ。
惚れそうだ。
この分だと残りの重衣料は相当なものが上がりそうだ。
また眠れなくなる。。。。


昨年から、laluとしてのシャツのデザインを、
軽いアウターとして作るようになった。
シャツが元々好きじゃないのも手伝い、
過去の品番で最もデザインしていないカテゴリー。
そこで僕の個性を出すとしたら。。。
考えたあげくに思いついたのが、
アウターとしてのシャツ。
CPOに近いポディション。
そして、ロング丈を作っているうちに、
今期、どう見てもそれはシャツではなくなって来た。
cassowaryの足に恐竜の名残が残るように、
カフスや剣ぼろ前立てにシャツのディティールを残し、
設計上としてシャツの袖を描く。
生地はモールスキンや変則ツイル、スーツ地を使いグレードアップ。
そんなこんなでシャツジャケット2万円半ば、
シャツコート3万円半ばを実現。
laluの本気のコートはかなり重厚。
その下のランクをジャケットやブルゾンで制作するのと同じように、
シャツの範囲でそこに食い込んでいこうという発想。
まだ、なかなか大きな成功を手にしていないこの試み。
今年はなんだか、行けそうな気がして来た。

そしてあと30分もすると、
今回の超大型精神侵略兵器、
cord no:11012 レザートレンチコートがやってくる。
わくわくする。
その模様は後ほど『午後編』にて。

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興奮して眠れない。

明日、朝一番で事務所に展示会サンプルが届く。
まずはシャツが3着だ。
ま、lalu的にシャツだが、工場的にはジャケットとコートらしい。
昼過ぎにはレザートレンチがやってくる。。。
早く、会いたい。。。

現在、2:45。
眠りたいのに、雨音と耳鳴りが相性悪く、
HIP HOPを聴いているぐらい気分がわるい。
がんばって寝てみよう。。。

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[ 01.diary ] 2010年03月24日

一仕事完了

今朝も早よから事務所にて格闘。
ようやく一仕事終わり、
もうさめてしまったスターバックスのコーヒーを飲んでいる。

そこに嫌がらせのように届いた春夏のパンツ120本。。。。
生地もやって来てすぐさま出荷準備。
今日は腰の調子が悪いから、
ゆっくりゆっくり取りかかる。
昼飯はうどんにする予定だ。

さて、3月ももうすぐ終わる。
いよいよやってくる1年で最も重要な4月。
この展示会のある月を終えた時、
晴れ晴れしい顔をできるかどうかで、
今年1年の飛躍が左右される。
秋冬に春夏の2倍の攻撃力を持つlaluは、
桜を見る時間など与えてくれない。

そろそろ店頭でも来季の作品に関する質問が多くなって来たので、
この下らないweblogをご購読いただく戦友にこっそり教えちゃおう。

まず、明日届くのが来季の最重量兵器
11012 レザートレンチコート。
牛を4、5頭八つ裂きにしてこしらえる“戦う男の漆黒の鎧"
興奮して先ほどからてが震えている。
明日が今日だったら良いのにと本気でつぶやいた。

そして来季は生地が軒並みすばらしい。
それぞれ、表情も豊か。
ごきたいあれ。

さて、そろそろ仕事に戻ろう。

早くあしたになあれ。

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[ 01.diary ] 2010年03月23日

降りしきる雨、鳴り止まない電話

3月23日。
朝早くから事務所で生地の山と格闘。
気がつけば4時。
時間は恐ろしく速くすぎていく。
昼飯を5分で飲み込み、格闘を続けた。
lalu、formulaともに生地をほとんど決めた。
残りはlalu3品番、formula5品番。
すべてカットソー。
主に、Tシャツ系統だ。
がんばるぞ。

雨はまだ止まない。
帰りはゆっくり歩いて帰る。
少し頭を冷やして、明日のひらめきを期待する。

明日もまだまだ続く時間との戦い。
せめて昼飯をゆっくり食いたい。

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[ 01.diary ] 2010年03月22日

連休など知らぬ

連休など、とった事がない。
かれこれ、、、
その話はやめておく。
好きな事やらしてもらっているんだ、
贅沢いっちゃいかん。

今日は懐かしい顔がたくさんcassowaryに登場している。
遠くはフランスから名古屋からエトセトラ。
そんな皆の衆をイモ焼酎のお湯割りでおもてなし。

洋服は二の次。
そんな事いったらおこられるだろうか?
でも、ぼくはそういう店にしたいと思っている。
楽しい時間を一緒に過ごす。
大事なのはそこだ。

そんな『異空間』cassowary kyoto は、
今少し壁にぶち当たっている。
深刻なものではないが、
明確な問題点が露呈している。

僕はこの業界に10数年居るからすぐに打開できる。
誰にも教わる事なくここまで来なくちゃいけなかったから、
ノウハウも相当持っている。
うちのスタッフたちはまだこの業界に入って2人共1年未満。
そんな2人にはとてつもない難関だろう。
過去数年大手で働いた青年を何人か雇った事があるが、
どいつもこいつも僕のコーヒーを買いに行くくらいしかまともにできなかった。
それに比べたら今のこの子たちは破壊力がある。
根性も座っている。
だからわざと高いレベルの未来を意識させている。
『問題が起きる前に問題の起きない道を作っておく。』
今、目の前にある問題に必死に取り組むのではだめなんだね。
『3ヶ月後の事を考えて手を打っておく。』
これができるようになると、
仕事はあまりにも楽しく、楽になる。

偉そうに書いたが、
実はデザイナーとして僕はそれができていない。。。
だから展示会まで1ヶ月を切った近頃、
尋常じゃないスケジュールの中を縫うように走っている。
部下たちに偉そうに話しながら、
180cmの僕の体内にいる、
165cmくらいのもう一人の自分は、
いつも正座して僕の話を聞いている。

来シーズンの準備は4月25日から始めよう。

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[ 01.diary ] 2010年03月19日

春、遠し

どんよりとした天気と、
まだまだ浮かれる気分にならない気温。
なかなかやってこない天候の春。
でも日付の春は確実に間違いなく、容赦なくやってくる。
展示会まで1ヶ月を大きくきった。
焦りを通り越し、絶望の初期段階。
死にものぐるいでやるしかない。

あれやこれやと仕事に打ち込んでいると、
いつの間にか秋冬のデザイン数は増えて、
laluは30型を超えた、
問題のformulaもなんとか恥ずかしくない型数になった。
やる事があまりにも多すぎて、
メールも電話もろくに返せていない。
悪いな。。。。

そんな中、本日は久しぶりにcassowaryにて仕事中。
売上も3時の時点で爆発中。
良い気分転換になっている。
お客さんにはほんとに感謝するばかりだ。

そんな余韻に浸る暇もなく、なり続ける電話。
朝、満タンだった充電が一目盛り減っている。
忙しさに限界はない。
きっとまだまだ僕は忙しくなるのだろう。

さて、
この怒濤の日々は4月いっぱい続く。
戦いの後、うまい寿司でも食いにいこうと思う。
それまでガシガシがんばりましょう。

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[ 01.diary ] 2010年03月18日

3月18日

忙しい!

以上。

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[ 01.diary ] 2010年03月15日

春の雨は好きじゃない

今日は意外と降らないのかな、などと油断して、
事務所で打合せをしている間に降り出した雨。
見事に客足は途絶え、静かな静かな一日になった。
そんな日はしっかり制作に精神を集中させる。
嫌いな雨は今も止まず、雑音を鳴らし続けている。

今日は新ブランドの打合せを事務所で行った。
アイデアはやはり意見をぶつけ合う事でからを破る。
僕の考えだけでは生まれなかった突破口が大きく口を開けた。

ずっと一人でやって来た制作を、
今複数の人間で創り上げようとしている。
やりづらい事もあるが、
一つの物を共に作り上げるのは、
僕にとって新しい快感になりつつある。
formula
術式という名のこの新しい物語を、
嫌いな雨なんかに邪魔されてたまるか。

明日もまた雨が降るらしい。
でも、負けない。

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ひと月たって。

京都の森は今日もにぎわった。
誕生して、一ヶ月が経った。
この週末は、気温も上がり、
非常に多くのご来場。
多くの人に春の自信作たちが嫁いでいった。

KAMMERからcassowaryに代わり、
店構えはさらに部屋のようになり、
ロンゲのおっさんがソファでギターを弾く、
異様な風景がそこにあるにも関わらず、
来客はどんどん増えている。
一見さんたちに尋ねてみる。
『入りにくいですか?』
迷わずみんな『ハイ』と答える。
しかし、こう続く。
『でも、どうしても入りたかった。』
狙い通りである。
そしてその後、あからさまな洋服の接客ではない、
人と人のコミュニケーションをとる。
するとこう言われる。
『もっとつんけんした店かと思っていた。』
そして彼らは顧客になってくれる。

入りやすい店は出て行くのも簡単である。
しかし、どうしても入りたかった店は、長くいたくなる。
だから、そう思ってくれた人にストレスなく長く居てもらえるよう、
空間を開放的にし、香ばしいコーヒーの香りを立ちこめさせて、
ソファやダイニングセットに腰掛けて、
ゆっくり時間の許す限り、
洋服と向き合ってもらえるようにしている。

洋服屋として、より良くなったと確信している。
売上もそれを証明している。
そしてなにより、去年の今頃よりも、
僕自身が店に居て楽しくてたまらない。

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[ 01.diary ] 2010年03月13日

プロダクトデザイン

自分の洋服のデザインは、それに近い。

洋服のデザイナーにほめられるより、
建築家にほめられるとゾクっとする。

ずっと創りたかった服。
最近少しでき始めている。
10912,11007。
構造が3次元。
立体裁断とか、袖振りなどではなく。
一つの構造の向こうに、もう一つの構造がある、といった立体構造。
着用してしまえば、その立体表現に与えられる空間は2〜3cm。
この実現に僕がクローズアップしたのがRとレイヤード。
Rは人体という有機物の上を走る上で、
直線よりもデザインをしやすいと感じている。
そこに違和感或る絶対的直線を見いだすのが好きだ。
レイヤードは限られた空間でより立体感を出すために、
必ずグラデーションをさせる。
上より下の構造物を形成する生地の色を少し濃い色にする。
これで実際よりも高低差を強調できる。

出来上がった服がばかばかしく構造がやかましくなってはならない。
どこか、見慣れた洋服の範囲に収まりつつも、決定的に違う服。
それがやりたいのだ。

まだまだたどり着けないその理想の構造学に、
ひたすら鉛筆を走らせる日々が続く。

午前4時10分
また眠れなくて、何気なく書き始めた文章。
明日もまた打ち合わせ。
日曜日は休めるだろうか。。。
無理だろうか。。。

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[ 01.diary ] 2010年03月09日

Skyper"時差と国境を越えて"

眠い。

昨夜はSkypeを使った国際会議。
ベルリン、京都、東京?、黄昏と深夜の文化都市を、
ハイパーネットワークでつなぎ、
それぞれの声とそれぞれの空間の音で少し先の企みを、
傍らにそれぞれの国のビールをおいて酌み交わした。

人の関わりを希薄にしがちなインターネット。
でも使う人間次第では、その逆の道具になる。
その素養を持っていた僕らは、
時差と圧倒的な距離を超えて、夢のようなコミュニケーションを楽しんだ。

何時間話したかな。
音楽の民と衣の民の悪巧み。
なかなかやってこない春の向こうの夏物語り。

あの人の音楽は、神楽だと思う。
その昔、商業や自己顕示欲のために或る音楽ではない。
人間が自然発生的に必要とする音楽だと思う。

しばらく聴いてない生の彼の音楽を、
誰よりも楽しみにしている自信がある。

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[ 01.diary ] 2010年03月05日

久しぶりの刺激的対話

年の頃、60歳前か。
経営学の先生。
我が母校でも教壇に立ったことがあるそうな。
京都市から依頼され、ある制度の認定を託された論客。

本日、20分の面談のはずが、なんと1時間半の大幅拡大。
提出した決算資料、事業計画表をさらりと見た後一言。
『こんなんはどうでもええは』
そこから始まった面談内容、実に刺激的。
恩師、吉田教授以来の心の通った経営学者。
『数字や結果は重要じゃない。そんなものは手段だ、どうにでもなる。』

今、cassowaryで僕が展開する哲学や環境整備に関しても話は及んだ。
そして、先生はその方法論を賞賛してくれた。
神髄に向かっていると。
ただ、まだ未熟だとも。
そんな僕に一つの質問を投げかけた。
僕はそれに答えられなかった。
久しぶりだ。
こんなに難しい質問をされたのは。
ここ数年、たいていの問いかけに対し、
相手が期待する以上の(いや、期待していない)答えを答えて来た自信がある。
だが、彼の質問はそんな僕を悩ませた。
言葉だけを聞けば簡単な質問だったが、
その質問をされるまでの1時間の対話が、
発しようとしたすべての言葉を安っぽく感じさせた。
『掴みかけているから、すぐ答えなくていい。また話そう』
そういって今日の面談は終わった。

今回、狙いは認定の判子だったが、思わぬ収穫。
会社経営をしていく上で、誰もしてくれなかったアドバイスを体験した。
思わず、また話したいから、
今度店に来てくれと頼んでしまった。

楽しかった。
ここ数年で話した誰よりも楽しかった。
失礼な言い方かもしれないが、
まさかまさか、京都市の建物の中で出会うとは思っていなかった。
今日の1時間半は確実に僕の財産になった。

これを確実に未来の糧にすべく、
少しひねくれた思考回路で、イカした答えを紡ぎだしてやる。

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