MR4150

MR4150 beige

この冬にリリースする予定だったロングローブ
サマーウールの平織り生地がまだ残っていたので
どうしても作りたくなって
各サイズ4着のみ製作しました

サイズ展開は1、3、5とワンスキップ
寸法はこちらをご覧ください
サイズ5で着丈は114cm

MR2095MR3078と同じ生地を使用しています
これをセットするのもなかなか良いのではないかと
ステージ衣装にすらなりえる迫力があると思います

これまで
セットアップはおろか
コーディネートを前提に製作をしてきませんでした
私の仕事は洋服を作ることで
コーディネートまでこちらから提案することは
洋服を買う人の楽しみを奪うことだと考えておりまして
なるべくしないようにしてきました
でも
こういうコーディネートを製作段階から設計するのも
楽しいので時々企画していきます

5月も半分終わりましたが
また今日も肌寒く
まだまだmerphの出番は続いています
ご購入いただいたmerphの上着達をお楽しみください

帰還

ただ琵琶湖を眺め
ホテルから移動することもなく
オールインクルーシブだったので
チェックインからロビーでビールにコーヒー
ブッフェでのディナーもビールは飲み放題
自動サーバーの近くの席を陣取り
どの宿泊客よりも多くサーバーのボタンを押したと思います
おかげさまで毒をごっそり抜いてまいりました

今日からまた次の休暇まで
店頭販売しながら冬のコートを仕込んでいきます

このコートから始まった2024年
その後も順調に生産が進み
今後も新作が届きます

ここから数ヶ月の頑張りが今年の冬の勝負の分かれ目
店番も手を抜かず
2024年を良い年にしたいと思っています

休暇とクーポン

5月は1年で一番merph旗艦店が静かな月です
さらにゴールデンウィークが明けた今が一番暇になります
休むチャンスです
5月12日〜13日
暇(いとま)を頂戴します
もう少し長く休みをとりたかったのですが
この静かな5月のうちに下半期の仕込みを完了しなくてはならいので
2日間でリフレッシュしてまいります

その間
ご来店を予定されていた方には申し訳ないですが
新作を作るためにお許しください

そんなわけで
5月はバタバタしております
わがままにてご迷惑をおかけすることも多いかと思います
それに加えて
現在新作が軒並み3万円を下回りますので
5月中限定でご利用いただける
送料無料クーポンを発動いたします
クーポンコードは
7Q8G5AWZD3WF
こちらを3万円以下のご注文の際
こちらのコードを決済時に入力してください
本日からご利用可能です

 

谷底に咲く

5月は一年の中で最もmerphの売り上げが落ち込みます
良い思い出がありません

これまで
秋口から4月まで続くコート類の生産が終わり
ちょっと気を抜いてしまって
オンタイムの作品の入荷が滞ることがありまして
そこをまず今年は解決したいと思い
苦手な夏へ向けた製作にも熱を入れました

継続的にリクエストのあったドルマンシャツと
フロントにメッシュのついたドルマンTシャツ
昨年から改良したレイヤードショーツと
しっかり仕込みました

早速レイヤードショーツ(MR3079black MR3079olive)
この苦手な谷底の5月に光を当てています
昨年
大きいサイズの在庫を積まなかった反省も活かし
在庫バランスも整えました

ドルマンシャツ(MR2099black MR2099white)
顧客様を中心にお買い上げいただいています
こちらもしっかり在庫を仕込んでおります

今年の2月の改装で拵えた白い箱部屋の中で
日々新作の絵を描きながら
ご来店をお待ちしてます

挑戦の痕跡

弊社は今年20年目になります
merphの製作も現時点でジャケットコート類が181品番
シャツ類が97品番
パンツ類が79品番
カットソー類が149品番になりました
lalu時代も含めるとリリースした品番は1000を超えています

時々お客さんが過去の品番を着てご来店されることがあります
通常過去のサンプルや在庫の一部を資料として保管したり
せめて画像で記録したりするものでしょうが
私は全くそこに無頓着なのに加え
サンプルさえもご購入希望をいただける恵まれた環境が続いたので
過去のものはほぼ残っていません
なので
そういったご着用いただいたお客さんのご来店時に
懐かしい記憶が蘇ります

どの作品も簡単に作ったものなどないので
着想や苦労したエピソードの全てが現在の糧となっています
それぞれの品番にはその後何かしらの要素となって
現在のmerphの面々に息づいています

それぞれの品番が挑戦の痕跡です
皆さんのお持ちのこれまでの作品に
現在のラインナップの痕跡を見つけてみてください

MR1181 RESTOCK

MR1181 black

MR1181 olive

RESTOCK

生産数が多かったため
2段階にて納品を計画しておりました
3月末から4月にかけての初回納品分の在庫が
サイズ欠けが生じ始めた良いタイミングでの登場です

こういうコートをこの時期にリリースすると
必ず『いつまで着れるか?』という質問をされますが
こう答えます
『お手入れにもよりますが、生地と縫製仕様から10年は大丈夫かと』

2024年春夏
2023年秋冬
作品に自ら賞味期限を書き込んで
価値を限定してしまうのをやめました
5年10年着てもらいたいので
そうやって付き合ってもらえる服を作ることが
merphのやり方です
付加価値をつけず必要以上の自己満足的仕様を避けています
上半期には日本の気候なら
一年で6ヶ月以上着用できるものを創ります
下半期には真冬を凌ぐコートを創ります
このやり方は実際新規が80%のmerphにとって
最適なやり方です
なので夏日もちらほらし始めたこの5月にも
コートの在庫が必要です
6月になっても7月になっても
8月の真夏日が続く中でも店の主力はコートなんです

merphはファッションという概念では服を創りません
ファッションというものは
洋服製作の2次的な環境を指すものだと思っています
かつては一元的だったのでしょう
しかし現在
洋服の世界は成熟して分業化され
色々な立場の服が存在します
その中で
merphとして造形物を洋服製作にて行います
それが日常に溶け込む範囲であるという拘束の中で表現します
全くの自由な表現は芸術(アート)と呼ぶのでしょう
制限がある中での表現はデザインと呼ぶのではないかと思います

今日も店を開けながら
新しいmerphの製作をしています
日常と現実と理想の混沌からいいものが出来上がると思っています

 

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